シマノ、ボッシュ、ヤマハユニットが勢ぞろい…eバイク試乗ができる伊豆E-BIKEフェスティバル

第1回伊豆E-BIKEフェスティバルが2018年5月26日(土)、静岡県田方郡函南町にある道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で開催される。電動ユニットサプライヤーの主要3社のユニット搭載eバイクがそろう国内初めてのイベント。主催は道の駅を運営する加和太建設。開催時間は10時から18時まで。

伊豆ゲートウェイ函南にある日本最大級のレンタサイクル施設「MERIDAエクスペリエンスセンター」

出展ブランドはミヤタ、メリダ(以上シマノユニット)、トレック、コラテック、ターン(以上ボッシュユニット)、ヤマハ(ヤマハユニット)、ベスビー(オリジナル&シマノユニット)。試乗も体験できるので、各社どんな性能なのかは把握できるはず。

ミヤタサイクルのクルーズ

伊⾖ゲートウェイ函南は、2017年5⽉1⽇にオープンした道の駅。同施設は3つの飲⾷施設に物産販売所、伊⾖半島の観光情報をリアルタイムに伝えるコンシェルジュが常駐する観光案内所や専⽤オープンスタジオを⽤意し、伊⾖地⽅の「⽞関⼝(ゲートウェイ)」をテーマに多種多様な展開を⾏っている。開駅から1年間の来場者数は約131万⼈(当初想定の1.87倍)。今回はこの伊⾖ゲートウェイ函南を舞台に、新しいサイクルツーリズムの可能性と、来るeバイクブームに先駆け、eバイクの魅⼒をどこよりも早く、⽐べて楽しめるイベントを企画した。

●第1回伊豆E-BIKEフェスティバルの公式サイト

伊豆ゲートウェイ函南は一般道からアクセスできる道の駅だ

●関連ニュース

道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」にレンタサイクル「MERIDAエクスペリエンスセンター」

●最新ニュースへ

マビック限定モデル第2弾、コスミックプロSLリミテッド(アリュール)発売

マビック限定モデル第2弾としてコスミックプロSLリミテッド(アリュール)が限定ソックス付きでアメアスポーツジャパンから発売される。マビックアパレル誕生から10年の節目である2018年の限定モデルで、フランスのサイクリング文化の精神性についてフォーカスしたスペシャルモデル。その第2弾だ。

コスミックプロSLリミテッド(アリュール)は限定ソックス付きで4万円(税別)

フランスのサイクリング文化に敬意を表したフレンチトリコロールの第1弾「フランス」に続き、今回発売する第2弾はアリュール。フランス語で「アリュール」とは「パワフルでミステリアスに魅力的、魅惑的であること」を意味するが、フランスでサイクリングの際に「アリュール」という言葉が使われるときはレーシングスピリットを表すものとなる。

コスミックプロSLリミテッド(アリュール)

つまり「アリュール」という言葉が意味するのは、レースのメイン集団「プロトン」のテンポやアタックのタイミングことで、レースが形になってきたときの「引き」や「流れ」なのだという。このアリュール本来の意味と「プロトン」内での走りのスタイルを重ね合わせることで、マビックの最新の限定モデルの背後にある精神を感じ取ってもらいたいという。

限定ソックスがパッケージとして付属

パフォーマンスにおいてもこだわりぬいたシューズ。マビックフットウェアの高いフィッティングや、ソールフレックスを100としてライダーのパフォーマンスを最大限発揮させるべくアッパーとソールのバランスを最大限活かしたスペシャルモデルになる。フランスのアルプスで製造されたアリュールがもたらすスピード、スタイル、仕立てのエレガンスの融合は目の肥えたサイクリストもうならせるはずだ。

ローディキャップ(アリュール)は別売

同時発売となるローディキャップ(アリュール)はフリーサイズ。3800円(税別)。

●関連ニュース

コスミックプロSLリミテッド2018年モデルに限定カラーが登場

●最新ニュースへ

雨中戦となったJBCF宇都宮は山本元と新城がトップ10入りも国内タイトル獲得ならず

Jプロツアー宇都宮シリーズの2日目、JBCF宇都宮ロードレースが5月13日に行われ、キナンサイクリングは山本元喜と新城雄大が最終周回まで優勝争いに加わるも、勝負どころでライバルのアタックを許して9位と10位でフィニッシュ。トップ10入りこそ果たしたものの、2018シーズン最初の国内タイトル獲得には至らなかった。

