深谷知広は男子スプリントで五輪ケイリン金のアワンに敗北…アジア大会

ジャカルタ・アジア大会は13日目となる8月30日、自転車トラック競技・男子スプリントの準決勝と決勝が行われ、深谷知広(日本競輪選手会愛知支部)が2位になった。準決勝を勝ち上がった深谷は、決勝でリオ五輪ケイリンの金メダリストであるアワン(マレーシア)と対戦したが、2本先取されて2位になった。

リオ五輪ケイリン金メダリストのアワン(右)に敗北した深谷知広 ©2018 JCF

スプリントはタイムトライアル方式の予選を経て、本戦ではトーナメント方式で2選手がトラックを3周走り、フィニッシュの着順を競い合う競技。準々決勝からは同じ相手と最大3回対戦し、先に2回勝利した選手が勝ち上がる。

アジア競技大会男子スプリントの表彰式。写真左が2位の深谷知広 ©2018 JCF

深谷知広のコメント
決勝の1本目は手ごたえがあったけど負けてしまった。2本目は何度かチャンスがあったものの、それをつかむことはできなかった。アワン選手との力の差はあまり感じていないが、経験の差だと思う。今回は自分の成長を実感する大会になった。(本業の競輪ではない)競技を始めて1年でここまで来れるとは思っていなかった。しかし、金メダルが取れる位置にあったのでやはり悔しい気持ち。短距離種目のうちどの種目が向いているか、自分の特性はまだわからないので、今後競技をやりながら、全ての底上げを図っていきたい。

アジア競技大会男子スプリント2位の深谷知広 ©2018 JCF

女子3km個人パシュートに出場した中村妃智(日本写真判定)は6位。優勝は韓国の李珠美。

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