入部正太朗、急逝の父に捧げる初の日本チャンピオン

第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースのエリート男子が6月30日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、入部正太朗(シマノレーシング)が新城幸也(バーレーン・メリダ)とのゴール勝負を制した初優勝した。

入部正太朗が新城幸也を制して日本チャンピオンに ©2019 JCF

レースは雨の中、当初の予定通り21周回227kmで行われ、152選手が出走。レースは中盤に徳田優(ブリヂストンサイクリング)が独走となって周回を重ね、後半を迎えた。

徳田がメイン集団に吸収されるタイミングでカウンターアタックがあり、30名弱の先頭集団が京成される。ここから新城、横塚浩平(チーム右京)、入部が抜け出して後続との差を広げ、ラスト4周を逃げ切った。

勝負は最終周回で横塚が遅れ、新城と入部の一騎打ちに。ゴールスプリントは新城が先行するがギリギリで入部が逆転し、全日本選手権初優勝を飾った。

新城幸也がアタックし、横塚浩平と入部正太朗が追走 ©2019 JCF

「最高の気分です。(全日本選手権は)どうしてもほしかったレースでした。本当にうれしいです。(フィニッシュ後は)チームメイトやスタッフの顔、応援してくれたみんな、それにオヤジが2カ月半程前に亡くなったので、それを思い出して泣いてしまいました」と入部。

全日本選手権を制した入部正太朗を中央に左が2位新城幸也、右が3位横塚浩平 ©2019 JCF

エリート男子ロード
優勝 入部正太朗(シマノレーシング) 6:12:27
2位 新城幸也(バーレーン・メリダ) :0:00
3位 横塚 浩平(チーム右京) :0:08

与那嶺恵理 エリート女子、U23は武山晃輔…全日本選手権

2019全日本選手権ロードは6月29日、激しい雨に見舞われた静岡県の富士スピードウェイで大会3日目のレースが行われ、エリート女子は与那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)、U23は武山晃輔(チーム右京)が優勝した。

女子エリート+WU23
1位 与那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)
2位 金子広美(イナーメ信濃山形)
3位 樫木祥子(イルミネート)
4位 牧瀬翼(イケウチエグジット)
5位 伊藤優以(ゼロウノフロンティア)
6位 福田咲絵(慶應義塾大)

女子U23
1位 梶原悠未(筑波大)

男子U23
1位 武山晃輔(チーム右京)
2位 沢田桂太郎(ブリヂストンサイクリング)
3位 今村駿介(ブリヂストンサイクリング)
4位 花田聖誠(ユーラシアIRCタイヤ)
5位 石原悠希(インタープロサイクリングアカデミー)

●日本自転車競技連盟のホームページ

トーマスとベルナルがツール・ド・フランス参戦…イネオスがメンバー発表

英国のイネオス(旧スカイ)が7月6日に開幕する第106回ツール・ド・フランスの出場8選手を6月28日に発表した。連覇をねらう英国のゲラント・トーマスとコロンビアのエガン・ベルナルらが選出された。

●イネオスのツール・ド・フランス出場8選手
エガン・ベルナル(コロンビア)
ヨナタン・カストロビエホ(スペイン)
ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)
ジャンニ・モスコン(イタリア)
ワウト・プールス(オランダ)
ルーク・ロウ(英国)
ゲラント・トーマス(英国)
ディラン・ファンバーレ(オランダ)

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●ツール・ド・フランスのホームページ

キャノンデールが2020年モデル新型SuperSix EVO発売

キャノンデール・ジャパンがデザインを一新したSuperSix EVOを発表した。この新型バイクは、歴代のロードレースバイクをドラマチックに進化させたモデルとなる。前作モデルで支持された『軽くスムーズかつ俊敏なライドフィール』はそのままに、空気抵抗を大幅に削減するためにアップデートされたチューブデザインを採用することで、現代のライダーが真価を発揮できる本格的なロードバイクに仕上げられている。

キャノンデールのエンジニア、ネイサン・バリーは「エアロダイナミクスは、バイクのスピードとパフォーマンスに大きく影響します。そこで、新型SuperSix EVOでは空気抵抗を削減することを最優先しました。一方で、旧型モデルの高い評価を支えた軽さ、反応のよさ、安定した走りをそのまま新型に継承することも同じくらい重要なことでした」とコメントしている。

相反する軽量性とエアロダイナミクスを究極のバランスで実現

軽量性とエアロダイナミクス両方のバランスを考慮し、新型SuperSix EVOでは、以前のフレームに匹敵する軽量性、剛性、ライドフィールを実現しつつ、空気抵抗を削減するエアロチューブを採用している。新しくデザインされたフレーム、フォーク、シートポスト、バー、ステム、ホイールが相互に連携して最適なパフォーマンスを実現するシステムインテグレーションとなっている。これらの開発努力が実を結び、時速48kmで前作モデルよりも30ワットを削減する、現在市販されている軽量ロードバイクの中で最速のバイクが完成した。

