2月8日に開幕したツール・ドラプロバンスは、165.9kmで競われた2日目の第1ステージでNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのエドアルド・グロスがスプリントで2位になった。
プロローグ(5.8kmの個人タイムトライアル)を終えた翌日の9日、ロードレース初日となった第1ステージはオバーニュからイストルまで。途中に4級山岳が2カ所に設定されているなど、起伏もあったが平坦基調のステージだ。
スタート後にコンチネンタルチームの3選手の逃げが決まった。集団はフランスのトップチームがコントロールし、レースは落ち着いて進んでいった。危険視されていた横風もこの日は弱く、フィニッシュラインに向けてタイム差が詰まっていく王道の展開になった。
NIPPOチームはスプリンターのグロスを中心にした作戦を組んでいて、終盤になってひとつにまとまった集団のなかで、アラン・マランゴーニらがグロスのために牽引を開始。絶好なポジションにつけていたが、残り500mからコーナーが連続するコースレイアウトになっていたため最後から2つめのコーナーでグロスが走路をふさがれる形となり失速。その瞬間に勝者となるクリストフ・ラポルト(コフィディス)がアタックを仕掛けて先行。グロスも必死に前を追った、勝者には届かず2位という結果になる。
脚があっただけに悔しさを爆発させたグロスだが、すべての選手が今季初戦。そのなかでチームワークがよく機能していたこと、またグロスのコンディションがとてもいいことに手応えを感じるステージとなった。大会最終日の第3ステージも集団ゴールスプリントになることが予想されていて、次のチャンスをねらっていく。
第2ステージは2級山岳の山頂フィニッシュで、本大会唯一の山岳ステージ。クライマーたちの出番となり、総合成績もここで大きく動いてくる。
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