太⽥海也、佐藤⽔菜、太⽥りゆ準々決勝へ【スーパー世界選手権】

英国のグラスゴーで開催されている世界選手権は、大会3日目の8月5日にトラック各種目が行われ、男子スプリントの太⽥海也、女子ケイリンの佐藤⽔菜と太⽥りゆがそれぞれ6日の準々決勝に進んだ。

太⽥海也(左)が男子スプリント2回戦を勝ち上がった ©日本自転車競技連盟

男子スプリントでは予選10位の太⽥海也が1回戦、2回戦に勝ち、準々決勝へ。予選15位の寺崎浩平は1回戦に勝ったものの、2回戦で敗退した。

女子ケイリンは佐藤、太⽥りゆ、梅川⾵⼦の3選手で臨んだ日本代表。全員1回戦を落とし、揃って敗者復活戦へまわることになった。その敗者復活戦では、佐藤、太⽥が勝ち上がって6日の準々決勝に進出。梅川はここで敗退した。

男子ジュニアロードは渡辺⼀気48位、藤村⼀磨DNF

ロードレース競技の男子ジュニアは距離127.2km、獲得標高1865mのコース行われ、日本は渡辺⼀気と藤村⼀磨の2選手で臨んだ。気温は15℃、天候は曇り。ハイスピードで展開する中、落車に巻きもまれた藤村はDNF。渡辺は先行する集団に残れず、後方集団のまま48位でフィニッシュ。

渡辺⼀気 ©日本自転車競技連盟

優勝はデンマークのアルベルト・フィリプセン。

藤村のコメント
「落車が多くなりそうなコースでしたので、最初から前の方で走ることを意識していて、20番手から25番手くらいにつけていましたが、3つくらい前の選手が落車して、自分もそれに突っ込んでしまい終わってしまいま した。もう少し、自分の力を試してみたかったと思います」

渡辺のコメント
「今日はスタート直後から早いペースになるのは分かっていました。最初の30分くらいはついていたのですが、少し下がった時に集団が分裂してしまい、後続集団に取り残されてしまいました。その集団で必死に前の集団を追ったのですが、差が開く⼀方で最後はその集団のままフィニッシュということになりました」

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内野艶和が女子スクラッチ6位【世界選手権グラスゴー大会】

英国のグラスゴーで開催されている世界選手権は、大会2日目の8月4日にトラック女子スクラッチ決勝10km(250mx40周)が行われ、内野艶和が6位になった。

女子スクラッチで内野艶和が使用した自転車は左側にチェーンリングがつけられている ©日本自転車競技連盟

女子チームパシュートで日本(梶原悠未、垣⽥真穂、内野艶和、池⽥瑞紀)は予選11位で敗退。女子500mタイムトライアルで酒井亜樹は21位。

男子チームパシュート1回戦で日本(橋本英也、窪⽊⼀茂、兒島直樹、松⽥祥位)はフランスと対戦。日本記録に迫る勢いの好走も、終始リードを奪われる展開でここで敗退した。

男子チームスプリント1回戦の日本(⻑迫吉拓、太⽥海也、⼩原佑太)はフランスと対戦。フランスをリードしてレースを進めたが、最終走者で逆転されて敗退した。

トラック・パラサイクリング男子B1kmタイムトライアル予選で⽊村和平/三浦⽣誠は11位。男子C2オムニアム200mタイムトライアルで川本翔大が4位になり、総合2位につけた。

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約3万円と割高だけど抜群の快適性能を持つ軽量ヘルメット

国内有数のヘルメットメーカー、オージーケーカブトから抜群の快適性能を合わせ持つ軽量モデル 「FLEX-AIR(フレックス・エアー)」が2023年秋ごろに新発売される。全6色。税込み2万9700円。

フレックス・エアー(マットブラックガンメタ)

「軽量」を実現するために極限まで無駄を省いた球体フォルム

球体から磨き上げられたフォルムは外観を極限まで絞り、無駄をそぎ落とすことで「軽量」を追求。

フレックス・エアー(マットゴールド)

さらなる「軽量」を手にするためにシェル自体の面積を削減

わずかであっても「軽量」という開発コンセプトを具現化するために、シェル自体の面積とあらゆるパーツの無駄な部分を削減。

ライディングポジションとリンクし、空気の流れに最適化したエアフローデザイン

最先端のCFD解析を活用し、ライディングポジションとホールの角度を最適化。空気の流れに沿ったより自然なエアルート設計により空冷性能向上を実現。

3点固定のフローティング構造により、さらなる涼しさを実現した「エアフローパッド」

頭部からヘルメットを浮かせてエアルートを確保するフローティング構造と、Y字形状により接触面積を減らし通気性向上に貢献する「エアフローパッド」を搭載。

●カブトの詳細ページ

四国屈指の難易度、さなごうち大川原高原ヒルクライム初開催へ

ヒルクライムレース「さなごうち大川原高原ヒルクライム」が11月19日(日)に徳島県で初開催される。徳島県佐那河内村、さなごうち大川原高原ヒルクライム実行委員会が主催。