新機構採用によりさらに高い快適性能をプラス

新型SuperSix Evoは、初代からスムーズで優雅なライドフィールが高く評価されているモデルだったが、新型モデルは前作モデルよりもさらにスムーズな走りを実現した。新しいインテグレートシートバインダー、 27 KNØTシートポストにより、路面追従性が18%向上している。さらにフレームには、十分なクリアランスを確保しつつ30mmのタイヤを装備できる余裕がある。また、新しいSAVEバーにより、衝撃を吸収しながら、空気抵抗が軽減されるため、ラフな路面でも脅威の快適性、コントロール性、そしてスピードを確保できる。

最も使いやすいワイドな45mmハイトリム、チューブレスレディにも対応

HollowGram 45 KNØTホイールは、キャノンデールの空気抵抗を低減する幅広のリム形状に、軽く汎用性に優れたリムハイト45mmを採用したディープリムホイール。このホイールは、世界最速のオールラウンドレーシングホイールのひとつで、内径21mm(外径32mm)のスーパーワイドリムに25C(実測値28mm)のタイヤを装備しても驚異的な空力効率をキープしつつバリエーションに富む路面や環境で、さらに高速巡航する可能性 を広げる。

キャノンデールアプリがバイクとライダーをつなげる

SuperSix EVO Hi-Mod Disc – Ultegra Di2

新型SuperSix EVOは、ライダーにバイクとライド体験をつなぐ新たな楽しみを提供。キャノンデールの最新技術によって、内蔵されたホイールセンサーと新しいキャノンデールアプリがシームレスにペアリングされ、極めて正確なスピード、ルート、走行距離を自動的に保存することができる。さらに、ライダーのスマートフォンでは自分自身のバイクに関する詳細情報を確認したり、メンテナンス時期を自動的にお知らせする。

すぐに利用できる「Power2Max」パワーメーター(一部サービスは有料)やホイールのスピーディーな脱着を可能にするスピードリリーススルーアクスル、整備が簡単なガイド付きインターナルケーブルルーティングといった、こだわりのディテールが採用された新型SuperSix EVOは、徹底的に磨き上げられた本格的なロードバイク。

●キャノンデールのホームページ

ベルギービールウィークエンド日比谷は6月27日から7月7日まで

ベルギービールウィークエンド2019 日比谷」が6月27日(木)から7月7日(日)まで日比谷公園噴水広場(東京都千代田区)で11日間にわたって開催される。都会の喧騒や日々の忙しさから開放された“URBAN ESCAPE”をコンセプトに、アウトドアブランド「DOD (ディーオーディー)」とコラボレーションした空間が登場するなど、他の会場とはひと味違う雰囲気の中、 「ベルギービール文化」を丸ごと楽しめる。

イベントは、都内ほか関東エリアから約4万5000人の来場者を見込んでいる。

全81種類のベルギービールをアウトドアで楽しめる

ベルギービールウィークエンド2019日比谷には、81種類のビールが登場し、そのうち16種類が初登場ビール。ベルギービールウィークエンドではすべてのビールは11タイプにわかりやすく分類され、ビールの特徴が一目でわかるテイストチャートも用意。

ビール通には定番のトラピストビールや IPAをはじめ、初夏のさわやかな青空にぴったりのホワイトビールやフルーツビールなど、自分好みのビールを見つける楽しみもある。

そしてなによりベルギービールウィークエンド日比谷では、アウトドアブランド「DOD(ディーオーディー)」とコラボレーションした“URBAN ESCAPE”が大きな魅力。 都会のど真ん中の気持ちいい芝生の上でアウトドアの雰囲気を愉しみながらベルギービールを飲めるのはベルギービールウィークエンド日比谷の大きな魅力。

また、「ベルギービール飲み比べセット」を毎日先着100セット限定で販売するほか、日替わりでメニューがランダムに変わるBBW Boutique(ビービーダブリュー・ブティック)コーナーも設置。 お目当てのベルギービールにいつ出会えるかわからないドキドキ感がある。

初日にはギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー王国大使(右から2人目)が登壇し、小西新太郎ベルギービールウィークエンド実行委員会(同3人目)とともに乾杯

10年目を祝して“WOW(ワオ)!”な企画が盛りだくさん!

