しまなみ海道サイクリングバスツアー4月21日夜発…料金は3万9800円。2シート占有なら4万9800円

観光バスのトランクルームにスポーツバイクを専用キャリアで搭載し、人気コースまで直行するサイクリングバスツアー。大好評だった「しまなみ海道ライナー」が復活し、4月19日(金)夜出発~20日(土)現地サイクリング~21日(日)午前中帰着の日程で開催される。

今治に到着! 来島海峡大橋を振り返る

現地では「フリー走行形式」でのサイクリング。自分自身のペースで広島県尾道市から愛媛県今治市まで走る。尾道到着時は人気拠点の「U2」でのんびり朝食を取ってから出発。

補給食として現地で評判の「はっさく屋」のはっさく大福、「ドルチェ」のジェラートを提供。

ゴールはサイクリストに評判の「しまなみ海道 喜助の湯」で、サイクリングの心地よい疲れを温泉で癒してから帰路に着く。

出発時のブリーフィングで、しまなみ海道の楽しみ方を尾道観光協会スタッフが案内。万一に備えて同協会がサポートカーで帯同する。

生口(いくち)島の瀬戸田という海岸線にある手作りジェラート「ドルチェ本店」はサイクリングの休憩ポイントとしても大人気。店の前にはスタンドのないロードバイクを倒さずに駐輪できる設備がある

【設定日】
2019年4月19日(金)夜出発~21日(日)朝帰着
※車中2泊 ※現地サイクリングは4月20日(土)

【旅行代金】
一人で参加=4万9800円(一人で2座席)
二人で参加=一人3万9800(二人で2座席)

※二人の参加で一人2座席を希望の場合、一人ずつ申し込みする

【出発地】
東京駅(国際興業本社)、新宿駅(西口都庁横)

【募集人員】
22名(18名以上催行)

【旅行代金に含まれるもの】
貸切バス乗車代(一人1台の自転車積載を含みます) / 朝食(1回)
補給食(スイーツ2回) / 温泉入浴代 / 現地サイクリングコーディネーター費用 / 旅行傷害保険料

【添乗員の有無】
添乗員が同行。現地サイクリング時はコーディネーター(1名)およびサポートカー(ワンボックス車1台)が帯同

Onomichi U2の朝食はタマゴの調理方法が指定できる

【申込み方法】
インターネットから

【利用バス会社】
国際興業(株)

【旅行行程】
4月19日(金)
東京駅(国際興業本社) 集合⇒19:50 / 出発⇒20:10
新宿駅(西口都庁横)  集合⇒20:30 / 出発⇒20:50
==《首都高速・東名道》==港北PA==足柄SA==(途中2時間ごとに休憩)
      車 中 泊
==《新東名道・伊勢湾岸道・東名阪道・新名神道・名神道・中国道・山陽道》==
4月20日(土)
尾道U2(8:00着予定 朝食 / ブリーフィング サイクリンスタート9:20頃)
       🚲 🚲 しまなみ海道サイクリング 🚲 🚲
今治 しまなみ温泉喜助の湯
(サイクリングゴール 17:00頃 入浴 / 自由夕食 / 19:00発予定)==《しまなみ海道 / 途中SAでお土産買い物》==(途中2時間ごとに休憩)==
《山陽道・中国道》==
      車 中 泊 
4月21日(日)
==《名神道・新名神道・伊勢湾岸道・新東名道・東名道》=足柄SA==港北PA==《首都高速》==新宿駅(8:20頃)==東京駅(9:00頃帰着予定)
※港北PAよりご参加を希望される場合はご相談下さい

しまなみ海道をいく。サイクリング専用道ではなく、歩行者も利用するので、出会ったときは減速するなどゆとりを持って

《以下につきましてご理解のうえお申し込みをお願いいたします》
・心身ともに健康で両夜行(車中2泊)での長距離移動(往復約1600km)ができる方
・サイクリング中のトラブルシュート(パンク修理など)が自身で可能な方
・現地サイクリング時間内(おおむね9:00~17:00頃)でしまなみ海道の走破が自身の技量で可能な方 ※雨天でも原則実施
・バスでの長距離となるため、車内マナーのご協力と他のお客様への配慮というお願いに賛同をいただける方

