2019年はレオナルド・ダ・ヴィンチがフランスのアンボワーズで死去してから500年、シャンボール城の築城開始から500年、さらにのちにフランス王妃となるカトリーヌ・ド・メディシスが誕生してから500年という節目の年。この3つのできごとはいずれもフランス、とくにサントル・バルドロワール地方におけるルネサンス文化の始まりを象徴している。
サントル・バルドロワールの地に作られた庭園、城館、王の邸宅を中心に花開いたルネサンス文化の高揚を祝し、サントル・バルドロワールでは2019年を「Viva Leonardo da Vinci ! サントル・バルドロワール地方ルネサンス500年祭」とし、地方全域で約700のイベントが繰り広げられる。展覧会、スペクタクル、テーマ別見学コース、デジタルツールを駆使した見学、造園、国際的な科学技術講演会、光と音のショーなどが実施される。
プログラムの全ぼうは12月初旬に明かされるが、対象となるイベントはルネサンスに関連した史跡見学だけなく、現代アートの展示、美術館・博物館と幅広い分野におよぶ。
すでに2018年9月から、ルネサンス500年祭をフランス国外でPRするため、サントル・バルドロワール地方の関係者が11カ国17カ所を巡る「ダヴィンチ・ツアー」を展開。このツアーが日本に上陸するのは2018年12月6日。同日、都内のフランス大使公邸でローラン・ピック駐日フランス大使が臨席して500年祭のキックオフイベントが開催される。
サントル・バルドロワール地方とフランス観光開発機構の共催となるこのイベントでは、サントル・バルドロワール地方観光局会長ピエールアラン・ロワロン率いる来日団よりルネサンス500年祭の主要プログラムが発表されるほか、ロワール流域に位置する代表的な5つの城の関係者らが、ルネサンスにまつわる3つのテーマ(「レオナルド・ダ・ヴィンチ」、「カトリーヌ・ド・メディシス」、「ロワール流域の庭園」)に沿って現地の見どころについて語る。
アレックス・マクリーヌによる写真展、ロワールの城館で使われる次世代見学ツール「ヒストパッド」Histopadも話題。
コメントを投稿するにはログインしてください。