日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルが9月22日開催

1年に1度だけ日産スタジアムを走れる自転車のお祭り、「日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル」が9月22日(土)に開催される。14回目の開催を迎える同大会はビギナー・ファミリー・キッズ・仮装・エンジョイライダーからレース経験豊富な人まで、だれもが楽しめる自転車イベント。6月11日にエントリー開始。

コースは2002FIFAワールドカップの決勝戦会場となった神奈川県横浜市の日産スタジアムのトラックと新横浜公園をつないだ約3.2kmの特設コース。キッズレースの開催など、さまざまなコンテンツも実施予定。エントリーはは8月27日(月)まで。2018年から「ツール・ド・ニッポン」のひとつとして開催され、同大会はシリーズ第10戦。すでに一部カテゴリーがキャンセル待ちとなっている。

日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル
■開催日:2018年9月22日(土)
■会場:日産スタジアム(陸上競技トラック)と新横浜公園園路
■種目:サイクルエンデューロ
■主催:日産スタジアム(新横浜公園指定管理者代表団体・横浜市体育協会)、ルーツ・スポーツ・ジャパン 
■事務局:ツール・ド・ニッポン事務局(ルーツ・スポーツ・ジャパン内)
日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルのホームページ

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ツール・ド・スイス第2ステージでNIPPOのザッカンティが山岳賞トップに

ツール・ド・スイス第2ステージがスイス北部のフラウエンフェルトを拠点にして6月10日(日)に行われ、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのフィリッポ・ザッカンティが山岳賞のトップに立った。世界最高峰UCIワールドツアーに区分される大会は、9日(土)に開幕。初日はチームタイムトライアルで、第2ステージはロードレース初日だった。

ツール・ド・スイス第2ステージで山岳賞を獲得した新人のザッカンティ © Luis Angel Gomez/BettiniPhoto

第2ステージは39km。途中に3級山岳を含む周回コースを4周回する155kmステージで、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの目標は、最初の逃げに必ず選手を送り込み山岳賞ジャージを獲得すること。また今後の山岳ステージで総合成績をねらうイバン・サンタロミータと、スプリントでの区間成績をねらうエドゥアルド・グロスを先頭集団に送り込むこと。

スタート直後に作戦どおりにザッカンティが、カルビン・ワトソン(アクアブルースポート)、ペリグ・ケムヌール(ディレクトエネルジー)とともに抜け出しに成功。その後、ザッカンティは山岳賞獲得にねらいを定め、4回あるうちの1回目から3回目まで、3つの山岳ポイントを首位通過することに成功。そして3回目の山岳を通過した時点でザッカンティの山岳賞ジャージ獲得が確実なものとなった。

3回目の山岳では、メイン集団から地元選手であるミヒャエル・アルバジーニ(ミッチェルトン・スコット)が単独でブリッジを仕掛け、ザッカンティの先頭集団に合流。しかし、最終周回に入って逃げていた4選手はみなメイン集団に吸収された。

最終周回は非常にハイペースで進み、山岳では多くの選手が集団から脱落。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニもサンタロミータと伊藤雅和のみが先頭集団に残ったが、その後の度重なるアタックの攻防により集団はさらに人数を減らし、最後は伊藤もドロップ。サンタロミータは最後までメイン集団に食らいつき、タイム差なしの57位でのフィニッシュした。

フィリッポ・ザッカンティら3選手が抜け出す © Luis Angel Gomez/BettiniPhoto

また最終周回、残り約35km付近では、アラン・マランゴーニがクラッシュするアクシデントもあったが、幸い大事には至らず、集団復帰を果たし、第2ステージを完走している。

レースを終えて、水色の山岳賞ジャージに笑顔で袖を通したザッカンティは、今季プロデビューを果たした22歳の新人で、今回のツール・ド・スイスが初めて走るUCIワールドツアーのレース。今後、厳しい山岳ステージが続くことから、ジャージを守り抜くことは難しいと考えられるが、1日でも長く着用するべくチームで力を合わせていく。

