NIPPO・ヴィーニファンティーニは来季、4国籍17選手が所属

イタリア登録のUCIプロコンチネンタルチーム、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネが2019シーズンに所属する17選手を発表した。日本人選手は伊藤雅和、初山翔、吉田隼人、中根英登、西村大輝と契約更新。イタリア、スペイン、コロンビアを加えた4カ国の選手が所属する。

左から伊藤雅和、初山翔、吉田隼人、中根英登、西村大輝

日本人選手は2018年に所属した選手のうち、5選手が契約更新(西村はネオプロ2年契約の2年目)。また、8月から最大で3選手が認められるトレーニー(研修生)制度で、2019シーズンは特に日本人選手を対象として積極的に受け入れていく予定だという。

新規加入選手は4選手で、アスタナから移籍するモレノ・モゼール、イタリアのネオプロ、ジョヴァンニ・ロナルディ、コロンビアからはプロ登竜門といわれるツール・ド・ラブニールで山岳賞を獲得したアレハンドロ・オソリオら若手選手2名が加入。チームキャプテンは最年長となるイヴァン・サンタロミータが務める。

所属選手は12月中旬にイタリアのラスペッツィアで行われるビルディングキャンプ、2019年1月上旬から始まるスペイン・カルペでのトレーニングキャンプに参加。2019シーズンの初戦は1月27日から2月3日までアルゼンチンで開催されるブエルタ・ア・サンフアンインターナショナル(UCIアメリカツアー2.1)の予定。

2019シーズン所属選手一覧
Ruben Dario ACOSTA/ルーベンダリオ・アコスタ(コロンビア) 1996年生まれ ※新規
Nicola BAGIOLI/ニコラ・バジョーリ(イタリア)1995年生まれ
Joan BOU/ジョアン・ボウ(スペイン)1997年生まれ
Marco CANOLA/マルコ・カノラ(イタリア)1988年生まれ
Damiano CIMA/ダミアーノ・チーマ(イタリア)1993年生まれ
Imerio CIMA/イメリオ・チーマ(イタリア)1997年生まれ
初山翔/はつやま・しょう(日本)1988年生まれ
伊藤雅和/いとう・まさかず(日本)1988年生まれ
Juan José LOBATO/フアンホセ・ロバト(スペイン)1988年生まれ
Giovanni LONARDI/ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア)1996年生まれ ※新規
Moreno MOSER/モレノ・モゼール(イタリア)1990年生まれ ※新規
中根英登/なかね・ひでと(日本)1990年生まれ
西村大輝/にしむら・ひろき(日本)1994年生まれ
Alejandro OSORIO/アレハンドロ・オソリオ(コロンビア)1998年生まれ ※新規
Ivan SANTAROMITA/イヴァン・サンタロミータ(イタリア)1984年生まれ
吉田隼人/よしだ・はやと(日本)1989年生まれ
Filippo ZACCANTI/フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)1995年生まれ

伊藤雅和

伊藤雅和のコメント
来年もこのチームで走るチャンスをいただけたことをうれしく思います。 今年は所属2年目でどうしても目に見える結果がほしかったですが、それを手に入れることはできませんでした。しかしレベルの高いレースを走らせてもらい、全力でチームメートをアシストし、自分自身のフィジカルのレベルも少しですが、上がってることを確認できました。来年もチームから求められることを理解して、1つ1つのレースを大事にコンディションを整え走っていきたいです。とにかく自分自身強くなるために、毎日少しずつ積み上げて、チームから評価される走りをできるように頑張ります。来年も応援よろしくお願いします!

