ドイツのスプリンター、アンドレ・グライペルは2019年12月31日をもってアルケア・サムシックとの契約を終了する。10月1日に両者が発表した。チームは山岳に強いワレン・バルギル(フランス)とのダブルエースで今季に挑んだが、グライペルをゴールスプリント勝負でけん引する選手が不在だった。
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ツール・ド・フランスでステージ11勝を誇るグライペルだが、2019年1月のツール・ド・ガボンでのステージ1勝しかできず、それも「私はそれが勝利だとは考えていない」とコメントしている。
「4週間前、私はチームに2019年末をもって契約を終了するように頼みました。ジェネラルマネージャーのエマニュエル・ウベールと合意に至りました。一緒に過ごした2019シーズンに感謝したい」とグライペル。
「できればいい結果をチームにもたらしたかった。残念ながら、大きな成績を獲得する準備が足らなかった。2019シーズンの序盤に、私は感染症と戦わなければならなかった。ようやく体力を回復したのはツール・ド・フランスの2週間前でした」
アルケア・サムシックの選手として最後のレースはツール・ド・ミュンスターになる。2019年シーズンのラストレースともなり、「この大会に向けて、最高の結果を出すための準備をします。それから家族と一緒に1カ月休みを取ります」とグライペル。
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現役を引退するかはコメントしていない。
同チームは来季、モビスターからナイロ・キンタナ(コロンビア)を獲得し、グランツールの総合上位を目指していく。
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