富士山1周サイクリングが6月30日開催…3月5日募集開始

「富士山1周サイクリング」が2019年6月30日(日)に初開催される。富士山樹空の森(静岡県御殿場市)を発着として、富士山の周りを1周するサイクリングイベント。走行距離は約120kmで、コース途中にはエイドステーション(休憩所)を設け、富士山各地の特産品や補給物を提供し、参加者をサポート。3月5日10時よりエントリー開始。申し込み期限は6月13日(木)。

静岡県御殿場市を発着として富士山をぐるっと1周する約120km のコース

同イベントはルーツ・スポーツ・ジャパンが主催する自転車イベントシリーズ「ツール・ド・ニッポン」の4thステージとして実施。静岡県を中心にロードバイクプロジェクトを進めるスルガ銀行の特別協力をもって開催される。

富士山1周サイクリング (ツール・ド・ニッポン2019 4thステージ)
開催日:2019年6月30日(日)
申込期間:2019年3月5日(火)~6月13日(木)
会場:富士山樹空の森(静岡県御殿場市)
コース:約120km
定員:2000名
主催:ルーツ・スポーツ・ジャパン
共催:御殿場市
特別協力:スルガ銀行
後援(予定):静岡県、富士宮市、富士市、裾野市、小山町、富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢町、山中湖村

●Web サイト

事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
〒160-0011 東京都新宿区若葉1-4 四谷弘研ビル1F
TEL:03-3354-2300/FAX:03-3354-3901

1人では勇気が出ない人もみんなと一緒なら大丈夫
富士山を1周するサイクリング大会

富士山1周サイクリングのオススメポイント

約20kmごとにあるエイドステーションでは富士山各所の名産や補給物を提供

Point1:走行距離約120km!富士山をぐるっと1周
静岡県御殿場市を発着として、富士山をぐるっと1周する約120kmのコース。なかなか1人ではチャレンジできない人もこれを機にチャレンジしてみませんか? 見事完走された人には完走オリジナルグッズを贈呈!

コース上には誘導員もいるのでコース間違いの心配も少ない

Point2:さまざまな完走サポートで目指せ全員完走!
走行管理ライダーやメカニック、回収車などコース上には参加者の走りをサポートする部隊が常に帯同して走行をサポート。またコース上には誘導員もいるのでコース間違いの心配も少ない。全員で助け合いながらゴールを目指しましょう!

コース途中のエイドステーションで休憩
富士山各地の特産品を味わえる

Point3:各エイドステーションでの栄養補給!
完走するためには栄養補給も必須。約20kmごとに設置するエイドステーションでは、富士山各所の名産や、走るためには不可欠な補給物を提供。ぜひエイドステーションでのひと時の休憩も楽しもう。

コースは約120km
富士五湖も満喫

エアロフォルムによる空力性能とスムーズなエアフローを実現したエアロ・V1新発売

エアロフォルムによる空力性能とスムーズなエアフローを実現したエアロモデル「AERO-V1(エアロ・V1)」をカブトが新たに発売する。JCF・日本自転車競技連盟公認。ヘルメット破損交換制度対象。サイズ(参考重量):S/M(215g)、L/XL(235g)。1万8000円(税別)。

エアロV1(G-1マットブラックホワイト)

AERO-V1は、エアロヘルメットのトップモデルである「AERO-R1」の空力特性を活かしつつ、近年高温多湿となる日本の酷暑などにおいても快適なクーリング性能を発揮するべく、ヘルメット内部に効率よくエアを取り込むことを目的としたエアホールをバランスよく配置し、通気性による快適さを向上させている。過酷なレースはもちろん、あらゆるサイクルシーンで使える新提案のエアロ&エアフローモデル。

●エアロフォルムと通気性の両立
エアフローの特性をさらに高めるため、大量のエア取り込みを意識したエアインレットホールと「AERO-R1」で定評のあるリアアウトレットホールを配置。走行中に滞留するヘルメット内部の熱気を効率よく強制排出し、エアロヘルメットながら通気性を確保している。

エアロV1(G-1マットブルーグレー)
エアロV1(G-1マットガンメタ)
エアロV1(G-1マットネイビーブルー)
エアロV1(G-1マットレッド)

●別売のオプションシールドに対応
AERO-V1」は、シールド取り付けが可能なマグネットをあらかじめ内蔵しているが、「AR-3シールド」は同梱されず別売オプション。シールドは使わないので不要という人や、すでに「AERO-R1」を持っている場合、「AR-3「ARS-3」シールドを使っている人は「AERO-V1」に付け替えて使用することができ、シーンに合わせた両モデルの使い分けを可能とする。

エアロV1・シールドつき(G-1マットホワイト)

最高の冷感性能と極上のフィット感を実現したゼナード・EX発売

Kabuto史上最高の冷感性能に加え、新採用のBOAフィットシステムにより極上のフィット感を実現した「ZENARD-EX(ゼナード・EX)」の発売が開始された。JCF・日本自転車競技連盟公認。ヘルメット破損交換制度対象。3万2000円(税別)。