初山翔

初山翔のコメント
来年もこのチームで走れることをうれしく思います。今年を振り返ってみれば、今まで経験したことのないハイカテゴリーのチームとレースに付いていこうと必死で、浮き足立ちっぱなしの1年でした。来年は今年の経験を生かしながら、自分自身の成績をもっとシビアに追求しなくてはいけないと思っております。また来シーズンも引き続き、ごひいきのほどよろしくお願いします。

吉田隼人

吉田隼人のコメント
今シーズンを無事に走りきり、来年もこのチームで走れることをうれしく思います。今年は自分のイメージしていた結果とは異なることが多く、考えさせられることもありました。しかし、この年齢になってもチャレンジさせてもらえることは恵まれていると再認識し、来年は今年のような結果では終われません。結果を出すにあたり必要なことは全て行い、みなさんにいい報告が早くできるように準備を進めていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

中根英登

中根英登のコメント
チームNIPPOの一員として3年目を迎えることができました。来シーズンもこのチームで走れることが決まり、非常にうれしく思っています。本チームに移籍した昨年は不安と楽しみな気持ちが入り混じるなか、これまでで一番いい結果に恵まれました。今年は昨年の自分を超えるべく厳しいトレーニングに打ち込み、ツアー・オブ・ジャパンやアジア競技大会、ジロ・デラ・トスカーナでのUCIポイント獲得、初の世界選手権出場とさらに飛躍できたと感じています。昨年と違い今年は自分の成績をねらうチャンスを多くいただき、チームからの信頼も高まっていると実感した一方で、チームメイトの素晴らしいアシストを受けながらも満足いく結果を残せないこともあり悔しい思いもしました。まだまだ自分は強くなれるし、ならなきゃいけない。今年の自分をさらに超えるために、世界のトップ選手たちに少しでも近づいてコンスタントに欧州のトップレースで成績を残していけるように、来シーズンも全力で戦います! 引き続き応援よろしくお願いします!

西村大輝

西村大輝のコメント
今年は、所属するチームのカテゴリーや出場するレース、生活リズムなど、初めての経験ばかりの年となりました。自分にとって世界中のレースを転戦し、一年の多くを海外で過ごすこの生活は、子供のころから憧れていたものでした。来年は2年契約最後の年となるシーズンで、自分の中では今年以上に大切な一年となります。今年経験させていただいたことを走りへ活かし、チームから与えられた役割を果たしていけるように頑張ります。

レッドブル・クラッシュドアイス横浜のトラックを徹底分析

日本初開催となるレッドブル・クラッシュドアイスが2018年12月7、8日に神奈川県横浜市の臨港パーク内特設トラックで行われる。11月22日に基礎部分の建造が終わり、27日には特殊冷却チューブ設営の主要部分が完了。28日から散水を始めて、12月6日の選手試走時には分厚い氷の斜面ができあがる。27日に日本の第一人者の山本純子がトラックを視察した。

スタートランプからは横浜グランドインターコンチネンタルホテルやベイブリッジが一望できる

横浜の臨港パークに設営された全長350mのトラック(クリックすると拡大)
工事業者用ヘルメットをかぶってスタートランプに立つ山本純子

スタートゲートからわずか2歩ほどでバーチカルドロップが出現する。その落差は12m。レッドブル・クラッシュドアイスの運営サイドから図面が上がり、それの設営陣がスタート台を作った。おそらくは横浜会場の地形的な特性から初速のスピードが高いほうがレース展開をエキサイティングにするという考えがあったのか。
「最初のスタートランプの高さはこれまで出場した大会の中で最大です。ここが出場選手は興奮どころですね。これよりも斜度がきつかった大会はありましたが、ここまでの高さはこれまでなかったと思います」と山本。

鉄骨と木材でスタートランプの基礎部分が建造された
落差12mのバーチカルドロップはこれまでの大会でもそれほど例がない高さだという
徐々に全容を見せつつあるトラックに心躍る
最大斜度42度。海外から派遣された専門施工業者もロープで上る
これがコースに敷き詰められた特殊冷却用ホース
タンクに緑色の冷却水が注ぎ込まれ、いよいよ氷づくりの準備が整った
横浜は生まれた町なので、ここでレースができるなんて感慨深いと山本純子
スタート台からのダッシュを入念にチェック
何歩でバーチカルドロップにつっこむかを時間をかけてイメージする
最初は3歩のイメージだったが、2歩に修正
距離感を写真撮影し、日本人出場選手らと情報を共有する予定だ
仁王立ちしていますが、フツーの人は足が震えるほどの高さです