JBCF宇都宮ロードレース ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

前日のJBCF宇都宮クリテリウムでキナン勢は中島康晴が4位に入ったほか、Jプロツアーデビュー戦だった山本大喜が序盤から約50km逃げ続けて周回賞を獲得。収穫が多いレースとなった一方で、優勝をねらいながらも最終周回にスプリントトレインが崩壊し、勝利を逃す悔しい結果でもあった。

その雪辱を誓って臨んだ今回。クリテリウムを走った5人に椿大志、塚本一樹、中西健児を加え、Jプロツアー出走上限の8選手で臨む。舞台は、鶴カントリー倶楽部周辺に設けられる6.7kmのサーキット。これを14周回する93.8kmで争われる。毎年10月のジャパンカップサイクルロードレースでも使用されるコースと一部同じ区間を走る、終始アップダウンが連続する難コース。周回終盤には長い急坂も登場し、勝負を左右するポイントとなる可能性が高いとみられた。

レースはスタート直後から出入りの激しいものに。逃げがなかなか決まらない中、3周回目に山本大がアタック。一時は数秒のリードを奪うが、逃げの態勢に持ち込むことはできず、集団へと戻っている。かたや、プロトン(メイン集団)の活性化に椿と塚本が対応できず、序盤から後方グループでレースを進める状況となる。

キナン勢にさらなるトラブルが続く。山本大は集団内での落車の影響で足止めを余儀なくされたほか、中西が落車。中島は後方の選手の接触が影響し、ホイールがずれるアクシデント。ギヤがアウタートップに入っていたこともあり、ホイールを戻すのに時間を要し、集団との差が広がった状態でレースに復帰。早々に人数が絞り込まれるなかから雨乞が遅れるなど、中盤でメイン集団に残ったのは山本元と新城の2人だけとなる。その間にレースは2選手が逃げを開始。メイン集団は追いかけるタイミングを計る。

後半に入り、集団は他チームが積極的にコントロールを行ったこともあり、逃げる2人とのタイム差を着々と縮めていく。11周目にレースがふりだしに戻ったのを機に、有力選手が次々とアタックを試みる。そして12周目に大きな局面を迎える。5人が集団から抜け出したのをきっかけに、さらに6人が合流。この中に山本元と新城も入り、これがそのまま優勝争いへと転じる。後方では追走の動きが見られるものの、先頭をいく選手たちの勢いが勝る。周回を追うごとに雨脚が強まりサバイバル化する中、勝負は最終周回へとゆだねられた。

激しいアタックの応酬の中から、残り4kmを切ったタイミングで増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が単独で飛び出す。山本元と新城も追う姿勢を見せるが、圧倒的なスピードの増田には届かず。2位以下の争いからも後退し、最終的に山本元が9位、新城が10位でフィニッシュ。

早々に人数を減らしながらも、最終周回まで前方に残った2選手がトップ10入りを果たしたキナン。しかし優勝が見える位置を走りながら、あと一歩及ばなかった。一方で、数的不利な状況でも有力な他チームの動きを見ながら、優勝争いにつながる動きを見逃さずに対応できたことは収穫として挙げられる。あらゆるレースの流れに対応できる態勢が構築できている点は今後の重要な戦いに必ずつながることだろう。

これで宇都宮での2戦が終了。キナンは両日とも悔しい結果に終わったが、この先のビッグレースでのアピールを誓う。次戦はいよいよ国内最大級のステージレースであるツアー・オブ・ジャパン(5月20~27日、UCIアジアツアー2.1)。チーム最大目標のレースでもあり、国内外の有力チーム・選手を相手に持っている力を示すことになる。同大会の出場選手は近日中に発表する予定。

JBCF 宇都宮ロードレース結果(93.8km)
1 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 2時間19分54秒
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) +15秒
3 入部正太朗(シマノレーシング) +17秒
4 アイラン・フェルナンデス(スペイン、マトリックスパワータグ)
5 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +19秒
6 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +21秒
9 山本元喜(KINAN Cycling Team) +54秒
10 新城雄大(KINAN Cycling Team) +1分2秒
DNF 中島康晴(KINAN Cycling Team)
DNF 山本大喜(KINAN Cycling Team)
DNF 中西健児(KINAN Cycling Team)
DNF 椿大志(KINAN Cycling Team)
DNF 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
DNF 塚本一樹(KINAN Cycling Team)