《ツアー実施上のお願い》
・雨天決行です。自転車の安全な走行に支障をきたすような荒天の場合はツアー催行を中止させていただきます。
・お客様の安全を最優先に考慮し、現地の気象状況等でサイクリング時間やコースの一部変更また、サイクリングの途中中止を主催者側で判断させていただく場合がございます。この場合でも、旅行代金の返金等には応じかねますので予めご了承をお願いします。
・サイクリングスタート時、主催者側では車検等行いません。よく整備された自転車でご参加下さい。途中、パンク等のトラブルは原則、お客様ご自身での対応をお願いたします。
・メディア等の取材が入る場合がございます。
・ツアー実施中に撮影させていただきました画像等は今後、弊社からの情報発信等で活用させていただく場合がございます。サイクリングバスツアーの利用促進、しまなみ海道周辺での地域振興およびサイクリング推進以外の目的で使用することはございません。

《自転車積載についてのお願い》
・前後輪が完全に外せるロードバイク・クロスバイクまたはミニベロとさせていただきます。
・破損防止及び積載の都合上、ライト・サイクルコンピュータ・バック類などのアクセサリーはあらかじめ外していただくようご協力をお願いいたします。
・輪行袋に収納された状態の場合、そのまま車内後部座席部分に収納させていただく場合がございます。
・【重要】バスボディトランクにバイクを収納し往復で約1600kmを移動します。長距離走行のためフレームのボルト類が緩む可能性がございます。収納前にはボルト類をしっかり締めていただくとともにサイクリングスタート時には緩みがないかお客様ご自身にて確認をお願いいたします。

《現地サイクリングについて》
・「フリー走行形式」でご自身のペースでのサイクリングになります。補給食提供場所(2カ所)はお客様の通過確認も兼ねております。必ずお立ち寄りをお願いします。現地到着時の朝食はツアー代金に含んでおります。サイクリング中の昼食およびゴール地点での夕食は自由食となります。
・お客様がサイクリングスタート後、ご乗車のバスは乗務員仮眠のためゴール地点に回送させていただきます。途中経由地点にはバスは立ち寄りいたしません。サイクリングに必要な物及び貴重品をお持ちいただくようお願いいたします。
・サイクリング中の自転車のトラブルはお客様にて対応をお願いいたします。万一に備えサポートカー(ワンボックス車)はサイクリング中帯同します。サポートカーの立ち寄り箇所、サイクリング中の各地点目安通過時間及びコンビニの場所は当日お渡しするマップにてご案内いたします。現地サイクリングは尾道⇒今治間のブルーライン上(約75km)を想定しております。
・サイクリングスタート時、ブリーフィングにてご案内いたします。

大三島に上陸してすぐにある道の駅「多々羅しまなみ公園」には、鐘を鳴らすと幸福が訪れるという「しあわせの鐘」がある

【しまなみ海道ライナー】
サイクリングバスツアー独自の積載キットでお客様のバイクを観光バスボティトランクに収納します。観光バスで「しまなみ海道」にダイレクトアクセス。わずらわしい交通機関の乗り継ぎやバイクや荷物の携行の心配がございません。
尾道到着時、「U2」で朝食をお楽しみ下さい。
出発時ブリーフィングにて、しまなみ海道の楽しみ方を尾道観光協会のスタッフよりご案内します。万一に備え、サポートカーも帯同します。
評判のスイーツを補給食としてご用意します。(「はっさく屋」のはっさく大福 / 「ドルチェ」のジェラート 2カ所を予定)
ゴールはサイクリストにも評判の「しまなみ海道 喜助の湯」。サイクリングの心地よい疲れを温泉で癒していただけます。
お帰りには「しまなみ海道土産」を買い物する時間をSAで設けます。
お一人でご参加の方も、一緒にサイクリングするお仲間がいます。
往復約1600kmを安全に走行できるよう「運転士2名体制」で運行します。当社(国際興業観光バス)は「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で日本バス協会よりセーフティバスとして認定を受けております。