フィリッポ・ザッカンティ

フィリッポ・ザッカンティのコメント
逃げに乗り、その結果、山岳賞ジャージを獲得できたことをとてもうれしく思う。特に最初の山岳ポイントは全員がほしいと思っていたので、一番厳しかった。しかし、最初のポイントを獲得できたことで、2回目は落ち着いて、自信をもって取りにいけた。昨日のチームタイムトライアルを終えて、今日が自分にとって初めてのワールドツアーのロードレースだったが、このような結果を出せて本当にうれしい。

伊藤雅和

伊藤雅和のコメント
今日のコースは同じ周回を4周する。自分の仕事は逃げではなく集団待機でサンタロミータを助けたり、なにかトラブルがあったときに対処できるようにということ。スタートしてすぐにザッカンティが逃げて集団は落ち着く。残り2周から徐々にペースが速くなり、残り1周の上りはとてつもなく速かった。位置取りに手間取り、後ろから上り始めたので余計にキツかった。前の集団に残れなかったことが悔やまれる。 明日も集中して乗り切りたい。

初山翔

初山翔のコメント
自分かザッカンティが逃げに乗ることがオーダー。自分は集団に残り、距離を消化したが、依然として厳しい状態と言わざるをえない。メリハリをつけて、どこかでなにかしたいと思っている。

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ESSクロスブレイドに世界トップレベルのトレイルランナー上田瑠偉モデル

マラソンや登山を楽しんでいる人たちがその延長として両方の長所を楽しめると近年ブームになりつつあるトレイルランニング。国内で数々の優勝に輝き、海外でもトップクラスのランナーとして活躍する上田瑠偉(うえだるい)が、究極性能のサングラスESS「CROSSBLADE(クロスブレイド)」とタッグを組んだ。

クロスブレイドを愛想するトレイルランナーの上田瑠偉

究極性能のサングラスを開発するアイウエアブランドとして世界的に知られるESSの日本総代理店、ノーベルアームズが、「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」(税込み2万2680円)を6月28日(木)より全国発売する。ESSブランドでアスリートモデルを一般販売するのは初めてとなる。

クロスブレイド上田瑠偉モデル

「CROSSBLADE 上田瑠偉モデル」はスカイブルーのフレームカラーにイエロー色のESSのロゴが刻印される。セット内容はフレーム(スカイブルー)、レンズ(スモークグレー)、マイクロファイバーケース。販売は全国の眼鏡専門店、スポーツ眼鏡店、アウトドアショップ、バイク・カーショップ、サイクルショップ、セレクトショップなど全国180店舗。

上田が主戦場とするのは標高2000m以上の高所山岳などを走る通称「スカイランニング」と呼ばれる競技。2020年に行われるスカイランニングの世界選手権での優勝を目標に掲げていることから、フレームカラーを空のイメージ=スカイブルーとした。

ESSは米国をはじめ全世界の軍隊、警察、消防、レスキューなど過酷な現場で活躍する人の装備品として知られるアイウエアブランド。紫外線をカットする、まぶしくないなどの基本的なサングラスの機能だけではなく、ショットガンなどから目を保護する耐衝撃性、裸眼よりも解像度が鮮明な視認性、息を吹きかけても曇らない防曇性などに優れている究極性能のサングラスをラインナップする。

レンズはポリカーボネートを強化したミリタリーグレードのバリスティックレンズ

中でも「CROSSBOW(クロスボウ)」とその後継モデル「CROSSBLADE」は、ビーチバレーの坂口佳穗(マイナビ/KBSC所属)や、オフロードレーシングドライバー塙郁夫、トライアスリート一本松静香など数多くのアスリートに商品提供され、愛用者が多い。

上田は2017年から「CROSSBOW」と「CROSSBLADE」の提供を受け、レースに参加してきた。「顔にぴったりフィットし、曇らない。長時間かけていても痛くならない」などのメリットを感じ、2018年3月に正式に同社とスポンサー契約を結んだ。

レンズ内側はESSが開発した最上級の防曇レンズコーティングが施される

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ゲラント・トーマスがイェーツとバルデを制してクリテリウム・デュ・ドーフィネ初優勝

