レッドブル・クラッシュドアイスはクロクソールとトルンゾが総合優勝

アイスクロスダウンヒル競技の世界選手権「ATSX レッドブル・クラッシュドアイス」が2017-18シーズン最終戦となる第4戦を3月10日にエドモントン(カナダ)で開催し、男子は2015年チャンピオンのスコット・クロクソール(カナダ)が、女子はランキング首位のアマンダ・トルンゾ(米国)が首位となり、ワールドチャンピオンの称号を獲得した。

2017–18シーズンチャンピオンのスコット・クロクソール(左)とアマンダ・トルンゾ(右) ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ワールドチャンピオンのタイトル争いは女子の場合、各大会の順位を得点換算し、さらに全4戦のうち高得点の3つを加算して総合順位を決める。男子はこのルールとともに、ライダーズカップと呼ばれる各大会の得点も加算される。

注目の最終戦、男子。準決勝でランキング首位のクロクソールと2位マルコ・ダラーゴ(2014年チャンピオン=オーストリア)、ランキング3位のキャメロン・ナーズ(2016年、2017年チャンピオン=米国)、2012年のチャンピオンでスコットの兄カイル・クロクソールという事実上の決勝戦が行われた。

レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

実力が拮抗する4人はスタートからBF GOODRICH TRACTION CORNERと呼ばれるヘアピンコーナー手前までは一団となっていたが、そのヘアピンコーナーでダラーゴとナーズがもつれて転倒し、クロクソール兄弟が悠々とゴール。これでナーズが表彰台を、ダラーゴが優勝を逃し、さらにスコットの4位以上が確定したことで、2015年以来2度目の総合優勝を手に入れた。

女子はトルンゾが準決勝に進出した段階で、自身初の年間優勝を自力で獲得した。

大会の様子についてRed Bull TVでオンデマンド視聴が可能(日本語解説付き)

公園内に作られた特設コース ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

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