バーチカルドロップの12mを降りると、高低差は全体で22mなので傾斜は比較的少なく、そのためテクニカルなセクションが設定されている。同時に出場選手は自らのパワーで加速していくことを余儀なくされる。
「選手はパンピングという、トラックのアップダウンをうまく使って加速していくんですよね。最初のスタートのスピードだけではなくて、コースは結構入り組んでいるので、その部分でどれだけ自分の体の使い方で最後までスピードを維持していけるかがポイント」と山本。

「かなり選手が身体を動かさないといけないコースだなという感じで、勝手に降りていくダウンヒルとは違って、テクニカルとスタミナが要求されるコースだなと感じました」
身体を上下動して、下半身で氷をプッシュしていくパンピングが必要だという。コース設計担当者も「タフでスタミナが必要なコースだ」とコメントしているが、山本が実際にトラックを視察していくうちに選手が自分で加速動作をしながらゴールに向かう必要性を感じたという。

「フィンランド大会は距離600mというロングコース。しかもスキー場に作られたコースなので、選手が操作するというよりもひたすダウンヒルしてらスピードを維持して進む。それに対して横浜は上り返しのブリッジなどがあって、そういったところでうまいことをやらないと減速してしまいます」

インディードキャリア

ブースターと呼ばれる第1発射台には協賛企業名からインディードキャリアと命名された

インディードキャリアからBFグッドリッチに向かうストレート
タイヤセクションのBFグッドリッチは180度ターン
BFグッドリッチに突入する順番が成績を左右しそうだ
BFグッドリッチの冬用タイヤ4本が内側に設置される。黒く巻かれているのは設営資材
道路を越えるブリッジの先に直角のサムライブースターがある
道路のブリッジ部分を別角度で撮影

横浜大会の観戦に訪れる人のために、見どころとなる地点を紹介してもらおう。
「やはりスタートが迫力あるので面白いです」
そして、「ラストスパートのフェンス際は選手が競り合いを見せるところだし、フェンスをたたいたりして一体感を得ながら応援できる場所。ラストスパートは面白いと思いますね」

フジヤマと命名されたローラーズ(うねり)からバンクターンのFWDに突入
FWDバンクターン

これまで単身で海外を転戦にしてきた山本にとっては、初めてとなるホームグラウンド。
「日本開催のメリットは、こうして事前にコースを見られるというところ。そして今までは時差調整を余儀なくされましたが、その点では落ち着いて現地入りして、レースに臨めますね」

「私にとってこの横浜は生まれたところなんです。当時の記憶はほとんどないんですが、もう少し大きくなると両親がよく連れてきてくれました。このあたりの景色は遊びに来たときの思い出があって、見慣れた感じです。そんなところでレースができるとは思っていなかったので、とてもうれしいですね」

FWDからいよいよフィニッシュへ
ゴール前に出現するライジングサンというブリッジ

前シーズンを終えてから、インラインスケートの練習を取り入れた。
「アップダウンなど自分の身体で推進力を操作できるようになりました。今までは斜面があってただそこを滑るというだけだったんですが、どこで加速するとか、どのくらいプッシュすれば上まで上がれるとか、すごく分かってきたのでいい感じですね」

そして最後に横浜大会での目標を語ってくれた。

「まず表彰台に上ったことがないのでそこを目指したい。今回は選考会を経て日本チームを作ったので、みんなで情報交換したり励まし合って、日本人選手が次につながるような大会にできたらいいなと思います」

コース紹介ムービー(音声付き)

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サントル・バルドロワール地方はルネサンス500年祭…フランス

2019年はレオナルド・ダ・ヴィンチがフランスのアンボワーズで死去してから500年、シャンボール城の築城開始から500年、さらにのちにフランス王妃となるカトリーヌ・ド・メディシスが誕生してから500年という節目の年。この3つのできごとはいずれもフランス、とくにサントル・バルドロワール地方におけるルネサンス文化の始まりを象徴している。

ヒストパッドを使った城館の見学

サントル・バルドロワールの地に作られた庭園、城館、王の邸宅を中心に花開いたルネサンス文化の高揚を祝し、サントル・バルドロワールでは2019年を「Viva Leonardo da Vinci ! サントル・バルドロワール地方ルネサンス500年祭」とし、地方全域で約700のイベントが繰り広げられる。展覧会、スペクタクル、テーマ別見学コース、デジタルツールを駆使した見学、造園、国際的な科学技術講演会、光と音のショーなどが実施される。