さなごうち大川原高原ヒルクライム ©️sohc

大川原高原は徳島県におけるヒルクライムのメッカであり、同県在住のサイクリストにとっては登竜門として位置づけられる、格式高きサイクリングコース。これまではサイクリスト個々でチャレンジしてきた同地でのヒルクライムだが、本格レースとして実施することになった。

将来的には国内外のトップライダーが集うようなレースイベントへの構想もあり、数年先を見据えつつ開催準備を行っている段階だという。

競技形式としてはタイムトライアル方式で、10秒間隔でひとりずつコースへ。スタート時間とフィニッシュ時間差を集計し、カテゴリー別に順位を競う。年齢別のほか、体重85kg以上の“ヘビー級ライダー”向けカテゴリーも用意し、幅広い層にチャレンジしてもらうレースとなっている。コースは全長9.77kmで、標高差は746m。平均勾配7.8%で、最大勾配は19%と、四国では屈指の難易度。

さなごうち大川原高原ヒルクライム ©️sohc

初開催の今回は、ゲストライダーとして“山の神”こと森本誠、UCI(国際自転車競技連合)登録の国際チームであり国内トップクラスの力を持つKINAN Racing Team(キナンレーシングチーム)から、白川幸希と花田聖誠の参加が決まっている。日本が誇るライダーが実際に大川原高原を走り、その脚を披露する。

佐那河内村は徳島県の県庁所在地・徳島市に隣接し、車で30分ほどで両市村を結ぶ位置関係にある。アクセスも容易で、全国各地から参加者を募りたいという。また、イベントの成功を確実なものにするべく、クラウドファウンディングも進行中。

●さなごうち大川原高原ヒルクライム 2023のホームページ

杉浦佳子がトラック種目で初の世界チャンピオンに…スーパー世界選手権開幕

自転車競技史上空前のメガイベントとして、夏季五輪の前年、4年ごとに開催されることになった13種目開催の世界選手権が英国のグラスゴーで8月3日に開幕した。日本勢は初日にパラサイクリング・トラック女子個人パシュートで杉浦佳子が優勝。世界チャンピオンになった。

パラサイクリング世界選手権トラック女子個人パシュートで杉浦佳子が優勝 ©日本自転車競技連盟

1-2位決定戦に臨んだ杉浦は、中盤まで先行を許す展開となったが、後半に逆転して世界タイトルを獲得した。東京パラリンピック・ロード2冠の杉浦は、トラック種目において自身初の世界チャンピオンジャージ、アルカンシエルを獲得した。

「もう最高です! まだ実感がないです。今夜寝て、明日起きた時に夢でないことを確認してから喜びたいと思います。ありがとうございました」と杉浦。

トラック男子スクラッチでは窪⽊⼀茂が2年連続で2位

男子スクラッチ決勝15km(250mx60周)は24選手で争われた。優勝の行方は最後のスプリント勝負に持ち込まれ、窪木がこの種目2年連続で2位になった。

世界選手権トラック男子スクラッチで窪⽊⼀茂が2年連続の2位 ©日本自転車競技連盟

「2年連続の銀メダルで、昨年よりも悔しいですが、まず応援してくれた家族、チームメイト、関係者、日本のみなさんには本当に感謝しています。今回の目標はチームパシュートとマディソンで結果を残すことなので、それに向けてみんなの士気をあげられたと思うのでよかった」と窪木。

川本翔大がパラサイクリング・トラック個人パシュートで3位

男子C2個人パシュート3-4位決定戦は3km(250mx12周)で行われ、川本翔大が5周回目に入ったところで相手選手を追い抜き3位が決定した。

パラサイクリング世界選手権男子個人パシュートで川本翔大は3位 ©日本自転車競技連盟

「狙っていた順位と違ってしまいましたが、銅メダルを獲れたことはよかったと思います。明日からもまだレースがあるので、ひとつひとつベストを出せるように頑張ります」と川本。

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中根英登サイクリングアカデミー9月9日開催の参加者募集

中根英登サイクリングアカデミーが2023年9月9日(土)に愛知県東三河地域で開催される。で、MTBやBMX、その他のスポーツから自転車に挑戦したい人(自身でロードバイクを所有している人)など幅広い分野からの参加者を募集することになった。

