マーティン・ションカが最終戦を制してレッドブル・エアレース初の総合優勝

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2018シーズンの最終戦は米国テキサス州のフォートワースで11月18日(日)に決勝が行われ、予選2位のマーティン・ションカ(チェコ)が優勝。全8戦で争われた総合成績で初めて総合優勝した。同選手は2017年、最終戦で総合優勝をつかみ損ね、今季はその雪辱を見事に果たした。

チェコのマーティン・ションカが第8戦を制し、総合優勝を決めた © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

ションカは準決勝とも言えるラウンド・オブ・エイトで、総合1位で最終戦に臨んでいたマイケル・グーリアン(米国)と対戦し、その激戦を制して4人のパイロットによる決勝のファイナル4へ。

3番手で総合優勝の可能性が残されていたマット・ホール(オーストラリア)が53.100秒という好タイムを記録し、最終スタートのションカを残して暫定首位に立った。

そして最後にフライトしたションカは52.796秒でホールを上回り、最終戦優勝と同時にワールドチャンピオンを確定させた。

2018シーズンのションカはシーズン前半で2連続DQを喫したあと、4勝を重ねてワールドチャンピオンに輝いた。

2017シーズンで総合優勝した室屋義秀は最終戦5位。総合成績では5位となった。

室屋義秀は最終戦で5位 © Sebastian Marko/Red Bull Content Pool

会場はフォートワースにあるモータースポーツのメッカ、テキサス・モータースピードウェイ。シーズンは全8戦で行われ、第3戦は5月26、27日に日本の千葉で開催された。

チェコのマーティン・ションカ © Samo Vidic/Red Bull Content Pool

最終戦はワールドチャンピオンシップポイントが70のグーリアン、65のションカ、そして63のホールの三つ巴の戦いとなった。3者ともにラウンド・オブ14を危なげなく勝ち進むと、次のラウンド・オブ・エイトの対戦カードはグーリアン対ションカ。先行のソンカは53秒031と、ラウンド・オブ・エイトの3番手タイムだったが、グーリアンはプレッシャーのためか2秒ペナルティを2度犯してラウンド・オブ・エイトの最下位(8位、3ポイント)で終わり、ワールドチャンピオンは絶望的に。

もう一人の優勝候補ホールはファイナル4へと進出。これによりそれぞれ優勝または、自身が2位以上で相手が3位以下の場合に総合優勝という状況になった。迎えたファイナル4のフライトはホールが3番手、ションカは4番手という順番に。ホールは53秒100のタイムで先行する2選手を退けたが、ションカが最後に52秒796でゴールし、文句なしでワールドチャンピオンに輝いた。

フォートワースの自動車サーキット上空を飛ぶマーティン・ションカ © Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

レース後にションカは「昨シーズンとは全く異なるストーリーだ。私のスポーツにおける最大の成果を得ることができた。チェコのファンには楽しんでもらえたと思う。最後のフライトの前はできるだけ頭の中をクリアにすることに努めた。マットがいいタイムを出したことは聞いていたので、ペナルティやミスを犯すことなくハードにプッシュする必要があることは分かっていた。それを実現できたので、これ以上の喜びはない」と喜びをコメントした。

そして室屋。第6戦ウィーナーノイシュタット大会から調子を取り戻していて、今回はペナルティなく無事にラウンド・オブ・エイトに進出。対戦相手である地元米国のヒーロー、カービー・チャンブリスに先行して飛び、52秒519(決勝日2番手)でファイナル4進出かと思われたが、地元ファンの声援を受けたチャンブリスが驚異の51秒984を叩き出して敗退。5位で最終戦を終えた。

レース後に室屋は「対戦相手のカービーが本当に信じられないようなスーパーラップで飛んだので負けましたけれど、今回はラウンド14と8で非常にいいクオリティの満足いくフライトができました」とコメント。

「今年を振り返ると難しいシーズンでした。レースを展開していく上で、リズムがうまく取れなかったというのが総括です。ただ、機体のタイムと全体のセットアップは非常によく、2019年に向けてでき上がっていると思うので、来年は1レースずつていねいにポイントを積み重ねていければと思います」と振り返った。

レッドブル・エアレース最終戦の成績とシリーズ最終成績。クリックすると拡大します

●NHK BS1の放送は11月25日(日)
ラウンド・オブ・フォーティーン(R14):午後1時~1時50分
ラウンド・オブ・エイト(R8)&ファイナル4(F4):午後2時~2時50分

●JSPORTSの放送は12月7日(金)から
12月7日(金)午後10時~午後11時
12月8日(土)午前11時~午後0時
12月9日(日)午前8時~午前9時
12月9日(日)午後7時45分~午後8時45分
12月10日(月)午後9時30分~午後10時30分

フォートワースの表彰式で涙ぐむマーティン・ションカ © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

DAZN(ダ・ゾーン)の放送
大会後1週間は『見逃し配信』でも観戦可能。
月額1750円(税別)、ドコモユーザーは月額980円(税別)、英語実況のみ

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