☆★ 初めて「しまなみ海道」をサイクリングする不安を減らし、喜びを増やせるようスタッフとして努めさせていただきます ☆★

ニューヨーク市観光局がマスターカードとグローバルパートナーシップを締結

ニューヨーク市観光局(本局:米国ニューヨーク市/CEO:フレッド・ディクソン)がクレジットカードの国際ブランドである「マスターカード」と今後数年間にわたりグルーバルパートナーシップを締結し、渡航者にユニークな体験を提供することを発表した。

画像キャプチャーなのでクリックしても飛びません

ニューヨーク市はマスターカードが毎年実施している「世界渡航先ランキング」に、旅行と食事の両方でトップクラスの都市の1つとして常にランクインしていて、渡航者と地元住民の両方にユニークな機会を提供している。

ニューヨークでのプライスレスな体験を提供

マスターカードとのパートナーシップの一環として、マスターカードの会員は、ニューヨーク市のさまざまな観光地で会員限定のディスカウントやセール、メンバー限定のアクセスなどの特典とともにプライスレスな体験ができる。

ニューヨーク市観光局とマスターカードはこのパートナーシップを通じて「NYC ブロードウェイ・ウィーク」、「NYCレストラン・ウィーク」、「NYCマスト・シー・ウィーク」を含むニューヨーク市の象徴的な観光プログラムや、ニューヨーク市全体の観光に関するプライスレスな体験を観光客に提供する。

ニューヨーク市観光局が推進する「NYC ブロードウェイ・ウィーク」、「NYCレストラン・ウィーク」、「NYCマスト・シー・ウィーク」は2019年に発表した冬のプログラム「NYCウィンターアウティング」の一環であり、ニューヨーク市のレストラン、劇場、美術館、アトラクション、舞台芸術を促進するもの。期間は2019年1月21日から2月10日まで。

2018年の渡航者数は過去最多の6520万人を記録

また、ニューヨーク市の渡航者数は9年連続で成長を続け、2018年には過去最多となる6520万人の渡航者数を記録したことが発表された。また、同市に立地するホテルの宿泊客室数は2018年約3770万室となった。全渡航者6520万人の内訳としては、米国内からが5160万人(前年比+3.9%)、海外からが1350万人となる。

同時に発表された2019年の訪問者数の見通しでは、合計6520万人万人がニューヨーク市を訪れると見込まれている。 さらに、2019年は「2019 ニューヨークモニュメンタルイヤー」と題し、新規開発地区をプロモーションするほか、「ワールドプライド」のホストシティとしてさらなる観光客数増加に向けた活動を展開していくという。

ホセビセンテ・トリビオが吹雪のKINAN AACA CUP 開幕戦で優勝

KINAN Cycling Teamがホストを務める東海地区のロードレースシリーズ、「KINAN AACA CUP」の2019年シリーズが開幕。第1戦が1月26日、国営木曽三川公園長良川サービスセンター特設コースで開催された。吹雪の中でのレースとなった最上位カテゴリー1-1クラスは、小集団での争いとなり、ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が優勝。今シーズン最初の勝者となった。

吹雪により周回数短縮となったKINAN AACA CUP 開幕戦 ©KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

東海地区のロードレースのレベル向上を目的に行われているが、シリーズ戦としてすっかり定着。近隣地域だけでなく全国各地から参加希望者が集まるとともに、実力やスキルによって細かくカテゴリー分けがされており、実際に走る選手の判断のもと、出場するレベルを選ぶことのできるメリットも大きい。

