NIPPO・ヴィーニファンティーニが沖縄で親睦サイクリングイベント開催

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは3月4日、沖縄でチームとの親睦を目的にしたサイクリングイベントを開催。多くのサイクリストがこれに参加した。日本で初開催となるチーム主催イベントで、沖縄恩納村のかりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ、ツール・ド・おきなわ協会、沖縄の自転車競技関係者の協力のもとで開催された。

ゼネラルマネジャーのペロージと応援に駆けつけたNIPPO岩田裕美社長が記念撮影

2月28日から3月9日までチームはツール・ド・台湾参加メンバーを中心として、沖縄でトレーニングキャンプを実施。イタリアのアラン・マランゴーニ、フィリッポ・ザッカンティ、イメリオ・チー)、日本の内間康平、伊藤雅和、吉田隼人、中根英登、小林海、そしてイタリアから来日したゼネラルマネジャーのフランチェスコ・ペロージがサイクリングイベントに参加した。

30kmコースで立ち寄った景勝地の万座毛。沖縄在住でも初めて訪れる参加者が多かった
多くの女性サイクリストも参加した100kmコース。古宇利島をバックにワルミ大橋にて記念撮影

脚力に合わせて参加できるよう、かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパを拠点とした30km(万座毛コース)、100km(本部半島コース)、140km(やんばるコース)の3コースを設定。当日は天気にも恵まれ、地元の小学生や中学生、高校生を含む50人ほどのサイクリストが集まり、それぞれに親睦を深めながらプロ選手たちとのサイクリングを楽しんだ。

25人ほどが参加し、一番人気となった140kmのコースでは、地元のトップアマチュア選手が多く集まり、ツール・ド・おきなわで使用される厳しいアップダウンを含む東海岸でレースさながらアタックをかけあうようなシーンもあった。

厳しいトレーニングキャンプの合間で選手も地元サイクリストたちと一緒に楽しい時間を過ごした
「アナタハスゴイ!」30kmコースに参加した男の子に声をかけるアラン・マランゴーニ
140kmコースには全日本チャンピオンの畑中勇介(チーム右京)が飛び入り参加。トレーニングペースでの走行となり、高校生や脚力自慢の参加者からはうれしい悲鳴も

夜はアフターパーティを、かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパで開催。サイクリングイベント参加者をはじめ、恩納村観光協会も参加し、おいしい食事とともに楽しく有意義な時間を過ごした。次回開催は未定だが、競技での活躍にとどまらず自転車の魅力をより多くの人に普及すべく今後も活動していきたいという。

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イタリアの未舗装路ストラーデビアンケに5000人が挑戦

グランフォンド・ストラーデビアンケが3月4日に開催され、5000人の一般サイクリストがイタリア語で「白い道」という意味の未舗装路「ストラーデビアンケ」に挑戦。前日に開催されたプロレースはあいにくの雨でドロ沼レースになったが、この日は快晴で、参加者は土ぼこりにまみれながらもトスカーナ地方の田園風景を楽しんだ。

©LaPresse – Ferrari / Paolone
©LaPresse – Ferrari / Paolone

3回目の開催となる長距離サイクリング大会。スタート第一列には元世界チャンピオン&五輪金メダリストのパオロ・ベッティーニ、元世界チャンピオンのアレッサンドロ・バッラン、そして前日のプロレースに出場したばかりのトレック・セガフレードチームの選手も顔を見せた。イタリア以外からも33カ国から800人以上が参加。日本人参加者はいなかった。

©LaPresse – Ferrari / Paolone

イベント運営はストラーデビアンケやジロ・デ・イタリアを主催するイタリアのRCS社。5月27日にはグランフォンド ジロ・デ・イタリアを開催する予定だという。

©LaPresse – Ferrari / Paolone
女子のトップ3。中央が優勝のシモーナ・パレンテ ©LaPresse – Ferrari / Paolone

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深谷知広は男子1kmタイムトライアル21位…トラック世界選手権

オランダのアペルドールンで開催されているトラック世界選手権は大会5日目(最終日)となる3月4日に男子1kmタイムトライアルが行われ、深谷知広(競輪選手)が21位になった。女子ケイリンに出場した前田佳代乃(京都)は13位、小林優香(女子競輪選手)は21位。

トラック世界選手権の1kmタイムトライアルを走る深谷知広 ©Takenori WAKO/JCF

トラック世界選手権の女子ケイリンを走る小林優香 ©Takenori WAKO/JCF

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河端朋之がトラック世界選手権ケイリンで2位…日本勢25年ぶりの表彰台

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橋本英也は男子オムニアムで10位…トラック世界選手権

オランダのアペルドールンで開催されているトラック世界選手権は大会4日目となる3月3日に男子オムニアムが行われ、橋本英也(日本競輪学校)が10位になった。女子マディソンに出場した梶原悠未(筑波大)・橋本優弥ペア(鹿屋体育大)は途中リタイア。

トラック世界選手権の男子オムニアムで10位になった橋本英也 ©Takenori WAKO/JCF

トラック世界選手権の女子マディソンを走る橋本優弥(左)と梶原悠未 ©Takenori WAKO/JCF

女子個人パシュートの橋本優弥は19位。男子スプリントでは渡邉一成が15位、脇本雄太16位、河端朋之(以上競輪選手)23位。女子500mタイムトライアルへの日本選手の出場はなし。大会は4日まで。

日本自転車競技連盟ホームページ

日本自転車競技連盟Twitter(速報配信中)

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ティシュ・ベノートがドロ沼のストラーデビアンケでプロ初優勝

ベルギーのティシュ・ベノート(ロット・スーダル)が3月3日にイタリアのトスカーナ地方で開催されたワールドツアー大会、ストラーデビアンケで独走勝利。23歳でプロ初勝利を挙げた。ベノートは先行していたフランスのロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)とウォウト・バンアールト(ベランダウィリエムス・クレラン)をレース終盤で捕らえ、最後は2人を置き去りにして単独でゴールした。2位はバルデ、3位はバンアールト。

ティシュ・ベノートがストラーデビアンケを制した

「初めてこのレースに出場したときボクは8位だった。ゴール後に『次はもっといい成績で戻ってくる』とツイートした。実際のところ、次に来たのは休日を利用してガールフレンドとだった。ゴールのカンポ広場でアイスクリームを手にしていたボクはほとんど注目されなかった。それだけにこの優勝がとても誇りに思う」とベノート。

世界チャンピオンのペテル・サガンは8位 ©LaPresse – Fabio Ferrari

ストラーデビアンケ ©LaPresse – Fabio Ferrari

©LaPresse – Massimo Paolone

©LaPresse – Massimo Paolone

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ファンデルブレッヘンがストラーデビアンケの女子レースで独走優勝

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ファンデルブレッヘンがストラーデビアンケの女子レースで独走優勝

オランダのアンナ・ファンデルブレッヘン(ボエルス・ドルマンス)が3月3日にイタリアのトスカーナ地方で開催された2018シーズンの女子ワールドツアー緒戦、ストラーデビアンケの女子レースで独走優勝した。

©LaPresse – Ferrari / Paolone

©LaPresse – Massimo Paolone

「いつアタックしようかはノーアイデアだったけど、ここだと感じた。最も急勾配のところで、後続に差をつけるにはここしかなかった。未舗装路が含まれるストラーデビアンケはこれまで私が経験したレースの中で一番難しかったけど、とても思い出に残る戦いになった」とファンデルブレッヘン。

©LaPresse – Ferrari / Paolone

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