プログラムの全ぼうは12月初旬に明かされるが、対象となるイベントはルネサンスに関連した史跡見学だけなく、現代アートの展示、美術館・博物館と幅広い分野におよぶ。

すでに2018年9月から、ルネサンス500年祭をフランス国外でPRするため、サントル・バルドロワール地方の関係者が11カ国17カ所を巡る「ダヴィンチ・ツアー」を展開。このツアーが日本に上陸するのは2018年12月6日。同日、都内のフランス大使公邸でローラン・ピック駐日フランス大使が臨席して500年祭のキックオフイベントが開催される。

サントル・バルドロワール地方とフランス観光開発機構の共催となるこのイベントでは、サントル・バルドロワール地方観光局会長ピエールアラン・ロワロン率いる来日団よりルネサンス500年祭の主要プログラムが発表されるほか、ロワール流域に位置する代表的な5つの城の関係者らが、ルネサンスにまつわる3つのテーマ(「レオナルド・ダ・ヴィンチ」、「カトリーヌ・ド・メディシス」、「ロワール流域の庭園」)に沿って現地の見どころについて語る。

ダ・ヴィンチが暮らしたクロ・リュセ城 © Léonard de Serres

アレックス・マクリーヌによる写真展、ロワールの城館で使われる次世代見学ツール「ヒストパッド」Histopadも話題。

チームと検討してジロ・デ・イタリア断念…ロマン・バルデはツール・ド・フランスに集中

ジロ・デ・イタリア参戦を熱望していたAG2Rラモンディアルのロマン・バルデ(フランス)はチームスタッフと議論を重ねた結果、7月のツール・ド・フランスに集中し、5月のジロ・デ・イタリアを断念したと発表した。

ロマン・バルデ © Yves Perret / www.ypmedias.com

「ボクたちはいま、ハードなトレーニングを再開した。次のシーズンのためにボクの参戦予定を発表できて満足している」とバルデ。
「2019年最大の目標はツール・ド・フランスだ。これまでときおりジロ・デ・イタリアで勝負してみたいと思っていたが、2019シーズンにチームが掲げる目標設定を考慮しながら、チームスタッフと誠実で建設的な議論をし尽くした。ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのコースを綿密に分析し、ボクがグランツールで結果を残せる可能性をにらんで結論を出した」

バルデの資質による可能性の面だけでなく、ツール・ド・フランスがバルデの故郷であるブリウドを舞台にすることも要因となった。

「ボクたちは、パリ〜ニース、カタルーニャ一周、クリテリウム・デュ・ドーフィネなどバランスの取れたレースに参戦しながら、7月にコンディションの頂点を持っていくプログラムを構築した。より高いところに上るためにも、ジロ・デ・イタリア出場は延期した」

アルプスのオワザンでクロスカントリースキーをするロマン・バルデ、アレクシス・ビエモーズ、ウベール・デュポン © kevinbottin

●シーズン当初の参戦スケジュール
ツール・デュ・オバール (2月22〜24日)

クラシック・ドラルデッシュ (3月2日)

パリ〜ニース (3月10〜17日)

カタルーニャ一周 (3月25〜31日)

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ロマン・バルデはツール・ド・フランス参戦、ジロ・デ・イタリア欠場へ

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ロマン・バルデはツール・ド・フランス参戦、ジロ・デ・イタリア欠場へ

フランスのAG2Rラモンディアルは恒例となった冬季キャンプを11月26日から29日まで行い、ロマン・バルデ(フランス)の2019シーズンプログラムを確立。コース状況がバルデ向きのツール・ド・フランスに参戦し、ジロ・デ・イタリアはパスするという。

アルプスのオワザンでクロスカントリースキーをするロマン・バルデ、アレクシス・ビエモーズ、ウベール・デュポン © kevinbottin

フランスの山岳地域であるオワザンの中心にあるイゼール県ボジャニでの合宿。ツール・ド・フランスで有名なラルプデュエズの北部にある高地だ。自転車なしの「ノンバイクトレーニングキャンプ」の目的は、クロスカントリースキーなどの代替アクティビティに参加するだけでなく、選手、スタッフ、チームのテクニカルパートナーを交えて中身の濃い会議を開催することだ。それぞれの選手のシーズン活動日程などをプログラムするチャンスでもあるという。