山本元喜

山本元喜のコメント
コースの特性も含めて、6月の全日本選手権ロードレースをイメージしながらレースを進めた。結果として最終周回で遅れてしまったが、人数が少ないなかで自分と(新城)雄大とが優勝争いに残ることができた点は評価できると思う。レース中のトラブルでチームの人数が減ってしまうことは今後のレースでもあり得ることなので、人数がそろうに越したことはないが、集団に残った2人がそのまま最終周回まで勝負に絡むことができた点では今後につながると思う。
レース展開を考えると、残った2人ででき得る限りの走りをしていたと思うので、あとは個々のレベルアップだったり、他選手の動きをもっと見定めることが必要になったりしてくる。距離の長いレースになった時にどんなレースになるのかのイメージもしないといけない。局面に応じて自分からアタックするなど動くこともできたので、調子は上がってきている感覚がある。

新城雄大

新城雄大のコメント
中盤以降の逃げの動きに対応できるよう意識していたが、チームとして序盤のアタック合戦で乗り遅れ気味になることがあったので、早い段階から脚を使うような形になった。(山本)元喜さんと2人になってからは、前に残ることだけを考えて勝負どころに備えた。優勝争いに残ることができた点はよかったが、他選手のアタックに反応しすぎて消耗してしまった部分もあって、増田選手のアタックが見える位置にいながら、その動きに乗ることができなかったところで詰めの甘さが出た。そこまでの組み立てであったり、根本的な走力といったところでさらに高めていかないといけないと感じている。
2人しか残っていない状況でも連携して走ることができたのは収穫。あとはどう理想の形にもっていけるか、そこはより精度を上げていきたいと思う。

●関連ニュース

山本大喜が50km逃げ続けて周回賞を獲得…JBCF宇都宮クリテリウム

●最新ニュースへ

マリアローザのサイモン・イェーツがジロ・デ・イタリア第9ステージで優勝

第101回ジロ・デ・イタリアは5月13日、ペスコサンニタ〜グランサッソディタリア間の225kmで第9ステージが行われ、総合1位のマリアローザを着用するサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)がグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)ら総合成績の有力選手を抑えて区間勝利した。スカイのクリストファー・フルーム(英国)は1分07秒遅れ、UAEエミレーツのファビオ・アルー(イタリア)は1分14秒遅れで、総合優勝争いから後退した。

イェーツがピノを制してゴールへ。ジロ・デ・イタリア第9ステージ © Marco Alpozzi – LaPresse

イェーツはジロ・デ・イタリア初優勝。英国勢としては24勝目。イェーツはこれでマリアローザを4日間着用することになり、英国勢としてはマーク・カベンディッシュの記録に並んだ。

ジロ・デ・イタリア第9ステージ © Massimo Paolone – LaPresse

「自分自身の今日のパフォーマンスに驚きはない。すでにエトナ山で好調なことを感じていたから。出も今日のステージはとても長くてハードだった」とイェーツ。
「ドメニコ・ポッツォビーボがとても強かったし、ティボー・ピノもそうだ。トム・デュムランも依然食らいついているけど、彼に38秒差というのはこのあとのタイムトライアルを考えると十分ではない。その一方で有力選手に対してタイムを稼ぐこともできた。クリストファー・フルームは落車の影響でいい感じではないように思うが、ボクにはよく分からない。ファビオ・アルーが遅れたのも驚きだった。でもこの先は長いので、彼らは必ず復調してくると思う」

ジロ・デ・イタリア第9ステージでイェーツがステージ優勝 © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
区間優勝でマリアローザを守ったイェーツ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
記者会見後にゴールのスキーリゾートからテレキャビンで下山するイェーツ © Massimo Paolone – LaPresse

●ダイジェスト動画

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)

●ジロ・デ・イタリア特集ページへ
●第101回ジロ・デ・イタリアの関連ニュース
●第101回ジロ・デ・イタリア出場176選手リスト

山本大喜が50km逃げ続けて周回賞を獲得…JBCF宇都宮クリテリウム

Jプロツアーの2018年シーズン第7戦となるJBCF宇都宮クリテリウムが5月12日に行われた。キナンサイクリングは、スタート直後から果敢に攻めた山本大喜が約50km逃げ続け、レース途中に設けられる周回賞を獲得。得意のアタックと逃げで見せ場を作った。チーム最上位はスプリントに挑んだ中島康晴が4位。次戦に国内戦勝利をかけることとなった。

©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

2017年からクリテリウムとロードレースの連戦となっている宇都宮シリーズ。2018年は開催時期が5月へと2カ月後ろへと下がり、シーズンが盛り上がる最中でのレースとして行われる。クリテリウムは例年同様に同市・清原工業団地内に設けられる3kmのサーキットコースが舞台。20周回・60km、オールフラットなレイアウトのもと争われる。ポイントは、1周回あたり7カ所のコーナー。特に周回中盤にはヘアピンカーブも待ち受け、勝負がかかる終盤の駆け引きではポジショニングの巧みさがものをいうコースだ。