2018年に大好評だった予約制の4人掛けラウンジ席も設置し、快適で贅沢にイベントを楽しめる。その他にも、BBWナビゲーターによるトークショーやゲームと、楽しさ満載で大人のウィークエンドをお届けする。

さらに、来場と開催10年目を祝うべくさまざまな“WOW!”があふれるプレゼントを準備。

WOW! その1. 「BBWオリジナルアニバーサリーケーキ」プレゼント!
開催中10人にBBWらしいオリジナルデザインのケーキをプレゼント。

WOW! その2. ベルギー往復ペア航空券をプレゼント!
来場者の中から抽選でフィンエアーで行くベルギー往復ペア航空券をプレゼント。

ベルギービールウィークエンド2019 日比谷
開催日時 2019年6月27日(木)~7月7日(日)(雨天開催)
• 平日16:00~22:00
• 土日11:00~22:00
• 最終日11:00~20:00
会場 日比谷公園噴水広場
主催 ベルギービールウィークエンド実行委員会
特別協力 駐日ベルギー王国大使館

●チケット
スターターセット: 前売り購入でお得に!
(オリジナルグラス1個、飲食用コイン11枚)前売り2,950円/ 当日3,200円
グループセット: スターターセットがまとめ購入でさらにお得!(前売りのみ)
( オリジナルグラス1個、飲食用コイン11枚×4名分)
通常12,800円が11,600円に!
ラウンジ予約: ラウンジ席でもっと快適&贅沢に!
1テーブル4人掛け(2時間入替制) 前売り2,000円/当日2,500円
(オリジナルグラス、飲食用コインは付いておりません) ※価格は全て税込

公式サイト

津田悠義と岩元杏奈が全日本選手権ジュニアで優勝

2019全日本選手権ロードは大会2日目の6月28日、静岡県の富士スピードウェイで女子ジュニア+U17、男子U17+U15、男子ジュニアの各カテゴリーでロードレースが行われた。男子ジュニアは津田悠義(愛知・三好高)、同女子は岩元杏奈(日本体育大)が優勝した。

津田悠義(愛知・三好高)が全日本選手権ジュニア男子で優勝 ©2019 JCF

女子ジュニア+U17は富士スピードウェイの特設コース10.8kmを5周回するもの。2周目にできた10名ほどの先頭集団から岩元と渡部春雅(駒澤大高)が抜け出し、最後は岩元がゴールスプリントを制して優勝を飾った。

岩元杏奈(日本体育大)が全日本選手権ジュニア女子で優勝 ©2019 JCF

女子ジュニア+U17
優勝 岩元杏奈(日本体育大)1:37:38
2位 渡部春雅(駒澤大学高校)+0:02
3位 内野艶和(祐誠高校)+2:18

全日本選手権ジュニア女子で優勝した岩元杏奈が中央。左が2位でU17優勝の渡部春雅、右が3位内野艶和 ©2019 JCF

女子U17
優勝 渡部春雅(駒澤大高)1:37:40

全日本選手権U17優勝の渡部春雅 ©2019 JCF

男子U17+U15は6周回63kmで争われ、最終周回で18名に絞られた先頭集団からラスト6kmを過ぎて岩田聖矢(榛生昇陽高)がアタックして独走となり、10秒ほどの差をキープして逃げ切り優勝となった。2位には岩田と同じ榛生昇陽高の山下虎ノ亮が入った。

岩田聖矢(榛生昇陽高)が全日本選手権U17男子で優勝 ©2019 JCF

「今日は高校の顧問の先生の誕生日で、優勝できてうれしいです。(2位の山下君は)1年生の後輩なのですがいつも練習相手になってくれて、彼が2位になったのもうれしいです」と岩田聖矢。

男子U17
優勝 岩田聖矢(榛生昇陽高)1:40:49
2位 山下虎ノ亮(榛生昇陽高)+0:06
3位 山崎開登(松山城南高)+0:06

全日本選手権U17男子で優勝した岩田聖矢を中央に左が2位山下虎ノ亮、右が3位山崎開登 ©2019 JCF

男子U15
優勝 内田凛(京都向陽サイクルスポーツクラブ)1:45:34

内田凛(京都向陽サイクルスポーツクラブ)が全日本選手権U15男子で優勝 ©2019 JCF

男子ジュニアは11周回117.3km、レース中盤にできた2人の逃げにメイン集団から追いついた川野碧己(慶應義塾高)らが先頭集団を形成し、ここから川野、津田悠義の2人が先頭となった。ラスト2周で津田が仕掛け、残り16kmを独走して優勝した。

「スタート前から積極的に攻めようと思って走った結果、優勝できた。(ラスト2周でのアタックは)迷ったが、相手がタレて(弱って)いたので思い切って行った」と津田。

男子ジュニア
優勝 津田悠義(愛知・三好高)3:04:05
2位 天野壮悠(千里高校)+01:54
3位 大河内将泰(南大隈高校)+01:54

全日本選手権ジュニア男子優勝の津田悠義を中央に左が2位天野壮悠、右が3位大河内将泰 ©2019 JCF

●日本自転車競技連盟のホームページ