エールフランスが2019年5月14日に日本初の特別便を成田〜トゥールーズ間で運航

エールフランス航空は日仏160周年を記念し、2019年5月14日に日本初となる成田発トゥールーズ行き特別チャーター便を運航する。今回のチャーター便オーナーはワールド航空サービス。運航に先立ち、2018年11月21日、ワールド航空サービスとエールフランス航空KLMオランダ航空が契約書の調印式を行った。

オクシタニー地方、首府トゥールーズのキャピトール広場 © Franck CHAREL

チャーター便の機材はボーイング777-300全296席、4クラスでファーストクラスのラ・プルミエール4席、ビジネスクラス58席、プレミアムエコノミークラス28席、エコノミークラス206席。成田国際空港を13時35分に出発し、トゥールーズには現地時間同日の20時5分に到着予定。

この企画はエールフランス航空、フランス観光開発機構、ワールド航空サービスの共同ツアー企画として実現した。さらに、フランスのオクシタニー地方圏議会とオクシタニー地方観光局が全面的なサポートしている。オクシタニー地方観光局は遠距離市場の中で日本を優先市場と位置づけ、2016年より精力的なプロモーションを展開するほか、2018年6月には地方圏議会議長キャロル・デルガ、同副議長ナディア・ペルフィーグの来日により、当企画の実現へと進展した。

フランス南西部のオクシタニー地方には、ばら色の街トゥールーズをはじめピレネー山脈と地中海が織り成す風光明媚な人気の観光地や、ポン・デュ・ガールやガヴァルニー圏谷、アルビ、カルカッソンヌなど8つの世界遺産がある。ツアーの2日目には参加者全員を招待してトゥールーズ市内にあるオクシタニー地方議会庁舎で歓迎レセプションが予定されている。

左からワールド航空サービス松本佳晴社長、 Air France-KLMアジア太平洋地区担当アントワーヌ・プシオ副社長、 フランス観光開発機構フレデリック・マゼンク在日代表、 エールフランス航空KLMオランダ航空ステファン・ヴァノヴェルメール日本支社長

直行チャーター便特別企画として南西フランス、スペインとバスク地方、アルザス地方などを巡る魅力的な9つのツアー旅行をワールド航空サービスが発案した。(詳細ページ

日本初となる特別チャーター便の運航に関して、エールフランス航空KLMオランダ航空、ステファン・ヴァノヴェルメール日本支社長は次のように語っている。
「1日最大4便の日本発パリ行きの通常運航便に加えて、関係者の尽力のおかげで初めて日本発特別チャーター便を運航することになり、大変うれしく思います。成熟した日本市場ではフランスの魅力的な地方都市を含む、よりテーラーメードでハイクラスなツアー旅行の需要が高くなっています」

フランス観光開発機構のクリスチャン・マンテイ総裁は次のように語っている。
「日本のお客様はフランスの地方と文化遺産への関心が高い。そんなお客様の期待に応え、フランス旅行の選択肢が広がるチャーターフライトの運航を心から歓迎します」

日本旅行業協会(JATA)の「ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれたオクシタニー地方のサン・シル・ラポピー © CRTO / P-Thebault