国内1勝と地域文化振興に貢献したい…さいたまディレーブ所属選手意気込み

さいたま市を拠点とする地域密着型サイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」が発足し、12月17日にさいたま市内で所属8選手がそれぞれの意気込みを語った。

左から長沼隆行監督、安彦統賀、藤田涼平、阿部航大、小野康太郎、宇田川陽平、高木三千成、半田子竜、渡邉慶太
宇田川陽平

宇田川陽平(うだがわようへい=38)
「Jプロツアーのシリーズ総合成績でトップテンに入ることが初年度の目標です。若い選手がいるし、プロツアーで実績を持っている選手もいます。各レースで確実に上位に食い込む走りを目指し、ランキング上位のチームに勝てるように頑張っていきたい」

高木三千成

高木三千成(たかぎみちなり=26)
「自転車競技を始めたのは浦和北高時代。ツール・ド・フランスさいたまに出場したことがレーサーとして活動を始めたきっかけ。チームとしてはまず1勝、チームとしてのトップテン。地元さいたまのために頑張っていきたい」

阿部航大

阿部航大(あべこうだい=23)
「埼玉県内にある大学に通っているので、さいたまレディーブで走れることをうれしく思っています。積極的な走りをして、チームに貢献できるように。埼玉県内の自転車の振興に少しでも力になれればと思っています」

小野康太郎

小野康太郎(おのこうたろう=22)
「東京都練馬区出身で、埼玉の地は昔から練習に使っていました。高校を卒業してから4年間、イタリアのアマチュアチームで走っていましたがプロチームに入る夢は実現できませんでした。失敗に終わりましたが、その経験を生かして、ディレーブの選手として、さいたまの地域振興につなげるように活動していきたいです」

藤田涼平

藤田涼平(ふじたりょうへい=22)
「地元出身なので埼玉への思いは人一倍強いです。競技を始めて2020年で4年目になります。最初の2年間はサイタマサイクルプロジェクトで走り、ツール・ド・フランスさいたまの予選会を突破してアマチュアの代表として本戦に出場したことがきっかけに。プロチームに所属することができたので、次は本戦に出ることを目標に、走りで頑張っていきたい」

半田子竜

半田子竜(はんだしりゅう=21)
「チームには若いスピードマンが多いので、クリテリウムではシングルの成績、優勝の可能性もあると思います。優勝を目指して頑張ります」

渡邉慶太

渡邉慶太(わたなべけいた=21)
「出身地さいたま市を拠点とするチームに所属して、Jプロツアーを走ることを楽しみにしています」

安彦統賀

安彦統賀(あびこむねよし=20)
「川越工業高で自転車を始め、埼玉県に育ててもらったという思いがあります。大学の勉強と両立させ、Jプロツアーでチームがまず1勝できるように貢献したいです」

チーム発表会に先立ってさいたま市の清水勇人市長を表敬訪問
チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト

●さいたまディレーブのホームページ

さいたまディレーブ発進…目標はツール・ド・フランスさいたま

さいたま市を拠点とする地域密着型サイクルロードレースチーム「さいたまディレーブ」のチーム体制が12月17日、さいたま市内で行われ、活動初年度となる2020シーズンに所属する10選手のうち9選手が発表された。監督は宇都宮ブリッツェンなどで活躍した長沼隆行。

左から長沼隆行監督、安彦統賀、藤田涼平、阿部航大、小野康太郎、宇田川陽平、高木三千成、半田子竜、渡邉慶太

チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト。

参入1年目の2020シーズンは国内実業団のシリーズ大会を中心に活動する予定で、緒戦は現在のところ4月18日の東日本ロードクラシック群馬大会。国際登録が完了すれば3月20日に開幕する3日間のステージレース、ツール・ド・栃木が緒戦となる。

さいたまディレーブの長沼隆行監督

「若手のなかにベテランを融合させたチーム編成。はやりの言葉で言うとワンチームで、チーム全員、応援してくれるみなさまの力を借りながら頑張っていきたい」と長沼監督。

「主力は若手なので未知数ですが、元気でアグレッシブな橋路をしていければ。その中でJプロツアーでチームとして1勝を速く勝ち取りたいです。若い選手が勝ち癖がつくとどんどんいい走りができるようになるのでそれを期待したい。

チーム発表会に先立ってさいたま市の清水勇人市長を表敬訪問
チームの使用する自転車はビアンキ。ウエアはサンボルト

大きな目標は地元で開催されるツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。すでに高木三千成と渡邉慶太が地域代表チームとして、藤田涼平が予選会突破のアマチュア選手として出場しているが、大観衆が見守るメインレースをチームとして参戦したいという。

チーム名はドラゴンと夢から

埼玉県に残る、竜伝承に基づくドラゴンのDとフランス語で「夢」を意味するRAVE(レーブ)を組み合わせた造語。
●ホームタウン=埼玉県さいたま市
●コンセプトカラー=彩(彩の国である埼玉の多彩な魅力を意味する)。 メインカラー=グリーン/ブラック。セカンドカラー=ゴールド

所属選手は個別練習がベースとなるが、月に一度以上はミニ合宿を行い、埼玉県西部の秩父の山々などを使って1日100〜200kmほどのミニ合宿を行い、月間走行距離2400〜2500kmをこなしていきたいという。

宇都宮ブリッツェンなどで活躍した長沼隆行がジェネラルマネージャーに就任した

●2020さいたまディレーブ所属選手
宇田川陽平(うだがわようへい=38)キャプテン
高木三千成(たかぎみちなり=26)
岸崇仁(きしたかひと=25)
阿部航大(あべこうだい=23)
小野康太郎(おのこうたろう=22)
藤田涼平(ふじたりょうへい=22)
半田子竜(はんだしりゅう=21)
渡邉慶太(わたなべけいた=21)
安彦統賀(あびこむねよし=20)
ほか1選手は12月末に発表

