真っ白な土ぼこりを立てながら未舗装路を走るストラーデビアンケが3月9日にイタリアのトスカーナ地方で行われ、ドゥクーニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がアスタナのヤコブ・フルサング(デンマーク)を2秒差で制して優勝した。
13回目の大会で、フランス勢の優勝は初めて。距離184kmのレースで2選手が残り24km地点で抜け出し、ゴールまで一騎打ちを展開した。
トレック・セガフレードの別府史之はタイムオーバー。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの初山翔はリタイア。
「ストラーデビアンケはシーズン序盤の最大の目標だった。南アメリカの大会でいい走りができていたが、この大会に勝つことを目標に参戦した」とアラフィリップ。
「強豪選手がいる中で、初出場となるこのレースでいい走りをするのは大変だった。最後はかなり足が疲れていた。フルサングのほうがフレッシュだったと思ったので、シエナの最後の上り坂に入るまで彼の動きを待たなければならなかった。勝ててとてもハッピーだ。自転車レースはフレッシュワロンヌやツール・ド・フランスだけではなく、ボクはなにか新しいモチベーションをつかみたかった。ストラーデビアンケはおあつらえ向きだった」
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