日本の教育やスポーツが新たな時代に…安床エイトのクラッシュドアイス

日本初開催となるレッドブル・クラッシュドアイスは12月7日、LQC(ラストチャンスクオリフィアーズ)と呼ばれる敗者復活レースに安床エイトが出場し、8日の決勝進出に望みをかけてスタートしたが上位進出を果たせず、今大会を終えた。

安床エイトは果敢に攻めるも決勝進出が果たせず © Jason Halayko/Red Bull Content Pool

「悔しいです。もっともっと勝ち上がっていきたかった。場面場面で悔いは残ることはあるんですが、いまはこれでいいかな。次につなげていければいいと思います」

安床自身は2年前にアスリート活動にある程度の区切りをつけ、インラインスケートを使った運動教室の運営を中心に活動している。選手仲間に加え、生徒も応援に駆けつけてくれた。指導している生徒からは「これからもアイススケートを続けてほしいと言われると思う」と予想する。

ゴール後は大粒の汗をしたたらせ、全身から湯気を発散させながら、「とりあえず走りきりました」と感無量の表情。
「走りきったっていうはこのレースだけじゃなくて真剣に挑戦を続けた10カ月のこと。わずか10カ月ですけれど、本当にいろんな人にめぐり会って、アドバイスをもらったり助けてもらったりと、奇跡のような10カ月だった。感謝です」

日本初開催のレッドブル・クラッシュドアイスも海外大会と同様に最高の盛り上がりを見せた © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

予選敗退という現実を受け、その反省点は自分のなかで受け入れて、次につなげていきたいという。あせりから来るバランスの崩れであるとかを修正する必要があるという。

「タイムトライアルのように1人で滑る競技と、4人で競り合うレースはスポーツが異なるくらいに違ったもの。同走する他選手に対してどうするか、どんなラインを取るかという一瞬の判断、先行されたときに追いつくスキル。それが課題です。これからもアイススケートに乗り続けて、仕事としてのインラインスケートと両立していければと思います」

日本選手として2009年にクラッシュドアイス初参戦した猿渡亮。日本開催を知りカムバック。日本チーム全体をリードする存在だった。予選敗退に感無量の涙

日本を取りまとめていたのは日本人のクラッシュドアイス第一人者の猿渡亮だと強調する。
「インラインスケートのアドバイスや練習はボクが任されていて、ずっと一緒に戦ってきていたのでありがたいです。そういった意味で日本チーム全体の活躍はいまでも期待していて、全力で応援します」

この悔しい気持ちを自分自身の成長につなげていきたい。それがアイススケートなのかインラインなのかを考えていきたい。でも本当にいいイベントだと思うので、機会を与えられたまた戻ってきたい。今回は限られた時間の中の挑戦なので、時間をかけてアイススケートのじっくりとやっていきたい。アイススケートが好きになったので追求していきたいと語る。

「ジュニア大会で優勝したジョジョはお父さんがインラインスケートの選手だったので赤ちゃんのころから知っていて、そんなところでつながっているというのも実感としてあるので、生徒や息子が活躍してくれることを祈ります」

インラインスケートの元世界チャンピオンとしてアイススケートに挑戦した安床エイト

日本の教育やスポーツが新たな時代に変わりつつあることを感じているという。冬季五輪の種目にこのクラッシュドアイスが有力候補にあげられていたり、今までにないスポーツが世界で開催され、日本にも入ってきて、それを目指す若手アスリートが必然的に増えてくる。この島国から世界に飛び出していくチャンスが来たなと確信する。こまめに練習をすることが得意な日本人には向いているスポーツであることもお見通しだ。

「日本の旗が振られているなかで、声が聞こえていたので、いろんな人が名前を呼んでくれたり、頑張れと言ってくれたり、気持ちをのせてくれたので非常にうれしかったです。ボクは一足先に終わっちゃいましたけど、もうひとり安床が残っているので。弟の武士がやってくれると思います」

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このままでは終われない! 佐藤つば冴、クラッシュドアイスに継続参戦

日本初開催となるレッドブル・クラッシュドアイスは12月7日、LQC(ラストチャンスクオリフィアーズ)と呼ばれる敗者復活レースに佐藤つば冴が出場し、8日の決勝進出に望みをかけてスタートしたが上位進出までの2位を逃す3位以下となり、初挑戦の大会を終えた。