そして迎えた2019年の開幕戦。ホストを務めるKINAN Cycling Teamからは、スピードマンの雨乞竜己と荒井佑太がエントリー。この冬はシクロクロスに主眼を置いた雨乞と、KINAN Cycling Teamのジャージでは初のレースとなる荒井。ホストチームとしてはもとより、実力や実績的にも今節の注目選手に掲げられる存在となった。

この冬最も強いと言われた寒波は、長良川沿いのコースも例外ではなく、朝から雪が降る悪コンディション。それでも、シーズンインの場として選んだ選手たちが多数スタートラインへとならんだ。

最上位カテゴリーの1-1クラスは、5.1kmのコースを20周回する102kmで争われた。スタートからしばらくはアタックが散発したが、やがて狩野智也(マトリックスパワータグ)を含む2選手がリードを開始。レース中盤に入ってもそのまま先行を続けたが、スピードの上がったメイン集団が12周目で吸収。

 タイミングを同じくして雪と風が強さを増し、吹雪の中でのレースに。この状況下で7選手が集団から抜け出し、徐々にリードを広げていく。

終盤に向けて先頭グループとメイン集団との駆け引きが見ものとなるところだが、悪天候による選手の体調や安全面を考慮し、レースは予定から5周回減らして15周回へ短縮する判断が下される。

この決定の直前に先頭グループを形成した7選手がそのまま優勝争いへと移ることに。勝負はスプリントとなり、地力に勝るトリビオがトップでフィニッシュラインを通過した。

KINAN AACA CUPでは2019年から、キッズスクールを新設。中西健児アカデミーコーチが講師を務め、小学生を対象に集団走行などのレースに応用できるテクニックに加え、日ごろの安全な自転車走行につながる基本の走り方をレクチャー。実技では雨乞や荒井も加わるなど、プロ選手と一緒に走ることができるあたりもスクールの魅力となった。

なお、次節・第2戦は2月10日に愛知県新城市・新城総合公園内の特設コースで開催されることが決定している。すでにエントリーが開始しており、詳しくは公式ウェブサイト参照。(Photos, Text: 清水翠、Edit: 福光俊介)

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
「序盤のアタックは前方で見ていたが、風の影響や人数から、集団が吸収すると予測し終盤に備えていた。 シーズン初めなのもあり、集団内の脚が揃わずレースがハードに感じた。強度の高いシクロクロスの練習に重きを置いていたので、明日(東海シクロクロス第7戦・1月27日に終了)のシクロクロスが終わったらロード練習に切り替える。1年間走れる体を作りたい」

荒井佑太

荒井佑太のコメント
「有力チームの動きや気象条件の読めなさから、そのときのベストを選ぼうと雨乞さんと話していた。悪天候の中でのレースであったが、最後の勝負に絡めなかったのはとても悔しい。トラック競技で身につけたスプリント力を活かすためには、まずフィニッシュまでのサバイバルに残らないといけない。時間はかかると思うが、トレーニングを積んでロードレースに順応していきたい」

ジロ・デ・イタリアが恒例の各ステージ建造物ピンクイルミネーション

2019年5月11日に開幕する第102回ジロ・デ・イタリアは、スタートまであと102日となった1月30日に、全21ステージの開催地で歴史的建造物などをマリアローザにちなんだピンク色にライトアップするイベントが開催された。

Stage 1 – 11/05/2019 – Podestà palace in Bologna

2019年5月11日に開幕する第102回ジロ・デ・イタリアは総距離3518.5km、1ステージ平均167.5km。「地上で最も美しい場所で繰り広げられる一番タフなレース」の言葉どおり、非常に過酷なコース。

23日間のコースはイタリア半島の中にあるサンマリノ共和国に足を伸ばすだけで、ほぼイタリア国内を走る。個人タイムトライアルが3ステージあることが特徴で、スプリンター好みの起伏の少ないステージが6つ、中程度の山岳ステージが7、難易度の高い山岳ステージが5。頂上フィニッシュはボローニャとサンマリノで行われる個人タイムトライアルを含めて7つもある。