埼玉ポーズで集合写真

●さいたまディレーブのホームページ

クロスバイク体験サイクリング…参加費はレンタル車込みで2000円

リンケージサイクリングは静岡県の沼津市、スルガ銀行と2020年2月29日(土),3月1日(日) に、ビギナー向けのクロスバイク体験サイクリング合宿を、JR沼津駅に近い中央公園から戸田の区間で開催する。ガイドはアテネ五輪代表の田代恭崇さん。

アテネ五輪代表の田代恭崇さんが先導
絶景がコース途中のいたるところに

スポーツサイクリングを始めた人、始めたい人のスタートアップ合宿を静岡県沼津市で2日間開催する。沼津市中央公園と戸田の区間で2日間約100kmの距離にチャレンジする。沼津市が所有するクロスバイク(スポーツ自転車)を使用したビギナー向けの内容だ。

スルガ銀行サイクリングプロジェクトがサポート
初サイクリングはまずクロスバイクで

クロスバイクはスポーツ自転車の中でも比較的取り扱いがしやすく本格的なロードバイクとママチャリの間で重量が軽く24段変速機が搭載されている。スポーツサイクリングにチャレンジするにはもってこいの車種だ。距離と坂道にチャレンジしながら沼津周辺のサイクリングスポットを巡る2日間となる。

沼津市レンタルクロスバイク
参加者も和気あいあい

日本一高い富士山と日本一深い駿河湾の絶景に後押しされ、軽快な走りに感動し達成感も味わえる。スタート前にヘルメットのかぶり方からサドルの高さ合わせ、乗り降りの仕方、ブレーキのかけ方、変速機の使い方を練習し、車道で走る注意点や自転車が守る交通法規などを確認するので安心して参加できる。

日本一高い富士山と日本一深い駿河湾の絶景
伊豆半島はおいしいものがいっぱい

アテネオリンピックロードレースに出場したリンケージサイクリングの田代さんとスタッフがガイドとして先導し、沼津サイクリストフレンドリーエリア創造プロジェクトチームとスルガ銀行サイクリングプロジェクトメンバーもフルサポートする。イベント開催後には、イベントレポートをスルガ銀行のホームページに掲載し、沼津サイクリングの楽しみ方を情報発信していく。

参加費はクロスバイクのレンタル料込みで2000円。宿泊は参加者各自が手配する。募集開始は12月23日(月)9:00から。

クロスバイク体験サイクリング合宿
サクラの咲く季節にはごらんのとおり

沼津満喫!クロスバイク体験サイクリング“戸田合宿”
[日 時] 2020年2月29日(土),3月1日(日) 08:00-12:45
[参加費] 2000円(レンタサイクル/ヘルメット/保険費)
[定 員] 16名 ※2/20(木)締切、先着申込順定員になり次第募集締切
[宿   泊] 自身で手配
[会 場] 沼津市 中央公園 静岡県沼津市大手町4-3-185-4
[内 容] 沼津市のクロスバイク(スポーツ自転車)を使用したビギナー向のサイクリング合宿
[雨天時] 貸切バスでスポット巡や、NUMAZUサイクルステーション静浦東体育館でスラロームや一本橋走行などゲーム形式で行うクロスバイク体験会
[告 知] スルガ銀行サイクリングプロジェクト「facebook」ページ
[概 要] リンケージサイクリングホームページ
募集開始は12月23日(月)9:00〜
[主 催] 沼津市
[運 営] リンケージサイクリング、沼津市、スルガ銀行
[問合せ] リンケージサイクリング TEL:0466-51-8497

海の幸から山の幸まで

2020ジロ・デ・イタリアのウエアはペットボトル再生素材で

イタリアのサイクリングアパレル、カステリが2020ジロ・デ・イタリアで使用するリーダージャージ4賞のデザインを2019年の12月16日に発表した。SITIPと呼ばれるリサイクルプラスチップボトルを再生した繊維で作られているという。

2020ジロ・デ・イタリアの4賞ジャージ ©Castelli

第103回ジロ・デ・イタリアはRCSスポルトとラガゼッタデッロスポルトの運営で、2020年5月9日から31日まで開催される。マリアローザをはじめとする4賞ジャージはこれまでで最も軽量で、空気抵抗も低減したジャージに仕上げられた。市販されるレプリカジャージにも同様の素材とデザインが導入される。

●ジロ・デ・イタリアのtwitter

小林優香はトラックワールドカップ第5戦女子ケイリンで7位

2019-2020UCIトラックワールドカップ第5戦は12月15日の大会3日目・最終日のレースがオーストリアでブリスベンで小林優香が女子ケイリンで7位、太田りゆが14位になった。

小林優香はトラックワールドカップ第5戦の女子ケイリンで7位 ©JCF

全6戦で行われる2019-2020UCIトラックワールドカップは2019年の5戦が終了。第6戦は2020年1月24〜26日にカナダのミルトンで開催される。

●レース結果
男子スプリント

6位:脇本雄太
13位:河端朋之(日本:JPC)

男子マディソン
9位:日本:ブリヂストンサイクリング(窪木一茂、今村駿介)

女子ケイリン
7位:小林優香(日本:ドリームシーカー)
14位:太田りゆ(日本)

女子オムニアム
19位:古山稀絵(第1種目落車,第2種目以降出走せずDNF)

女子マディソン ※12/14実施
9位:日本(古山稀絵、鈴木奈央)

●トラックワールドカップ第5戦ブリスベン大会のホームページ