2018年から予選が廃止され、一発決勝となったことにともない、チームごとに出場枠が変動。3月18日に開催されたJBCF修善寺ロードレース終了時、ランキングでトップ10に入ったチームには最大6人の出場枠が与えられる。一方、11位以下のチームは最大5人。キナンは対象レース時にJプロツアーに出場していなかったこともあって下位扱いに。今回は5人で臨むことになった。

メンバーは山本大と中島のほか、山本元喜、雨乞竜己、新城雄大。数的に見ればランキング上位チームに対し不利ではあるものの、2017年のこのレースで雨乞が2位に入り、トップシーンに躍り出るなど相性はよい。今回も抜群のスプリントを持つ雨乞を軸に戦術を組み立てることとなった。また、ネオプロの山本大はJプロツアー初参戦。2月にはロードアジア選手権でチームタイムトライアル、アンダー23(23歳未満)ロードレースの2冠を達成。春はフランスやベルギーを拠点に走り、調子を上げてチームへと合流している。

午後0時50分に号砲が鳴ったレースは、その山本大がスタート直後から逃げ狙いのアタックに反応。逃げメンバーの入れ替わりがありながらも、山本大は先行を続け、やがて3人の逃げグループに落ち着く。その間、5周回ごとに設けられる周回賞の1回目を迎え、トップ通過をねらった山本大は惜しくも2位。それでも勢いはそのままに、メイン集団とのタイム差を広げていった。

山本大を逃げに送り込んだキナン勢は、残る4人が集団の前方をキープ。この先の展開に備える。また、集団全体のペースを抑え、逃げグループとのタイム差拡大もねらう。ライバルチームの負担を大きくするための戦術的な動きを繰り返した。

逃げる3人が完全に協調態勢に入ったこともあり、周回賞も3選手が均等に分け合う形となる。山本大は10周目をトップ通過し、周回賞を確定させる。メイン集団とのタイム差は12周目でこの日最大となる52秒差。ただ、これを機にメイン集団も有力選手を抱えるチームを中心にペースアップ。周回を追うごとに5秒から10秒ずつその差が縮まっていった。

15周目に設けられた周回賞を終えると、逃げグループでは山本大がアタック。一緒に逃げてきた2人をあっという間に引き離し、独走態勢に持ち込む。一方のメイン集団ではスプリントに備えて残る4人が集団内でのポジションアップを図る。やがてスプリントトレインを形成。山本、新城、中島、雨乞の並びで集団前方を確保した。

先を急ぐ山本大は、独走になってからさらにラップタイムをアップさせる粘りの走り。大歓声の中、最終周回に入るまでトップを快走し続けた。それでも、終盤の勢いは集団が上回った。最後の1周回に入ってすぐに山本大は吸収され、勝負はスプリントにゆだねられた。キナンは雨乞のスピードに懸け、集団最前列からの発射をねらう。しかし、どのチームも思惑が同じこともあり、主導権争いは混沌。スピードが上がる中でキナン勢は中島が雨乞の引き上げを試みるも、隊列が崩れたまま最終コーナーへと入っていく。残るは約150m。

集団のいたるところで中切れが発生したこともあり、最後の直線にトップでやってきたのは中島を含む4人。中島がそのまま勝負に出ることとなったが、最終コーナーを抜けた順番に大きな変化は生まれず、4番手のままフィニッシュラインを通過。後方からの加速を余儀なくされた雨乞が7位で続いた。

チームとしては山本大を逃げに送り込み、他チームに集団コントロールを任せながら、スプリントに備える理想的な形でレースが進んだが、あと一歩のところで表彰台、そして優勝を逃すこととなった。トップ10に2選手が入ったとはいえ、勝利をターゲットに臨んだだけに、悔しい結果に終わった。

一方で、最終局面までのレース運びが順調であったことや、各選手の調子のよさは、それぞれに与えられた役割が果たされた点からも明確となり、収穫も多い一戦だったといえる。なによりキナンのジャージでは公式戦デビューだった山本大がセンセーショナルな走りでレースを沸かせたあたりも、今後の戦いにおけるチーム力の上積みを計算できる材料となるだろう。

今回の悔しさを糧に、チームは13日のJBCF宇都宮ロードレースに照準を定める。このレースにはクリテリウムに臨んだ5人に加え、椿大志、塚本一樹、中西健児が出場。チーム出走人数の上限である8人で出走する。レースは鶴カントリー倶楽部周辺に設けられる6.7kmのサーキットを14周回する93.8kmで争われる。毎年10月のジャパンカップサイクルロードレースでも使用されるコースと一部同じ区間を走る、終始アップダウンが連続する難コース。周回終盤には長い急坂も登場し、勝負を左右するポイントとなる可能性が高い。