佐藤つば冴 © Lisa-Marie Reiter / Red Bull Content Pool

「みなさんが応援してくれたので、昨日のタイムトライアルよりはうまく滑ることができました」

アイスホッケーの強豪選手だが、クラッシュドアイスのトレーニングを始めて10カ月。何年もこのレースで実績を積んできたトップ選手との実力差は大きい。さらなる準備をし、経験を積んでいく必要があると佐藤は痛切に実感したようだ。
「ホントに悔しい。足が着いてこないというか。次があるとしたらもっと頑張らないといけないです。あとは気持ちで負けないようにしたい。絶対に再チャレンジしたいです」

決勝進出を阻まれてゴール後にレースを振り返る佐藤つば冴

同じ日本選手としてともに初参戦した吉⽥安⾥沙の快進撃も刺激になった。
LQCの初戦突破に「アリサ、やべー」と絶叫。年下選手の走りにもっと頑張る必要を感じる。
「アリサはタイム的にも行くと思っていました。インラインスケートを安床エイトさんのところでやっているのでセクションに慣れているのが強みだと思います。私はスロープが一番の課題です」

「このままでは終われないので、第2戦のフィンランド・ユバスキュラ以降も参加していきたいです。次に向けて準備を始めます。今回はヨコハマの夜景を見ている余裕さえなかったですから」

佐藤つば冴は目標の決勝進出を果たせず、笑顔の中に無念をにじませる

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TREK公式SNSでクリスマスキャンペーン…マグカップがあたる

トレック・ジャパンは2018年12月4日から25日までの期間、公式SNSのフォロワーを対象にした「TREK公式SNSクリスマスキャンペーン」を開催する。

TrekDinerMug

クリスマスキャンペーンではTREK各公式SNS(Facebook、Twitter、Instagram)の投稿にいいね!とフォローで応募完了。応募した人の中から抽選で合計50名に限定マグカップをプレゼント。自身で使うのも大切な人へのギフトにするのも最適。

応募した各公式SNSによって当たる賞品のカラーが異なる。

また全国9店舗あるTREK直営店舗内にあるクリスマスツリーの写真と一緒にハッシュタグ(#trekchristmas)をつけてアップすると当選確率2倍に。

TrekAdventureMug

【賞品】
Facebook:20名 Diner マグ ホワイト
Twitter :15名 Adventureマグ ブルー
Instagram:15名 Adventureマグ グリーン
合計で50名に当たる。各SNSによって当たる賞品のカラーが異なるので、気に入ったカラーのSNSでいいね!&フォローしよう。
※当選者にはSNSのダイレクトメッセージを通して連絡する予定。

【期間】 2018年12月25日(火)いいね!&フォロー分まで
【対象SNS】 Twitter、Instagram、Facebook
【応募条件】TREK各公式SNS(Facebook, Twitter, Instagram)該当の投稿にいいね!およびフォローで応募完了

TREK公式SNSで限定マグ

所有車をワイヤレス電動変速に変える話題のXshifterが12月発売

2018年秋の台北自転車ショーで話題になったXshifterが12月中旬から日本国内でも発売される。既存のリヤ変速機そのままで、ワイヤレス電動シフティング化するもの。すべての調整をスマホアプリで行う画期的なシフティングシステム。4万2000円(税別)。取り扱いはアクションスポーツ。

Xshifterワイヤレス電動シフティングシステム

Xshifterとは
「ドライブトレインの部品やディレイラーを変更することなく、とても気に入っている今のバイクをワイヤレス電動シフト化することができたら」
このXshifterを開発したPaul Gallagher(米国ウィスコンシン州生まれ)は、1970年代以来製造とエンジニアリングに携わり、Hayes(ハーレーダビッドソンのオートバイで使用されている現在のブレーキシステム)、SRAM(ガイドアルティメットのキャリパーとそのブレーキの他の部品)を開発した経験をもつエンジニア。自転車を愛するサイクリストでもある。

彼は自分のMTBに使われている既存の重くて高価な「ワイヤシフティング」を現代の半導体技術を駆使した電動ワイヤレスシフト化するアイデアを持ち、2018年の4月26日から事業を正式に立ち上げた。アイデアの結集はこのXShifterとして形になり「軽量で、より速く、より正確で、より汎用性があるシフティングシステム」を実現、多大なインパクトをサイクリストに与えている。