レオナルド・ダビンチの没後500年を弔う意で第3ステージはその出生地であるオルベテッロをスタートする。第7ステージのゴールは10年前の2009年に大震災に襲われたラクイラを訪れる。また1919年生まれのファウスト・コッピ生誕100年を記念して、故郷ピエモンテ州のノビリーグレにゴールする第11ステージ、クネオ~ピネローロ間を走る第12ステージが設定された。

大会中盤は第13、14ステージが厳しい山岳コース。さらに終盤は第16ステージが獲得標高としてこの大会最大の5700mを上る。大会最高峰の「チマコッピ」となる標高2618mのガビア峠も待ち構える。さらに第19、20ステージと超難関。そして最終日はベローナで個人タイムトライアルが行われ、最後まで総合優勝の行方がもつれる可能性を残す。

2019ジロ・デ・イタリア日程
5月11日(土) 第1ステージ ボローニャ〜ボローニャ(サンルーカ聖堂)8.2km(個人タイムトライアル)★★★
5月12日(日) 第2ステージ ボローニャ〜フチェッキオ 200km★★★
5月13日(月) 第3ステージ ビンチ〜オルベテッロ 219km★★
5月14日(火) 第4ステージ オルベテッロ〜フラスカーティ 228km★★
5月15日(水) 第5ステージ フラスカーティ〜テッラチーナ 140 km★
5月16日(木) 第6ステージ カッシーノ〜サンジョバンニロトンド 233km★★★
5月17日(金) 第7ステージ バスト〜ラクイラ 180 km★★
5月18日(土) 第8ステージ トルトレートリド〜ペザーロ 235km★★★
5月19日(日) 第9ステージ リッチョーネ〜サンマリノ 34.7km(個人タイムトライアル)★★★★
5月20日(月) 休息日
5月21日(火) 第10ステージ ラベンナ〜モデナ 147km★
5月22日(水) 第11ステージ カルピ〜ノビリーグレ 206km★
5月23日(木) 第12ステージ クネオ〜ピネローロ 146km★★★
5月24日(金) 第13ステージ ピネローロ〜チェレゾーレレアーレ 188km★★★★
5月25日(土) 第14ステージ サンバンサン〜クールマイユール 131km★★★★★
5月26日(日) 第15ステージ イブレア〜コモ 237km★★★★
5月27日(月) 休息日
5月28日(火) 第16ステージ ローベレ〜ポンテディレーニョ 226km★★★★★
5月29日(水) 第17ステージ コンメッザデューラ〜アンテルセルバ 180km★★★
5月30日(木) 第18ステージ バルダオーラ〜サンタマリアディサーラ 220km★
5月31日(金) 第19ステージ トレビーゾ〜サンマルティーノディカストロッツァ 151km★★★
6月1日(土) 第20ステージ フェルトレ〜クローチェダウーネ・モンテアベーナ 193km★★★★★
6月2日(日) 第21ステージ ベローナ 15.6km(個人タイムトライアル)★★★
★は難易度

ジロ・デ・イタリア特集サイト

雨乞竜己が東海シクロクロス2018-2019第7戦で独走優勝

東海地区各県を転戦するシクロクロスシリーズ「東海シクロクロス」2018-2019シーズンの第7戦が1月27日、愛知県一宮市の大野極楽寺公園で開催され、最上位カテゴリーであるC1カテゴリーにKINAN Cycling Teamの雨乞竜己が出場。ねらい通りのレース運びをし、2018年に続き同コースでの2連覇を果たした。

東海シクロクロス2018-2019第7戦で雨乞竜己が優勝 ©KINAN Cycling Team / Midori SHIMIZU

大野極楽寺公園の特設コースは芝生、舗装、砂利、階段とさまざまなパートが入り混じる難コース。長い直線もあり、ロードレースとシクロクロスとの並行選手にも上位をねらいやすいコースといわれる。

