第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月6日(金)、ビルバオ〜ロスマンチュコス間の166.4kmで第13 ステージが行われ、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャルと首位のプリモシュ・ログリッチェ(ユンボ・ビスマ)のスロベニア勢が抜け出し、最後はポガチャルが先着して、第9ステージに続く2勝目を挙げた。タイム差なしの2位になったログリッチェはライバル選手との差をさらに広げ、総合優勝に前進した。
コース序盤からアップダウンが多く、最後は峠の頂上にゴールが設定されている難関区間。ここで抜け出したのはツール・ド・ラブニール総合優勝の実力を持つ20歳のポガチャルだ。ゴールまであと2.5kmの地点でポガチャルが仕掛けると、これに着いていけたのはログリッチェだけ。最後はポガチャルがログリッチェを制して優勝した。
「この日はリタイアすることなく生き残ろうと思っていた。まさか最後にこんな調子がよくなるなんて思わなかった」とメジャー初出場にして2勝目を挙げたポガチャル。
総合3位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)らが脱落したことで、前日まで総合5位だったボガチャルは3位に浮上。さらに新人賞でロペスを逆転してトップに躍り出て純白のリーダージャージを獲得した。
「ログリッチェはとても強い。だから最終日のマドリードで彼の横に並んで、総合3位とか5位、そして新人賞ジャージを着て登壇できたらうれしい」とポガチャル。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
●マイヨルナレス(山岳賞)アンヘル・マドラゾ(スペイン、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
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