ゼナード・EX(ホワイトレッド)

Kabutoがサイクルヘルメットに必要と考える3つの性能を特化させ、用途に応じた最高のパフォーマンスを提供するKabuto CONCEPT(カブトコンセプト)。「空力性能を極めたAERO-R1(エアロ・R1)」、「軽さを極めたFLAIR(フレアー)」、そして「冷感性能を極めたフラッグシップモデルZENARD(ゼナード)」。そのZENARDがさらなる進化を遂げた「ZENARD-EX(ゼナード・EX)」を新たに発売する。

ZENARD-EX(ゼナード・EX)
カラー:マットホワイト、マットブラック、ホワイトレッド、ブラックグリーン、ネイビーブルー
サイズ(重量):S/M(205g)、L(220g)

ゼナード・EX(ネイビーブルー)

「ZENARD-EX」は、Kabuto史上最高の冷感性能を発揮するためのエアフローに加え、極上のフィット感を実現するため数々のテクノロジーを採用。”ULTRA COOL”に”ULTRA FIT”の機能がアップグレードされたニューフラッグシップモデルだ。

頭部のフィットにきめ細かな調整と均一な締め付けを可能にするBoaフィットシステムを搭載した、新採用の「KBF-1アジャスター」を開発。エアチャンネルプレートをインナーパッドに内蔵し、ZENRADの優れたエアフローによる冷却効果はそのままに、極上のフィッティングを実現。

額から目への汗の浸入を防ぎ、効率よく額の左右へ誘導するフローティング構造の「ウルトラスウェットパッド-01」を同梱。ヘルメットの前方に位置する空気をヘルメット内部に取り込むエアインレットの開口面積を大きく設け、エア導入率を高める。

額部分の開口を大きく設けて、積極的なエアフローを確立。剛性補強のためレインフォースメント・ブリッジと大きな面を持つシェルパーツ部で重ね覆うダブルレイヤードシェル構造を採用。ZENARDの象徴とも言えるテール部分を絞り込んだ形状は、前傾フォーム時などに、ヘルメット表面への空気抵抗の軽減を可能に。

標準装備の「ノーマルインナーパッドセット」に加え、「A.I.ネット」「Winterインナーパッド」「ウルトラスウェットパッド-01」を同梱。あごひもにナノテク消臭繊維MOFFを使用した、軽量の極薄タイプのあごひもを採用。日本人の頭部形状にあわせた円形に近い設計により、競技用から街乗り用まですべての製品に、安全性と日本人に合う快適な装着感を基本性能として採用。

ゼナード・EX(マットホワイト)
ゼナード・EX(マットブラック)
ゼナード・EX(ブラックグリーン)

小林優香、太田りゆともに準々決勝敗退…世界選手権女子ケイリン

ポーランドのプルシュクフで行われている2019UCIトラック世界選手権は3月3日に大会最終日を迎え、日本勢は女子ケイリンに小林優香、太田りゆが出場。ともに準々決勝で敗退した。

トラック世界選手権の女子ケイリンを走る太田りゆ(中央) ©2019 JCF

両選手とも今シーズンのワールドカップでメダルを獲得していて期待が集まったが、ともに1回戦突破したあとの準々決勝で敗退。準決勝(上位12名)に進出できなかった。

今大会はオリンピックへ向けた強豪国の進化を感じる一方で、男子ケイリンでは新田祐大が銀メダル獲得や、男女のオムニアムでも世界選手権における過去最上位獲得と初めてメダルを争う健闘を見せた。

トラック世界選手権の女子ケイリンに挑む小林優香(左) ©2019 JCF

女子ケイリン
13位 小林優香(日本) 準々決勝敗退
16位 太田りゆ(日本) 準々決勝敗退

マトリックスのアウラールとトリビオがワンツー…KINAN AACA CUP2019第3戦

東海地区を転戦するサイクルロードレースシリーズ「KINAN AACA CUP」2019年シーズン第3戦が、3月2日に岐阜県海津市の国営木曽三川公園長良川サービスセンター内の特設コースで開催された。90人もの選手が参戦した最上位カテゴリーの1-1クラスは、国内トップチームを中心としたハイレベルの戦いに。残り2周で逃げグループから抜け出したマトリックスパワータグ勢がワンツーフィニッシュ。シリーズ初参戦のオールイスアルベルト・アウラール(ベネズエラ)が優勝した。

KINAN AACA CUP 2019第3戦はマトリックスパワータグのワンツーフィニッシュ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

今節は第1戦以来となる長良川開催。前節の新城(2月10日)はクリテリウム形式でスピード域の高いレースだったが、今回は国内シーンの本格的なシーズンイン間近でもあることから、102kmにレース距離を設定。この時期特有の北からの季節風「伊吹おろし」も展開に大きく左右することが予想された。