KINAN Cycling Teamはこの冬シクロクロスに主眼を置く雨乞が、最上位カテゴリーであるC1カテゴリー(60分)に参戦。前節の愛知牧場(1月13日)では、機材トラブルによりリタイアしていて、今回は立ち直りを図るレースでもある。レース前には「昨年勝っている好きなコースなので2連覇したい」と意気込み、存在感を示すにはこれ以上ない舞台が用意された。

そして迎えたレースでは、前方グリッドからのスタートを生かしてダッシュを試みる。同シリーズの上位ランカーとともに、序盤は5選手の先頭パック形勢。そのなかでも、雨乞を含む3選手が先頭ポジションを争い、激しい出入りが繰り返された。

パートによってはコース取りが展開に影響を与えると見られていたが、やがて先頭に立った雨乞はレースの流れに合わせて走行ラインを適宜チョイスしていく。階段セクション付近では、バイク乗降がタイムロスにつながると見るや、その脇を乗車したままクリアしていくなど、アグレッシブに進んでいく。ねらい通りにライバルとのタイム差を広げていき、スタートから30分を迎えるころには2位から約20秒のリードを奪った。

レース後半は余裕の走りとなった雨乞だが、攻めることはやめず後続との差をグングン広げていく。1周目のラップタイムによって設定される周回数は今回、11周と定められたが、フィニッシュを迎えるころには後続と1分以上のタイム差に。

完全な独壇場とし、会場に駆け付けたファンの目を奪ったその走り。最後の直線はコース脇に立つファンとハイタッチをしながらのウイニングライド。オープン参加だったものの実質1位だった2018年に続き、得意とするコースで完勝となった。

レース後には「ねらったポイントでライバルに差をつけられたことがよかった」と勝因を語った雨乞。表彰式では多くの人たちからの拍手と歓声を受け、表彰台の最上段で笑顔を見せた。

雨乞にとってKINAN Cycling Teamのジャージでは初の本格参戦となったシクロクロスシーズンだが、いよいよ“本職”であるロードレースへ目を向ける。今シーズンのシクロクロス参戦はこれで終え、ロードの調整へと移っていく。(Text: 清水翠、Edit: 福光俊介)

雨乞竜己

雨乞竜己のコメント
「シクロクロスは試走でのルート分析がとても重要。ねらい通りに先頭に出て、ねらったポイントで差をつけられてよかった。差が開いてからはシケインなどは慎重に越えつつも、直線では積極的に踏み込んでいった。
シーズン終盤は結果が出せなかったが、終わりよければすべてよし。自身のシーズン最終戦を優勝で締めくくることができてよかった」

ワレン・バルギルがマジョルカでシーズンイン

アルケア・サムシックのワレン・バルギル(フランス)が1月31日に地中海のマジョルカ当で開幕するチャレンジ・マジョルカで2019シーズンを始動することになった。「これまでとは異なるプログラムでシーズンインすることになった」と気持ちを引き締めている。

ワレン・バルギル

チーム名を新しくしたアルケア・サムシックはガボンで開催されたトロピカルアミッサボンゴで、新加入のアンドレイ・グライペル(ドイツ)がチームに初勝利をもたらした。4日間の日程で開催されるチャレンジ・マジョルカでは、そのグライペルとともにチームエースのバルギルが参戦する。

「マジョルカを走るのは初めて。コースはとても厳しいので困難な走りになると思うが、これまでなかったシーズンインとなるのでリズムをつかんでいいスタートを切りたい」とバルギル。

「昨シーズンの最後の勝利からチームは長い時間があったけど、グライペルが序盤に勝利してくれて、全体のモチベーションが高まった。ナンバーカードをつけて走ることにうれしさを感じる。100%のコンディションを目指してこれまで練習してきた成果が見つけられたらうれしい。新シーズンのモチベーションはとても高い」