中根英登サイクリングアカデミー ©三井至

東三河地域は豊かな自然を活かし、市町村、観光関係団体と一体となってオールシーズン、オールエリアでスポーツが楽しめる地域として「東三河スポーツツーリズム」を推進している。この取り組みの一環として、サイクリングの練習環境に恵まれた東三河地域の魅力をPRするため2023年度から若手サイクリストとアスリート向けの自転車ロードレースの講習会を2回実施する予定。

中根英登サイクリングアカデミー ©三井至

第1回中根英登サイクリングアカデミー

日時=2023年9月9日(土) 
午後3時から午後5時30分まで
受付は午後2時30分まで
会場=〒441-1313 愛知県新城市出沢亦谷 新城総合公園 西第1駐車場及び、新城総合公園競技場(新城総合公園北口よりアクセス)
講師=中根英登
愛知県出身名古屋市立緑高等学校、中京大学卒業。大学在学中より自転車ロードレース選手となり愛三工業レーシングチームに加入しプロの道へ。2021年、世界トップカテゴリーのワールドチーム・EFエデュケーションNIPPO(EFエデュケーション・イージーポスト)へ移籍。世界のトップレースを走る。2022年に引退。現在愛三工業レーシングチーム上級アドバイザー。

ジャパンカップ2022を走る中根英登 ©三井至

内容
2023年9月9日(土)と9月10日(日)に開催される自転車ロードレース「第1回新城クリテリウム」の会場となる新城総合公園において、中根英登による座学と実践のロードバイク講習会
●座学講習
世界の第一線で活躍してきた講師が「プロになること」について、これからプロを目指すジュニア、ユース世代に伝える講座です。国内チームからスタートし、一歩一歩確実に世界のトップチームにたどり着いた経験を基に、キャリアを確実に伸ばしていくための講座を行います。●実践講習
より安全にレースで走る技術を身につけるため、基本的集団走行方法からレースを想定した並走トレーニング、ボトルキャッチ練習走行などについて「第1回新城クリテリウム」のコースを使用し、実践的な講習を行います。

対象
①おおむね13歳から18歳までの方で自転車ロードレースの出場経験がある方。
②おおむね13歳から18歳までの方で他自転車競技(BMX/MTB/CX/TRなど)や他スポーツにおける競技歴のある方。
※①②ともに18歳未満の方は保護者の承諾が必要です。
定員=10名(希望者が多い場合はこちらで選考致します)

中根英登 ©三井至

エントリーフォーム記入事項
1)希望動機
2)ロードバイクまたはその他自転車競技歴と主な成績など(あれば)
3)他のスポーツにおける競技名と競技歴、主な成績など(あれば)
4)海外への憧れはあるか。
5)「ある」と答えた方はそのために何が必要だと思うか。
6)憧れの人(選手)は(いれば)。

参加費=無料 ※交通、宿泊費等、参加にかかる諸経費は各自で手配、負担

申込期限
2023年8月31日(木)※定員になり次第締め切り
※ただし期日前に定員を上回った場合は24日(木)を一時締切りとし、その後選考しメールで連絡

申込方法
以下の申込フォームから
<申込フォーム> https://montjuiclink.jimdofree.com/

注意事項
ア)自転車、ヘルメット等の貸し出しはありません。参加者でご用意ください。
イ)イベントの内容を予告無く変更する場合があります。
ウ)主催者で傷害保険に加入しますが、当イベント中の事故や怪我等については、一切の責任を負いかねます。※スポーツ障害保険等への加入を強く推奨いたします。
エ)安全な講習会運営のため、荒天・大雨の場合やその他講習会が安全に実施できないことが予想される場合、内容の変更や中止にすることがあります。なお、開催の判断は前日午後5時を目途に参加者にメールにて連絡します。
オ)熱中症、脱水症及び、体調の理等は参加者各自で十分に行ってくださいますようお願いします。
カ)イベント内で撮影された写真及び映像は、今後イベントの告知等で使用する場合がございますので、あらかじめ御了承下さい。

その他
当日、会場の新城総合公園では、「第1回新城クリテリウム」の他、各種体験が楽しめる「東郷学び学校」やアウトドアスポーツ関係のブース出展がある「MOUNTAIN PORT DISCOVERY」が同時開催されます

第2回中根英登サイクリングアカデミー(予定)

日時=2023年11月19日(日)※時間等決まり次第、別途お知らせいたします。
会場=田原市 白谷海浜公園(田原市白磯5)
参加申込に関する問い合わせ先
中根英登サイクリングアカデミー開催事務局 蜂須賀
メール:tomoya.8sk@gmail.com(メールの返信は月~金 9時~18時となります)
主催 愛知県東三河総局