子どもの自転車購入をサポートするプログラムをトレックがスタート

全国に5店舗を構えるトレックストアで、子どもの自転車購入に利用できるキッズバイク・トレードアップ・プログラムが開始された。トレックストアで購入したキッズバイクを持ち込むと、購入後3年以内に限り購入価格の最大50%で下取りし、その金額を次のバイク購入に使用することができるというお得な買い替えプログラム。成長の早い子どもだからこそ、常に体にあったサイズの自転車に安全に乗ろう。

【プログラム概要】
・持ち込んだキッズバイクを購入価格の最大50%で下取りし、その金額を次の自転車の購入に利用できる。自転車の状態によって下取り価格(パーセント)は異なる。パーツの修理代や諸経費が必要な場合は下取り金額からそれらを引いた金額となる。

【利用条件】
・トレックストアで購入したキッズバイクが対象
・購入後3年以内
※このプログラムの利用回数に上限はないので1台目の大人用バイクの購入まで利用できる。
※過去3年以内に購入したキッズバイクも対象。

【対象ストア】
全トレックストア5店

キッズバイク・トレードアップ・プログラム
https://www.trekstore.jp/news/?p=41562

【Column】ボクのツール・ド・フランスはルーアンから始まった

自転車専門誌のサイクルスポーツが「別冊付録 ツール・ド・フランス 」を初めて発行したのが1989年。今中大介が日本人プロとして初出場を果たす1996年まで1冊まるごと担当してきた。翌年からはフリー記者として全日程を追いかけるようになるのだが、その開幕地がルーアンだった。

1997年のツール・ド・フランス初日。この日から単独取材活動が始まった。© 仲沢隆

今でこそ日本選手が当たり前のように参加するようになったが、20年前はこの世界最高峰の自転車レースに日本選手の姿があることさえまったく想像できなかった。ツール・ド・フランスの厳しさを現場にいて肌で感じているだけに、表彰台に日本選手が乗るということさえイメージできなかった。それほどツール・ド・フランスは、はるかなる存在だった。

開幕を迎えるルーアンの町に立ったときは、クルマを一人で運転しながら全日程を追いかけていけるのだろうかと不安でいっぱいだった。サルドプレスの一番隅に席を取ると、隣に座った記者が声をかけてきた。

「日本選手は出ているのか?」
「いないのになんでいるんだ?」

そう言われるのは当然だったけど、くやしさは飲み込んだ。いつかは日本選手が表彰台に立ってくれると信じて、毎年自費でフランス一周の旅をするしかなかった。

2012年、第4ステージのルーアンでボクが溜飲を下げるときが到来する。新城幸也が4km地点でアタックし、ゴールを目指して逃げに逃げて最終的に捕まったのだが、敢闘賞を獲得。日本選手が表彰台に上る歴史的な日となったのである。

で、表彰式。カメラマンは舞台の正面に陣取れるが、ボクのIDは記者なので表彰台の裏側しか入れない。それでも着替えを済ませた受賞者はコンタクトエリアでテレビ局、地元ラジオ、そして活字メディアの順にインタビューを受ける。ボクは大会のアテンド係に「アラシロの話が聞きたい」と伝え、活字メディアの場所で彼を待っていたのだが、テレビやラジオの取材が終わったとたんに、「さあ、敢闘賞の表彰だ」と連れていかれた。つまり話もなにもできかった。

2012ツール・ド・フランス、ルーアンで敢闘賞を獲得した新城幸也

かくして日本勢初の表彰台。カメラマンや日本の視聴者のみなさんはしっかりと晴れの舞台を見たことだろうが、ボクは舞台裏で司会者ダニエル・マンジャスのコールと大観衆の声援しか聞こえなかった。

しばらくして新城はわれわれ取材陣が待ち構えているところに来てくれたのでしっかりと話を聞くこともできた。そのときのボクは気持ちが高揚していて、しかもすぐに新聞社に原稿を送らなければならなかったので仕事に集中。すでに日本の朝刊の締め切りは過ぎていたので、翌々日になってしまったが日本のスポーツ新聞として初めて一面トップで自転車記事を掲載した。

夜遅くルーアン郊外のホテルに入って奇跡的に開いていたレストランで食事をして、ようやく部屋で落ち着くことができた。別にボクは選手じゃないので、くやしかったことやツラかったことなどないんだけれど、いろいろなことが脳裏をよぎった。よく覚えていないけど泣いたかも。

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NIPPOヴィーニファンティーニがオージーケーカブトと2年契約

NIPPOヴィーニファンティーニが国内トップのヘルメットメーカー、オージーケーカブトと2年間のパートナー契約を締結。素晴らしい製品づくりで世界をリードする”Kabuto”の安全で快適なヘルメットが世界で戦う選手たちの力強いパートナーとなる。

チームモデルのAERO-R1を手にする内間康平、ダミアーノ・クネゴ、マルコ・カノラ

2018年はNIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニという名称になる同チームは、はフラグシップモデルである「ZENARD」と空力特性を追求しエアロ効果に優れる「AERO-R1」、超軽量モデルである「FLAIR」、そしてタイムトライアル用ヘルメットの「AERO-TL」の4種類のヘルメットを用途に合わせて使い分けていく。