シリーズのホストチームであるKINAN Cycling Teamからは、山本元喜、椿大志、大久保陣、山本大喜、雨乞竜己、新城雄大、荒井佑太に加え、競輪が本職の福田真平がKINANジャージを身にまとっての初レース。8選手がエントリーした。さらに今節は、ベストメンバーを配したマトリックスパワータグをはじめ、国内有力チームが多く参戦。90選手がスタートラインに並ぶ注目の一戦となった。

5.1kmの周回を20周するレースは、このシリーズの特徴でもあるアクチュアルスタートからのアタック合戦で幕開け。1周目には山本元と岸本伊織(ロードレース男子部)が飛び出し、それをきっかけにプロトンが活性化するなど、調子を上げる選手たちが次々と攻撃的な姿勢を見せる。KINAN勢とマトリックス勢、どちらかが動くともう一方がチェックにシーンや、両チームの動きをマークする選手たちが同調する場面が繰り返し発生。出入りが何度もありながら、前半戦を消化していった。

その均衡が破られたのは9周目。佐野淳哉らマトリックス勢を中心とした動きに続いた7人が、メイン集団とのリードを広げることに成功。一瞬対応が遅れたKINAN勢は、椿が先頭グループに加わったものの、他の選手たちが続くことができず、メイン集団からの追撃にシフトすることとなった。

やがて先頭は6人で落ち着く。メンバーは佐野、アウラール、ホセビセンテ・トリビオのマトリックス勢が3人、中里仁(Rapha Cycling Club)吉岡拓也(Team Eurasia – IRC Tire)、そして椿。なかでも、佐野による長時間の牽引が目立つ。追いつきたいメイン集団は20秒から30秒のタイム差で続くが、力のある選手たちがそろった逃げグループにはそう簡単に迫ることができない。残り周回が減っていくにつれて、逃げ優位の状況が形作られていった。

役目を終えた佐野が下がってからも、マトリックス勢が主導権を握る流れは変化せず。そして、決定的な局面は残り2周でやってくる。周回後半の追い風区間でアウラールがアタック。中里や椿が懸命に追うが、強力なスピードアップへの対応に苦しむ。この2人の状態を見るや、トリビオがカウンターで飛び出しアウラールに合流。マトリックスの2選手が後続との差を引き離しながら、最終周回へと入っていった。

協調を続ける先頭の2人は、最後の最後まで快調な走り。最終コーナーを抜けると、あとはフィニッシュラインまでウイニングライド。両者並んでフィニッシュしたが、公式記録はアウラールの優勝に。ホセ選手が2位となり、マトリックスパワータグによるワンツーが達成された。

今シーズンから日本のチームで活動するアウラールは、ベネズエラ代表として2017年のロード世界選手権にも出場経験のある若手。同シリーズ初参戦にして、鮮烈なインパクトを残す走りを見せた。

なお、ホストとして臨んだKINAN Cycling Teamは、終盤追い上げたメイン集団でのスプリントに挑んだ大久保陣の4位が最高だった。

キッズスクールやAACA選抜トライアウトも実施

KINAN AACA CUPでは、参加選手のレベルやスキルに合わせた1-1から1-4までのカテゴリー、個人タイムトライアルのほか、キッズレースも実施。エリートレースさながらの熱戦が繰り広げられた。

また、小学生を対象としたキッズスクールも行われ、今回は椿が講師を務め安定したストレート走行やコーナーリングをレクチャー。KINAN Cycling Teamの選手たちもサポートとして加わり、プロ選手たちと一緒に走る貴重な時間を過ごした。

また、このほどツール・ド・熊野(UCIアジアツアー2.2、5月30日~6月2日)への出場が発表されたAACA選抜チームのメンバー入りを賭けたトライアウトも実施中。すでに今節好走した選手に鈴木新史監督がヒアリングを行うなど、続々と注目選手が集まっている。次節・4月14日の第4戦(三重県いなべ市・農業公園梅林公園内特設コース)までがトライアウト対象レースで、23歳未満の選手たちの中から熊野路を走るメンバーが選出されることになる。

橋本英也が世界選手権オムニアムで一時2位も最終種目で順位を落とす

ポーランドのプルシュクフで開催されている2019UCIトラック世界選手権は3月2日に大会4日目の競技が行われ、男子オムニアムで橋本英也が7位になった。橋本は2種目目のテンポレースで2位に入るなどメダル争いに加わったが、最終のポイントレースで順位を落とした。

トラック世界選手権男子オムニアム7位の橋本英也 ©2019 JCF

女子マディソンはアジアチャンピオンの梶原悠未、古山稀絵ペアで出場し、得点は0だったが世界選手権で同種目初の完走となる11位に。

トラック世界選手権女子マディソン11位の古山稀絵(左)と梶原悠未 ©2019 JCF

男子スプリントは予選のタイムで上位に入れず厳しい組み合わせとなり、深谷知広の16位が最上位となった。

トラック世界選手権男子スプリント16位の深谷知広(右) ©2019 JCF

男子オムニアム
7位 橋本英也(日本)91点

女子マディソン
11位 日本(梶原悠未、古山稀絵)0点

男子スプリント
16位 深谷知広(日本)
25位 脇本雄太(日本)