南西フランスのカルカッソンヌは「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と言われる中世から栄える都。このカルカッソンヌの郊外にあるペノーティエ(Pennautier)という小さな町がある。インターネット予約サイトでここにラ・ベイティナ(La Beytina)という宿を見つけて予約していた。
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住所をカーナビに入力して口笛を吹きながらこの日の宿となるべき目的地に到着したのだが、乾いた風が吹き抜ける狭い道に民家の玄関ドアが並ぶだけで、戸惑ってしまった。どこにもホテルの看板がなく、仕方なく教会のある町の中心地に戻って地元の人にたずねるのだが、だれもホテルの存在を知らない。
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街中を歩き尽くしたころには不安でドキドキしてきたが、もう一度落ち着いて住所から確認しようと、通りの名前と地番を探し当てると民家のドアの上に「La Beytina」という表札。呼び鈴を押すと女盛りのマダムが「ようこそ。待っていたのよ」と声をかけてくれた。結局、カーナビが最後に案内をやめたところだった。
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中に入るとプールサイドの部屋にプライベートデッキ。キッチンもついていて食材を買い込んでくれば自炊もできる。しかもネコもいた。食堂はないので最寄りのレストランのありかを聞いたら、「隣町ね」というので、町に1件ある閉店間際の商店で調理せずに食べられそうなものを買い込んで部屋飲み。
料金は146.3ユーロ。ダブルベッドなのでカップルで泊まれば1人あたりの料金は半額になる。欧文表記も書いておいたので、ホテル予約サイトで検索すればだれでも予約できるはずなので、ぜひたずねてみてね。
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