2年間で15億7200万円の寄付を集めたユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」が2024年も展開される。国際的写真家集団マグナム・フォトとコラボレーションした新コレクションが9月20日からスタートする。全国のユニクロ店舗とオンラインストアで1500円で発売され、利益の全額となる1枚あたり販売金額の20%相当が貧困・差別・暴力・紛争などによって影響を受けている人たちの支援を行う団体の活動費に充てられる。
世界最高峰の写真家集団の現場画像をTシャツにプリント
すべての人が安全に暮らせる未来と世界の平和を願って、ユニクロの「服のチカラ」とマグナム・フォトの「写真のチカラ」の融合により生まれた新プロジェクトが始動する。今回のプロジェクトの一環として「GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALL 」が英国ロンドンを皮切りに、東京、米国ニューヨーク、ベトナムのハノイなど世界10都市で写真展を順次開催。
マグナム・フォトは世界最高峰の写真家集団だ。今回はクリスティーナ・デ・ミデル会長、アーサーさん、リンドグシェ・ソベクワさんの会員写真家3人が「PEACE FOR ALL」の寄付金により支援活動をしている拠点ベトナムとルーマニア、エチオピアに赴き、現地での支援活動やそこで暮らす人々の生活を独自の視点で撮影した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の伊藤礼樹駐日代表は、「紛争などで1億2000万人の人が家を追われている。この企画が始まったときからその数は3倍増になっている。PEACE FOR ALLというメッセージは今こそが大事。全国のユニクロ店舗を通じてこの難題を認識することは非常に有意義」とコメントした。
また、写真・映像を専門とする世界的にも数少ない美術館である東京都写真美術館の学芸員をゲストキュレーターとして迎えたユニクロ初の本格的な写真展となる。さらに、音声ガイドのナレーターを「PEACE FOR ALL」コラボレーターの綾瀬はるか、佐藤可士和さん、国枝慎吾さんが担当し、一部の写真については支援現場の現状や写真が撮られた背景、写真家の思いを音声で解説する。
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