その結果、バルデのプログラムが確立した。バルデは間違いなくツール・ド・フランスに参加するが、出場の可能性を最後まで模索してきたジロ・デ・イタリアは回避する。

ロマン・バルデ © Yves Perret / www.ypmedias.com

「いつも新シーズンに向けて初始動となるトレーニングキャンプで選手やスタッフと会うのは素晴らしいことだ」とチームマネージャーのバンサン・ラブニュ。
「チームがオワザンの山のど真ん中にあるボジャニに来て4年目になる。これまでのシーズン結果を分析して、新たなキックオフをするのに利用的だ。チームは毎年成長している。来年はステージレースとクラシックの両方の大きな野望を持っている。さまざまな可能性を検討した後、バルデはジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを連戦としない。実現すればエキサイティングな挑戦だっただろうが、ツールドフランスのコースは、ジロ・デ・イタリアよりもバルデが得意としているもので、グランツールは1大会に絞ることがいい結果をもたらすと判断した」

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キャノンデールの歴史に敬意を表する新型F-Si Hi-MODフレームセット販売

キャノンデール・ジャパンは、マウンテンバイククロスカントリーレースに参入し始めたころをオマージュした新型F-Si Hi-MODフレームセットの販売を開始する。キャノンデールの輝かしい歴史を積み上げたバイパーレッドとチームブルーの2色を展開し、同色のLefty Ochoが搭載される。キャノンデールの栄光の時代に敬意を表する特別なモデルだ。

1998シーズンのMTBレースを走るティンカー・ウォーレス

輝かしい時代に再びスポットライトを

F-Si THROWBACK FRAMESETS
FRAME: Hi-MOD BallisTec Carbon FORK: Lefty Ocho Carbon 29 , 100mm
WHEELS: HollowGram 23, Superlight Hi-Impact Carbon, 12×148 rear w/ DT Swiss internals
CRANK: Cannondale HollowGram Si, SpideRing 32T, Ai SIZE: S, M, L
PRICE: 60万円(税別)

F-Si THROWBACK FRAMESETS(レッド)

F-Si THROWBACK FRAMESETS(ブルー)

バイパーレッドバージョンはキャノンデールのレジェンドとして語り継がれているマウンテンバイクチームが、1994年から1997年まで使用していたヘッドショック搭載のハードテールへのオマージュモデル。また、「Quad Wrap」という特徴的なイエローデカールを採用したブルーバージョンは、1998年から2002年までレースで活躍した唯一無二のCAAD3、CAAD4、CAAD5を想起させるモデル。

ティンカー・ウォーレス

キャノンデールのレジェンドが1994年から1997年まで使用していたヘッドショック搭載のハードテール

当時チームが使用していたオーバーサイズのアルミ製フレームにヘッドショックを搭載したバイクは、現代でいう新型F-SiにLefty Ochoを搭載したバイクに匹敵するほど時代の先をいくものだった。事実、選手が乗るバイクは圧倒的に有利なパフォーマンスを発揮していたため、キャノンデールのバイクは負け知らずと評され、マウンテンバイクのクロスカントリーレースを席捲していた。

8年間の活動の中でキャノンデールチームは世界選手権11回制覇、ワールドカップタイトル17回獲得、国内選手権16回優勝、NORBAシリーズ33勝、銀メダルと銅メダル2つのオリンピックメダル獲得など前例のない成績を修めた。さらに、ワールドカップイベントで184回、ワールドカップシリーズで35回、世界選手権で21回、NORBAシリーズで84回表彰台入りを果たしている。

ボルボ・キャノンデールチームが1998年はレースシーンを席捲した

長年キャノンデールのマウンテンバイク選手として活躍しているティンカー・ウォーレスは次のようにコメント。
「充実した25年間でした。キャノンデールがこの新作フレームで懐かしい日々に再びスポットライトをあててくれたことをとてもうれしく思っています。数え切れないほどの思い出がよみがえりました。いまだにキャノンデールというファミリーの一員でいることをとても光栄に思っています」

