「北の地獄」と呼ばれる石畳の悪路を走るパリ〜ルーベの第116回大会が4月8日にフランス北部で開催され、ボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)とAG2Rラモンディアルのシルバン・ディリエ(スイス)がゴール勝負で一騎打ちを展開し、世界チャンピオンのサガンが優勝。「この気持ちを表現するのは難しいけど、ちょっと悔しさがあり、大きな誇らしさもある。現在世界で最も強い選手と戦って2位になったのだから」とディリエがコメントした。
![](https://i0.wp.com/pressports.com/wp-content/uploads/2018/04/b437b8fe46cfa0ed84e10bdee706de95-1024x754.jpg?resize=525%2C387)
スイスチャンピオンのディリエはスタート時、表彰台のことなどまったく考えていなかったという。それでもこのレースをどんな方法で攻略するかを見つける必要はあった。レース序盤に集団からアタックしたディリエはそこで初めて調子のよさを感じた。10日前にルートアデリーで優勝したディリエがチームエースで、チームメートはアシスト役に回っていた。
![](https://i0.wp.com/pressports.com/wp-content/uploads/2018/04/48db2bc5234971d103875b612ee86a26-200x300.jpg?resize=200%2C300)
「サガンが合流したときは絶好の展開になったと思った。彼はものすごく大きなエンジンを持っているからだ。でもスプリント勝負で勝つのにはとても難しいとわかっていた。もっとも避けたかったことは後続集団に追いつかれることだったので、ボクはサガンに声をかけてゴールまで一緒に行くことにした。最後はトラック競技の経験を生かして優勝をねらったが、サガンはそれ以上に強かった。だから後悔はないね。この2位はボク自身のレース活動の可能性を高めてくれるものだ」
●関連ニュース
コメントを投稿するにはログインしてください。