第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースのエリート男子が6月30日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、入部正太朗(シマノレーシング)が新城幸也(バーレーン・メリダ)とのゴール勝負を制した初優勝した。
レースは雨の中、当初の予定通り21周回227kmで行われ、152選手が出走。レースは中盤に徳田優(ブリヂストンサイクリング)が独走となって周回を重ね、後半を迎えた。
徳田がメイン集団に吸収されるタイミングでカウンターアタックがあり、30名弱の先頭集団が京成される。ここから新城、横塚浩平(チーム右京)、入部が抜け出して後続との差を広げ、ラスト4周を逃げ切った。
勝負は最終周回で横塚が遅れ、新城と入部の一騎打ちに。ゴールスプリントは新城が先行するがギリギリで入部が逆転し、全日本選手権初優勝を飾った。
「最高の気分です。(全日本選手権は)どうしてもほしかったレースでした。本当にうれしいです。(フィニッシュ後は)チームメイトやスタッフの顔、応援してくれたみんな、それにオヤジが2カ月半程前に亡くなったので、それを思い出して泣いてしまいました」と入部。
エリート男子ロード
優勝 入部正太朗(シマノレーシング) 6:12:27
2位 新城幸也(バーレーン・メリダ) :0:00
3位 横塚 浩平(チーム右京) :0:08
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