ベルギービールウィークエンド実行委員会は3月13日、東京都千代田区の駐日ベルギー王国大使館で、2019年で記念すべき開催10年目を迎える「ベルギービールウィークエンド2019」の記者発表会を実施した。2019年は4月24日より名古屋を皮切りに横浜・日比谷・大阪・東京の5会場で45日間にわたり「ベルギービールウィークエンド2019」(BBW2019)を開催する。
ベルギーは人口約1000万人が住む小さな国。しかし、ビールの醸造所はおよそ200カ所もあり、1500種類以上のビールが造られる世界最高の「ビール王国」。毎年9月の第1週末には首都ブリュッセルでベルギービールウィークエンドが開催され、世界遺産に指定された美しいグランプラス広場がにぎわう。
2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された「ベルギービール文化」を体験し、ベルギーの魅力を再発見しようというイベント。2010年9月10日に六本木ヒルズで産声をあげた日本のベルギービールウィークエンドは、2019年でいよいよ10年目に突入する。累積の来場者はこれまで100万人超。今では日本有数の屋外イベントに成長した。
2019年もすばらしいベルギービールとグルメを用意し、ベルギー文化やライフスタイルを堪能できるウィークエンドとなる。イベントは約半年かけて、多くの人と一緒に10年目のベルギービールウィークエンドをお祝いしていくという。
ベルギービールの11タイプ
ベルギービールの最大の特徴はその豊富な種類。原料や醸造法の違いが、一つひとつのビールに風味や色の違いをもたらす。だから、お気に入りの銘柄を見つけるだけでもなかなか大変。料理との相性を探るとなると、ライフワークと呼べるものになってしまうかもしれない。「ベルギービールウィークエンド」ではそれぞれの人が簡単にお気に入りを見つけられるように、そしてベルギービールの多彩さと奥の深さを楽しめるように、販売するベルギービールを11タイプに分類し、それぞれをイメージしやすい色で表現している。
ピルスナー
チェコのピルゼン地方で生まれたことにその名を由来する、すっきりした喉越しのいい淡色ビール。世界で最も多く造られ、消費されている。
ホワイト・ビール
大麦麦芽と小麦を用いて造られる、かすみがかったような色が特徴。コリアンダーやオレンジーピールをアクセントにした、フルーティーでスパイシーな清涼感あふれるビール。
トラピスト・ビール
修道院内に醸造所をもつトラピスト会の修道院でのみ造られるビール。世界に12カ所しかなく、そのうち 6カ所がベルギーにある。どれも個性豊かで、アルコール度数は比較
的高め。
アビィ・ビール
“アビィ”とは修道院のこと。修道院に伝わるレシピと製造方法を用いて、修道院から委託
を受けた民間の醸造所が造るビール。
ランビック・ビール
ブリュッセル近郊だけに生息する空気中の野生酵母を使って自然発酵させた、ベルギーの伝統的なビール。目が覚めるような酸っぱさが味わい深い。
フルーツ・ビール
さまざまなタイプのビールに天然のフルーツを漬け込んだり、フルーツジュースを加えて造られる、フレッシュでフルーティーな味わいのビール。
ゴールデン・エール
美しい黄金色をした、比較的アルコール度数が高めのビール。しっかりとしたコクの中に感じる、ほのかなフルーティーさが心地よい。
レッド・ビール
ベルギーの西フランダース地方で造られる。熟成には大きなオーク樽が使用され、ユニークな赤い色とフルーティーな酸味を備えたビールに。
セゾン・ビール
もともとは、ベルギー南部の農家が夏に飲むために冬に造って貯蔵していたビール。ホップが効いた爽快な飲み心地が特徴。
IPA
英国からインドへ輸出するにあたり、腐敗しないようにたくさんのホップを加えて造られたビールに由来する。現代では、ホップの香りが豊かで苦味が強いビールとして楽しまれている。
スペシャル・ビール
10タイプに当てはまらないビールをまとめたカテゴリー。その土地や地域の風土が反映された、個性あふれるラインアップを楽しめる。
ユニークな楽しみ方〜ビールパラダイスをとことん堪能する〜
ベルギービールウィークエンド2019開催概要
NAGOYA
愛知県名古屋市・久屋大通公園 エディオン久屋広場・エンゼル広場
4月24日(水)〜5月6日(月休)(13日間)
YOKOHAMA
神奈川県横浜市・山下公園
5月9日(木)〜12日(日)(4日間)
HIBIYA
東京都・日比谷公園
6月27日(木)〜7月7日(日)(11日間)
OSAKA
大阪市・大阪城公園 太陽の広場
7月11日(木)〜21日(日)(11日間)
TOKYO
東京都・六本木ヒルズアリーナ
9月11日(水)〜16日(月祝)(6日間)
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