スカイのゲラント・トーマス(英国)が6月10日に終幕した8日間のステージレース、クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝した。2位はアダム・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)。3位はAG2Rラモンディアルのロマン・バルデ(フランス)。英国勢の優勝はブライアン・ロビンソン(1961)、ロバート・ミラー(1990)、ブラッドリー・ウィギンス(2011、2012)、クリストファー・フルーム(2013、2015、2016)に続く5人目。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージ © ASO/Alex BROADWAY

英国のスカイチームは、初日のプロローグで元世界チャンピオンのミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)が優勝。一度は首位を明け渡したが、第3ステージのチームタイムトライアルをスカイが制してクビアトコウスキーが首位に返り咲いた。第4ステージでリーダージャージはチームメートの若いジャンニ・モスコン(イタリア)へ。さらに第5ステージでトーマスにリーダージャージが譲り渡された。

最終日の第7ステージでは逆転をねらってバルデがアタックしたが、トーマスとイェーツが追従。最後はトーマスが独走して優勝したが、総合成績でトーマスには届かなかった。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージ。左からバルデ、イェーツ、トーマス © ASO/Alex BROADWAY

「こんな大きな大会で総合優勝できたことに幸せを感じている。今日はパンクをしてしまい、自分自身で追わなければならなかった。チームメートはうまくコントロールしてくれた」とトーマス。
「前日までのタイム差でイェーツとは1分20秒差あったので、1kmごとに総合優勝を確実にしていった。最後に彼らがステージ優勝のためにスプリントを演じてくれたときは、ボクは幸せを感じることができた。すこしの休みを取ってツール・ド・フランスに乗り込むための準備をしていきたい」

クリテリウム・デュ・ドーフィネで組織力を見せつけたスカイチーム © ASO/Alex BROADWAY

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フルサングがツール・ド・フランスで使用するトリコロールバイクを公開

アスタナのエース、ヤコブ・フルサングが第82回ツール・ド・スイスにトリコロール(3色)のカスタムペイントを施したアルゴン18・ガリウムプロを投入した。このツール・ド・スイスは7月のツール・ド・フランスの調整レースとして利用されるが、新しい自転車はメインターゲットとする大会の最新兵器だと絶賛する。

ヤコブ・フルサングがツール・ド・フランスで使用するトリコロールカラー

「新しいバイクに満足している。自分のために作られたマシンはとてもクールだ。感触もいい」とフルサング。
「ツール・ド・フランスはいつもとても意欲に燃えて出場を迎えるけど、このトリコロールバイクを手に入れてさらにやる気が増してきた。ツール・ド・スイスは次のツール・ド・フランスのための重要なステップだけど、ここで好成績を修めたい」

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クリテリウム・デュ・ドーフィネは最終決戦のモンブランへ【動画も】

フランスで開催されている8日間のステージレース、クリテリウム・デュ・ドーフィネは6月10日が最終日となり、ムーティエからサンジェルベモンブランまでの距離136kmで第7ステージが行われる。獲得標高は4170mという過酷な山岳ステージで、総合1位のゲラント・トーマス(英国、スカイ)がその座を守れるかが見どころ。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージの攻防 © ASO/Alex BROADWAY

●第6ステージのダイジェスト動画

この大会はツール・ド・フランスの前哨戦であり、同じ主催社ASOが運営する大会。ただし2018年はツール・ド・フランスで史上最多タイの5勝目をねらうスカイのクリストファー・フルーム(英国)は欠場した。5月のジロ・デ・イタリアに出場して総合優勝を果たし、休養のために同大会をパスしたためだ。

しかしツール・ド・フランスでフルームをアシストするチームメートは全開で臨んでいる。初日のプロローグでミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)が優勝。一度は首位を明け渡したが、第3ステージのチームタイムトライアルでスカイがトップタイムをたたき出して、クビアトコウスキーが首位に返り咲いた。

第4ステージでリーダージャージはチームメートの若いジャンニ・モスコン(イタリア)へ。さらに第5ステージでチームメートのトーマスにリーダージャージが譲り渡された。

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージ © ASO/Alex BROADWAY
クリテリウム・デュ・ドーフィネでリーダージャージを着るゲラント・トーマス © ASO/Alex BROADWAY© ASO/Alex BROADWAY
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージのプロフィールマップ

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