ハンドル部に操作ボタン、ロードバイクはチェーンステー、MTBはシートステーに本体を装着すればワイヤレス電動変速が実現

リヤシフター用ユニットの発売に続き、フロント用ユニットも近日のリリースを予定。XShifterは今後事実上の標準シフトになる可能性があるという。今回の製品は、ジャグワイヤーの元CEOで優秀なマーケッターとしても知られているJerryHuang氏が経営するCICLOVATION(smartcycling社)から世界中にデリバリーされる。

Xshifterワイヤレス電動シフティングシステムのキット
ELINK動作本体とポッド。重量118.5g

Xshifterワイヤレス電動シフティングシステム
◇価格4万2000円(税別)
◇12月中旬発売開始予定
◇重量:ユニット+ポッド(バッテリー含む)119g
◇従来のリヤディレイラーに、マイクロコンピューター制御の動作システムを装着して、ワイヤレス電動シフティング化。ギヤごとに0.1mm単位でワイヤ調整が可能でシフティングタッチが飛躍的に向上する。すべてのワイヤ調整や電池残量の確認などをスマホアプリで簡単に行える。日本語版マニュアル付き。

レッドブル・クラッシュドアイス横浜の競技日程・時間変更

レッドブル・クラッシュドアイス横浜の競技日程・時間が変更された。

エリート男子の競り合い。左からキャメロン・ナーズ(米国)、安床武士、スコット・クロクソール(カナダ)、ルカ・デラーゴ(オーストリア) © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

●レッドブル・クラッシュドアイス横浜大会のタイムスケジュール予定
12⽉7⽇(⾦)
17:00-17:15 フリースタイル・コンペティション
17:15-18:00 ジュニア世界選手権ラウンドオブ16、ラウンドオブ8、決勝
18:00     男子タイムトライアル トップ32選手プレゼンテーション走行
18:12-18:52 男子LCQ(ラストチャンスクオリフィアーズ)ラウンドオブ64
18:57-19:07 女子LCQラウンドオブ16
19:12-19:32 男子LCQラウンドオブ32
19:35-19:40 女子LCQラウンドオブ8
19:41-19:51 男子LCQラウンドオブ16
19:52-19:54 女子LCQ決勝
19:58-20:13 男子LCQラウンドオブ8、決勝

12⽉8⽇(⼟)
07:00-10:00 トレーニング
18:00-20:15 決勝
※コース状態により内容およびスケジュールは変更になる場合がある

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ニューヨーク市観光局が大晦日を華やかにお祝いするイベント

世界的に有名なタイムズスクエアの年越しイベントや5つの行政区(ブロンクス、マンハッタン、スタテン島、クイーンズ、ブルックリン)で開催される年末年始を華やかに彩るイベントをニューヨーク市観光局が紹介している。「毎年タイムズスクエアで開催されるドロップボールは世界で一番アイコニックな年越しイベントの一つです。観光客や地元住民が華やかな2019年を迎えられるようにさまざまなイベントを企画しています」とニューヨーク市観光局/CEO:フレッド・ディクソン。

ニューイヤーズイブ。マンハッタンのタイムズスクエア

タイムズスクエア
約21mの高さがある数字「1」と「9」が12月13日に運ばれ、12月22日までタイムズスクエアプラザのさまざまな場所で、インスタグラムやSNS用の写真撮影が可能となっている。12月28日の正午から1時まで、観光客や地元住民は「グッド・リダンダンス・デー」に参加できる。「グッド・リダンダンス・デー」は 1年間の悪い思い出を捨て去るラテンアメリカの伝統に基づいた行事。毎年行われるこのイベントはタイムズスクエアのブロードウェイ広場で行われる。

12月1日から29日まで掲示されるタイムズスクエアプラザのウィッシングウォールでは、願いごとが書かれた紙を貼り付けることができる。2019年の希望と夢が書かれた紙は大晦日に全ての願いごととともに紙吹雪に落とされ、新年の始まりを華やかに飾る。また、ウェブサイトでも願いごとを送ることができる。