キナンはクリテリウムの雪辱戦とすべく、得意のサバイバルな展開から勝機を見出していくこととなる。

JBCF宇都宮クリテリウム結果(60km)
1 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間21分50秒
2 アイラン・フェルナンデス(スペイン、マトリックスパワータグ) +0秒
3 鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
4 中島康晴(KINAN Cycling Team)
5 黒枝咲哉(シマノレーシング) +1秒
6 横山航太(シマノレーシング)
7 雨乞竜己(KINAN Cycling Team) +2秒
40 新城雄大(KINAN Cycling Team) +34秒
63 山本元喜(KINAN Cycling Team) +58秒
79 山本大喜(KINAN Cycling Team) +1分51秒

周回賞
2回目(第10周回) 山本大喜(KINAN Cycling Team)


山本大喜のコメント
一度決まりかかった逃げで捕まってしまったので、もう1回決まりそうな逃げを待って、2人が先行したところに自分も加わった。1回目の周回賞は獲れなかったが、自分たちの逃げが完全に決まったこともあって、きれいにローテーションするために2回目以降の賞は分け合うことで(逃げメンバー間で)話し合った。後半に入って集団とのタイム差が縮まっていたので、3回目の周回賞通過を待って独走することにした。
翌日の宇都宮ロードレースも含め、今後のレースを視野に入れて上りを重視したトレーニングを続けてきた。平坦のクリテリウムでも走りの感覚はとてもよかったので、ここまで順調にきていると思う。今年はまだチームとして国内レースでのタイトルが獲れていないので、宇都宮ロードレースは勝つことにこだわって走りたい。

中島康晴

中島康晴のコメント
スタートから(山本)元喜、大喜、(新城)雄大と、3人がうまく動いてくれて、その流れから大喜が逃げに入ることができた。大喜が長い時間逃げてくれたおかげで自分たちは集団内でもよい位置取りができたし、脚を貯めながら重要な局面への準備をすることができた。展開としては完ぺきだった。最終局面に向けて、他チームがペースを上げたときもしっかり対応できていた。
スプリントに向けた動きの中で隊列が乱れてしまい、自分と雨乞も離れてしまった。なんとか他チームの動きに合わせながら立て直しを図ったが、最終コーナーを抜けた時点で雨乞との差が開いてしまっていたので、自分がスプリントする形に切り替えた。正直、自分がなだれ込んだだけで、優勝はおろか、表彰台にも上がれずとても悔しい。
翌日のロードレースは8人で出走するが、中にはジャパンカップなどで走り慣れている選手もいるので、上りに強いメンバーを中心にレースを組み立てたい。クリテリウムを走った選手はみな調子がよいので、ロードレース一本に備える選手たちと融合して勝ちにいこうと思う」

●関連ニュース

キナンがクリテリウムとロードレースの2連戦で今季国内初勝利をねらう

●最新ニュースへ

ブリヂストンが日本トライアスロン連合とオフィシャルスポンサー契約

ブリヂストンは日本トライアスロン連合(JTU)と2018年度JTUオフィシャルスポンサー契約を締結した。同社は今後、JTUのオフィシャルスポンサーとして、日本国内でのトライアスロン競技、パラトライアスロン競技の普及・発展を支援していくという。

パラトライアスリートの谷真海もブリヂストンに乗る

契約したのは「タイヤ・自転車」。JTUが主催する公式大会や公式行事で、JTUに対して同社のタイヤ製品とブリヂストンサイクルの自転車製品を独占的に提供することができる。

同社は、グローバルメッセージ「CHASE YOUR DREAM」を掲げ、夢に向かって挑戦するアスリートを応援している。2017年からタイヤ開発などで培った技術を活用し、パラトライアスリートがランパートで使用する義足用ゴムソールなど、パラアスリートの挑戦を応援する機材を開発。また、グループ会社であるブリヂストンサイクルは、長年にわたりトライアスリートやパラトライアスリートに自転車機材の供給と関連する技術支援を行っている。

今後、同社はJTUのオフィシャルスポンサーとしてトライアスロン競技・パラトライアスロン競技への支援をより一層強化していくという。

●関連ニュース
http://pressports.com/2018/02/09/ヴェリィコラボ-「hydee-Ⅱハイディツー-2018年限定モデ/

●最新ニュースへ