プロダクトマネージャーのピーター・ヴァランスは過去を振り返り次のようにコメント。
「熱狂的な多くの人々と同じように、私もこのバイクに夢中でした。このフレームセットは、まるで15歳の夢見る自分へのプレゼントのようなものです」

往年のカラーが採用されたキャノンデールのF-Siフレームには、OutFrontジオメトリー、鋭い走りと、猛烈なトラクションを生むAiリヤトライアングル、スピードリリースなど現在販売されているF-Siと同じ機能がすべて搭載されている。もちろん、世界最速のシングルサイドシングルクラウンのサスペンションフォーク、Lefty Ochoも搭載。SからLのサイズで展開され、世界数量限定生産のフレームとなる。

イエローデカールを採用したF3000は1998年から2002年までレースで活躍した

【取り扱い店舗】
F-Si THROWBACK FRAMESETS(Red)
ヤマシゲサイクル(愛知県津島市)
ストラーダバイシクルズ草津本店(滋賀県草津市)
キャノンデール心斎橋(大阪市)
グッドスピード井原自転車店(広島県東広島市)
オールウェイズバイシクルズ(大分市)

F-Si THROWBACK FRAMESETS(Blue)
スポーツサイクルサカモト(新潟県三条市)
マーシュ(神奈川県藤沢市)
サイクルショップ輪娯ロード(大阪府豊中市)

笑顔あふれる宝探しサイクリングに全国から100人…ライドハンターズin上野村

仲間と協力しながら自転車に乗って宝探しするサイクリングイベント「ライドハンターズin上野村」が11月24日、群馬県上野村で初開催され、長崎県からやって来たサイクリストをはじめ約100人が参加。地元の人たちとふれあえるサイクリング大会はアットホームな温かさがあふれていた。

旧道沿いにダイコンや干し柿が!

エリア探索サイクリングという、いま最も人気が上昇しているサイクリング大会。「その土地ならでは」のものを感じながら、旅行気分で楽しめるのが特徴だ。今回のエリアは「山岳サイクリストの聖地」とも呼ばれる西上州・上野村。全国各地で毎週のように開催されているツール・ド・ニッポンシリーズとしても群馬県でのイベントは初めてとなる。

ライドハンターズとは地図上で指定されたスポットを巡り、制限時間内に獲得した総合得点を競うゲーム感覚のサイクリング。スポット得点のほかにミッション得点(~で●●を食べる、~にいる■■さんを訪ねて一緒に写真を撮るなど)も多数設定されていて、脚力というよりは「よりこの地域を楽しんだ人」が有利になるといったルールになっている。

第1回の開催となるライドハンターズin上野村に各地からサイクリストが集まった
拠点は上野村役場。神流川沿いののどかな道を目指してスタート

チームごとにエントリーした参加者は、地図やグーグルマップを使って村内65カ所に設定されたチェックポイントを制限時間内に回る。オリエンテーリングと似ているが、ポイント数が多いのですべてを回る必要がなく、回る順番も決められていない。地形的な難易度によって配点され、集めた得点の合計で順位が決まるというのが着順で争うロードレースとは異なる点だ。

ポイントに到着したら自撮り画像をLineで送信。事務局がリアルタイム集計し、途中経過順位も確認できる。また、いい写真などには特別賞が与えられるなどフォトコンテストの要素もある。緊張感あるレースとはまったく異なる、こんな楽しいイベントが全国に増殖中だ。

旧道をいく成田美織さん。自転車を始めて数カ月というロードバイク女子だ
黒澤八郎村長も「継続して開催します!」と宣言

群馬県の南西部に位置する上野村は四方を山に囲まれた、すり鉢の底に集落がたたずむ。この村に行くには必ずどこかの峠を越えなければならない。そんな特殊な地形から、古くから峠越えを趣味とするサイクリストが訪問するようになり、いつの日か「自転車野郎の聖地」と呼ばれるようになった。