オージーケーカブトは新城幸也が所属したブイグテレコムやランプレ・メリダなど、世界のトップチームをスポンサードした経歴をもつ。ロードレース、トラック競技をはじめとする日本代表チームも長年同社の製品を愛用している。モータースポーツでも国内外を問わず多くのプロライダーに支持されている。よりよい品質を求める飽くなき探究心で、製品には日々改良が加えられ、世界に誇る最高品質を生み出している。

大門宏マネージャーのコメント
「オージーケーカブトとの契約交渉にあたり、役員や現場担当からなんとしても日本人選手をバックアップしたいという強い意志が伝わってきた。橋本聖子会長が理事を務め、東京オリンピックを目標にした日本人選手強化プロジェクトを推し進める一般社団法人ジャパンプロサイクリングの活動に強い関心をもっていただいた。日本の自転車競技界を代表するオージーケーカブトがパートナーに加わったことは、このプロジェクトにとって大きな意味をもつ。賛同企業や日本のファンのためにも、さらに緊張感をもって世界ランキングへ挑戦する日本人選手の強化に取り組みたい」

チームモデル「AERO-R1」のバックスタイル。チームカラーであるオレンジ色がアクセントになる

オージーケーカブト
http://www.ogkkabuto.co.jp/bicycle/index.html

フルームが自転車最優秀選手のベロドール獲得…バロンドールの姉妹賞

英国のクリストファー・フルーム(32=スカイ)が2017年の自転車最優秀選手として「ベロドール」を受賞した。2013、2015年に続く3度目のタイトルだが、今回は7月のツール・ド・フランスと秋のブエルタ・ア・エスパーニャを史上初めて連覇。勝利への執念と安定感が際立った。

ベロドール賞を獲得したフルーム

同賞はフランスの自転車専門誌「ベロマガジン」が企画した賞で、サッカー専門誌「フットボール」が選考するバロンドールの姉妹賞。どちらも発行元はツール・ド・フランスを主催するメディアカンパニーのASO。

12月15日付けの東京中日スポーツでも自転車最優秀選手賞のベロドールの歴史やフルームのコメントなどを紹介している。

ボントレガーから最新型ヘルメット、ライト、サドルが登場

デザインや機能が大きく生まれ変わった新型Circuitヘルメットが全国のトレック正規販売店に入荷している。特徴は、ボントレガー製デイライトやGoProカメラを、Blendrマグネチックマウントでスマートにヘルメットに取り付けられること。安全性と機能性を備え、通勤からレース参戦、そしてブルべまで幅広い層のサイクリストにおすすめ。1万9445円(税別)。

新型デイライトIon 450 R
サイクリストの安全性を考え、日中からの点灯を推奨しているボントレガー製デイライトのラインナップに、新型Ion 450 Rが追加された。最大450ルーメンの光量と日中でも高い被視認性を発揮。7315円(税別)。

新型サドルArvada(アーバダ)シリーズ
Arvadaは中間程度の前傾姿勢のローディー、マウンテンライダー、シクロクロッサーに最適なサドル。サドルシェル内にカットアウトを設けることで軟組織への圧迫を軽減。コストパフォーマンスに優れているスチール製カーボンレールのArvada Comp(7871円)、より軽量なステンレス製のArvada Elite(1万2963円)、高いパフォーマンスを発揮するカーボン製のArvada Pro(2万1297円)までの3モデルを展開。(すべて税別)。

イタリアの自転車工房が良質のエクストラバージンオイル生産…料理用です

イタリアのトスカーナ州にあるハンドメイド自転車工房、トッマジーニ社。所有するオリーブ畑から今シーズンもエクストラバージンオイルが作られ、日本に入荷された。青い実だけを厳選して絞ったこだわりのオリーブオイルで、内容量500ml、3500円(税別)。

トスカーナ州のグロセットの街に自転車工房を持つトッマジーニは、マスプロメーカーとは一線を画し、ハンドメイドでこだわりの自転車を作り続けている。その独特なラグのデザインとこのエリアをモチーフとしたようなデザインが世界中から愛されている。多くのイタリア自転車メーカーは、有名になると台湾や中国での生産にシフトするが、この工房はそれをせず、地元のオリーブ畑に収益を還元してきた。

トスカーナと言えば、工業地帯というよりはアグリツーリズモやスローフードに代表される一次産業を主体とした典型的なイタリアのローカルエリア。丘陵地帯にはブドウ畑に限らず、良質なオリーブ畑が広がっている。

トッマジーニは丘陵地帯に点在する良質なオリーブ畑を所有し、その中には、何百年という古木もあると聞く。こだわりの製法で絞られたこのエクストラバージンオリーブオイルは、濃い緑とトスカーナのローカルエリアを彷彿させるフレッシュな香り、そして少し刺激的な後味が和の食材とも相性がとてもいいのが特徴だ。

◆問い合わせ先&輸入販売元
株式会社ACTIONSPORTS
http://www.actionsports.co.jp