ジュニア強化指定選手2選手を含む10選手が2019年も7月21日から8月22日までの間にユーラシアIRCタイヤサイクリングアカデミーに参加する。U17の選手は4レース(週に出走できるエントリー数が2レースまで)、U19の選手は5レースに参戦予定。
レースの成績等はチーム公式ブログに掲載
高木秀彰サポートプログラムも実施
2017年10月に急逝したフォトジャーナリストの高木秀彰氏は、日本の自転車競技の発展を願うとともに、「若い選手を応援したい」という強い意志で、国内のプロロードレースイベントのみならず、トラックレース、地方のローカルレースや学連、高体連のレースまで多くのレースを取材し、若い選手の活躍を多くのメディアに発信してきた。
ユーラシアIRCタイヤは高木氏の遺志と家族の意向により、その活動に寄付として提供してもらい、その全額を「サイクリングアカデミー参加者へのサポート」に使う。サポート対象者は、2001年1月1日~2002年12月31日生まれの男子、全国大会もしくは相当するレースで優勝もしくは入賞しているジュニア男子選手、ヨーロッパ参戦経験のないこと(ナショナルチームの活動を除く) を条件とした。競技関係者や選手とも協議を行った結果、川崎三織(埼玉・栄北高)へのサポートが決まった。
サポート内容は航空運賃代金、ベルギーでの生活費(15日間)、レース参戦経費(5レース)など。
川崎三織
2018年 インターハイ個人ロードレース優勝
2019年 アジア選手権6位
Tour Centre Morbihan日本代表 個人総合成績60位
川崎三織の決意表明
今回ユーラシアIRCサイクリングアカデミーでこの1カ月間貴重な体験をさせていただけること、高木秀彰様サポートプログラムに参加させていただけることに感謝します。そして欧州でのレースでいろいろなことを吸収できるように全力を尽くします。
先日、ジャパンナショナルチームとしてフランスとスイスのネイションズカップに参加しましたが、ヨーロッパの選手に圧倒され、集団内で前に出るテクニック、コースを読む力、自脚で走りきる体力、など全ての面で劣っていることを明白に感じました。
レースでヨーロッパの選手に通用するにはどうすればいいか。僕はヨーロッパで経験を積むことが一番大切だと思い、今回参加を希望しました。
また、ネイションズカップで活かすことができなかった、レースコースの特徴をつかんで集団前方でレースを展開し、積極的な走りをすることを目標に取り組みます。そしてなにより上位を狙えるように頑張りたいです。
多くのことを学んで今後のレースに活かし、日本のトップ選手になれるように、また海外でも通用するような選手になっていきたいと思います。よろしくお願いします。
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