今でこそ国道299号がバイパスとして村を貫き、上信越自動車道の下仁田インターにアクセスする湯の沢トンネルも開通したが、川沿いの旧道は時代がストップしたかのようなたたずまいをみせる。

2017ミスアース群馬代表の成田美織さんも今回のイベントに参加。ロードバイクを始めたばかりだが、「信号がなく、気持ちいいサイクリングは初体験でした。また走りたいです!」と大満足。

成田さんが訪ねた得点ポイントのひとつが、軽トラ移動カフェのYotacco。店主の黒澤恒明さんはかつて4年ほど海外サイクリングをしていた経験を持つ。「遠方から参加しに来てくれたサイクリストと話がはずみました。村のことを知ってもらえて、感激しました!」と顔をほころばせた。

軽トラ営業中のカフェYotaccoを見つけて記念撮影の成田美織さん
ユニークなポーズでフォト賞をねらう!

民家の脇を通らないと見過ごしてしまうような新羽神社もポイントだった。隣の民家の男性が自家製こんにゃくいもから作ったおでんを用意。神社にやって来た参加者に「みそ田楽」をふるまった。
「風雨にさらされているけど本殿の彫刻は素晴らしいもの。観光客が訪れてくれるイベントは本当にありがたい」という。

上野村の黒澤八郎村長は、「参加者のみなさんの笑顔が印象的でした。これからも継続して開催していきます」と約束。

優勝チームは31カ所のポイントを回り、副賞として宿泊施設のペア宿泊券をゲット。そのほかにも特産しいたけ3kgやイノブタ肉3kgなどの特産物が各賞獲得チームに提供された。

新羽神社の隣に住む男性が手作りしたというみそ田楽をふるまってくれた

今回のポイントは交通量がほとんどない旧道に多く設定された。古い日本のよさをしのばせる、のどかな雰囲気はのんびりと自転車を走らせるのにうってつけ。ケータイ電波の圏外であることから今回のポイントから除外されたが、上野村には走りごたえ十分の峠がいくつもある。そんな魅力あふれるエリアであることを参加者全員が感じたことだろう。

地元の人たちとふれあえる企画にしたことも特徴だ。イベント翌日にサイクリングしてみると、軽自動車を運転する村の人たちがこれまで以上にサイクリストを気遣う運転をしてくれていることが感じられた。こういったイベントが全国に増えることで、政府の掲げる「自転車活用推進」の旗艦となる自転車ツーリズムが普及していくのだと確信した。

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貴景勝は高校時代、ツール・ド・フランス王者に稽古をつけていた

大相撲九州場所で初優勝した貴景勝は埼玉栄高在学時代の2013年、世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」で総合優勝したクリストファー・フルーム(英国)に相撲の稽古をつけていた。

2013年にツール・ド・フランス総合優勝のフルームらが相撲に挑戦したとき、右端の顧問のとなりでほほえましく見つめるのが現貴景勝 © Yuzuru SUNADA

佐藤貴信さん(本名=当時17歳)が所属していた埼玉栄高相撲部に、その年に日本で初開催されたツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのために来日した選手が同部に体験入門するという催しがあった。自転車用のレーシングパンツの上からまわしをしめたフルームや、当時の世界チャンピオン、ルイ・コスタ(ポルトガル)、ペテル・サガン(スロバキア)らを相撲部員が迎え、稽古をつけたのだ。

埼玉栄高の相撲部にツール・ド・フランスのトップ選手が入門。2013年

2013年に「ツール・ド・フランスの名を冠した世界初のイベント」として初開催された第1回ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。これに出場する海外32選手や関係者らが、大会前日となる10月25日に埼玉栄中学・高等学校相撲部を訪問。日本の伝統文化にふれあうという趣向で、その破天荒な企画が参加者や関係者から好評で、それ以降この大会の名物企画となっている。

ツール・ド・フランスで4度の総合優勝を果たし、いまや自転車界のスーパースターとなったフルームは、2017年に行われたインタビューで、「さいたま大会で特に印象的だったのは地元中学・高校の相撲部に行って日本の伝統を体験したことです。相撲は自転車とは全く違うスポーツですが、稽古や規律の厳しさを知り、素晴らしいと思いました」とその思い出を語っている。