マンハッタン ミッドタウンでのイベント
ミッドタウンにあるホテルは新年を華やかにお祝い。大晦日はさまざまなイベントが開催される。

The New York Marriott Marquis
ニューヨーク マリオット マーキスは360度の展望を持つ「The View Restaurant&Lounge」で5コースディナー、プレミアムオープンバー、エンターテイメントを開催。タイムズスクエアでの年越しを見ながらゆっくり過ごせる。

The Peninsula New York’s
ザ ペニンシュラ ニューヨークのレストラン、「サロン・デン・ニング」では、年越しにシャンパンで乾杯するルーフトップバーイベントを開催。シグネチャーレストランの「クレメンテ」では、ガラディナーやダンス、年越しをDJの音楽締めくくるブラック・タイイベントを開催。

The Langham, New York, Fifth Avenue
ザ・ランガム ニューヨーク フィフス・アベニューのAi Fioriは、特別な4コースのプレフィックスミールと特別に企画された大晦日テイスティングメニューを提供。

The Sanctuary Hotel’s
サンクチュアリホテルの「Haven Rooftop Lounge」では、大晦日のお祝いにさまざまなプレミアムパッケージを提供。 4時間のプレミアムオープンバードリンク、グルメアペタイザー、2名のプロDJが主催するパーティーが楽しめる。

その他の年越しイベント
Z Hotel NYC
クイーンズにあるZ Hotel NYCはダックブレスト、ローズマリーとタイムのラム肉、グリルマリネされたニューヨークステーキなどのメニューで新年をお祝い。このロングアイランドシティにあるZ Hotel NYCでは、オープンバー、ビュッフェ、年越しの乾杯イベントが開催される。

The Hilton Garden Inn
スタテン島の415エーカーの保護された森林の中心に位置するHilton Garden Innは、豪華なNicotra’s Ballroomで新年のイブ・ガラディナーを開催。オールインクルーシブのイベントでは、午前1時までライブバンドとDJが演奏する。キングスイートでの一泊滞在など、アップグレードされたプランが利用できる。

Loews Regency Hotel
マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるスタイリッシュなロウズリージェンシーホテルのスイートで、オープンバー、深夜のシャンパントースト、リージェンシーバー&グリルの夕食が楽しめる。すべてのパッケージは12月28日までに予約する必要がある。

9th Annual New Era Pinstripe Bowl
ブロンクスにあるヤンキースタジアムは、今年もまた大晦日の第9回ニューエラ ピンストライプ ボウルで野球のグラウンドをフットボールフィールドに変換。歴史的な野球スタジアムで行われるアメリカンフットボールの年次試合で有名大学チームが競うのを見ることができる。周辺の様々な有名なレストランや、歴史的なオペラハウスホテルに出かけよう。

New York Botanical Garden’s Holiday Train Show
ブロンクスにあるニューヨーク ボタニカル ガーデンのホリデートレインショーは、ニューヨーク市の建築環境を展示する年1回の展示会が大晦日の午後6時まで開かれる。オクルス、ワンワールド・トレード・センター、バッテリー・マリタイム・ビルディングなど、新しく追加されたものを含む、175以上の小型象徴的な都市構造を見られる。

The New Year’s Eve Fireworks Celebration
大晦日にブルックリンのプロスペクト・パークで行われる今年で39回目となるファミリー・フレンドリーな年越しイベントは、数万人の地元住民や観光客が花火やライブエンターテイメントで年越しをお祝い。

Circle Lines New Year’s Eve Cruise
ニューヨーク港のCircle Lines New Year’s Eve Cruiseでは大晦日の午後9時から午前1時まで乗船し、美しいニューヨークのスカイラインとハドソン川の豪華な花火が見られるプランを用意。DJイベントと年越しの乾杯を。

The New York Philharmonic’s New Year’s Eve Concert
グラミー賞を受賞したレニー・フレミング(Renee Fleming)は、ニュー・ミュージカル・ディレクターのジャップ・ファン・ツウェーデン(Jaap van Zweden)とニューヨーク・フィルのニューイヤー・イヴ・コンサートのフィルハーモニーに参加し、歌と踊りの夜を演奏。

NYRR Midnight Run 2019 NYRR
ミッドナイト・ランで、年越しをお祝い。登録されたランナーはセントラルパークのRumsey Playfieldに集まり、4マイルのレースが行われる。このレースは午後10時から始まり、夜中12時までに終了。