東京パラ五輪観戦チケット第2次申し込みは1月15日から

東京パラリンピック観戦チケットの第2次抽選販売が2020年1月15日未明から始まる。申し込み期間は1月29日午前11時59分まで。抽選結果発表は2月18日。購入手続きは3月2日23時59分まで。申し込みは公式チケット販売サイトで受け付ける。

組織委員会では、公式チケット販売チャネル以外からのチケット購入は詐欺などの犯罪被害に遭う恐れがあるとして、購入しないように呼びかけている。非公式チャネルで購入したチケットは会場には入れないと注意喚起する。

東京2020パラリンピック第1次抽選販売における傾向

●車いすの球技のメダルセッションは、比較的申し込みが多かった。
●陸上(オリンピックスタジアム)を中心に、昼間よりも夜のセッションのほうがチケットに余裕があった。
●最上位席のA席に申し込みが多かった。
●平日に比べ、土曜日と日曜日開催のセッションの申し込みが多かった。
●9月開催のセッションに比べて、8月開催のセッションの申し込みが多かった。
●オリンピック同様に、座席が多い会場での競技やセッション数が多い競技は申し込みが分散した。

東京パラリンピック観戦チケットは2019年8月22日に第1次抽選販売が始まり、今回は第2次抽選販売。今後は2020年春に春期販売として、公式チケット販売サイト、街中のチケット販売所、公式リセールで残りチケットを発売する計画。

左が陸上競技パラアスリートの堀越信司(NTT西日本)

抽選申込受付スケジュール

■抽選申込受付期間 
2020年1月15日(水曜)未明~1月29日(水曜)午前11時59分

■抽選結果発表   
2月18日(火曜)

■購入手続期間  
抽選結果通知時~3月2日(月曜) 23時59分
※現金決済(コンビニエンスストア)での支払いは3月4日(水曜) 23時59分まで

【その他】
・申込方法等の詳細
・第1次抽選販売の申込傾向(pdfファイルをダウンロード) 
日本国内にお住まいの方のみが、公式チケット販売サイトから申込・購入いただけます。
詳細は、東京2020公式ウェブサイト内の < 観戦チケットページ で確認

別府史之と岡篤志が新チームで2020シーズンに意気込み

NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスが1月9日、マルセイユ近郊のシャトー・ド・ラ・ビュジーヌでチームプレゼンテーションを開催。岡篤志や別府史之が新シーズンにかける意気込みを語った。

別府史之

ホームに帰ってきた気持ち…別府史之

新規チームを除いて、最近はチームプレゼンテーションをやらない傾向にあるなか、多くのゲストを呼んでプレゼンテーションを行い、51のスポンサーを一つずつていねいに紹介していた。地域のスポンサーも多く、地域密着型のプレゼンテーションだった。会場には昔ながらの懐かしい顔ぶれがあり、また新しく入ってきたスポンサーの方もいたが、一人ひとり、マネージャーがあいさつをして迎え入れていたのが印象的だった。ジャラベールやツール・ド・プロヴァンスのディレクターを務めるマリアン・ルースもプレゼンテーションに駆けつけて華を添えた。

以前に所属した古巣に戻る形になるが、昔からの顔なじみが歓迎してくれたことが心強い。プレゼンテーションを終えて「ホームに帰ってきたな」という気持ち。リラックスできている。

初戦はガボンでのラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴ。アフリカのレースを走るのは初めてで、とてもわくわくしている。近年、アフリカ人選手の驚異的なポテンシャルを見せているので、彼らの走りを間近に見れることもサプライズがあるのではと期待している。チームはスプリンターを3人、優秀なメンバーで迎えるシーズン初戦。いい成績を残したい。

岡篤志

最初から全開で走りたい…岡篤志

プレゼンテーションを終えて、いよいよ始まったという気持ち。2回のトレーニングキャンプですべての選手に会うことができ、非常にいいチームで活動できることを楽しみにしている。正直いまは時差ボケや移動の疲れがあるけど、日本でも年末年始にトレーナーからのメニューで、キツい練習を積んできた。シーズン最初からエンジン全開でいってほしいという期待を感じる。スペインでのトレーニングキャンプで調子を整えて、初戦のラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴに臨みたい。

NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス

南フランス・マルセイユに拠点を構えるフランス籍UCIプロチーム。1974年のチーム設立以後、規模を拡大し続け、2011年にUCIコンチネンタルチーム(第3ディビジョン)に昇格し、2016年からはUCIプロコンチネンタルチーム(=2020年よりUCIプロチーム、第2ディビジョン)としてグローバルに活動。アマチュアチーム時代から積極的に地元フランスだけでなく、アフリカやアジア、バルト諸国の選手も受け入れ、これまでに50名近いプロ選手を輩出した名門チーム。2020シーズンは日本の株式会社NIPPOをメインスポンサーに加え、本場の環境のもと、日本人選手やスタッフが世界をめざすミッションも担う。23名の正規選手(8月から24名)とともに、UCIワールドツアーを含めた年間250日ほどのレースに参戦する予定。

●NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスのホームページ

NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスがチームプレゼンテーション

NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスが1月9日、マルセイユ近郊のシャトー・ド・ラ・ビュジーヌでチームプレゼンテーションを開催。岡篤志、中根英登、別府史之、石上優大が登壇するとともに、スポンサー各社やメディア、地元の協力者など200人を超えるゲストが集まった。

同地は地元オバーニュ出身の作家マルセル・パニョルが執筆し、多くのフランス人に愛されるル・シャトー・ド・マ・メール(母のお屋敷)の舞台と知られている場所で、現在はシネマミュージアムに改装されている。パニョルのもう一つの代表作「マリウス」に登場するキャラクターが着用するシャツのマリンストライプ柄がチームジャージに取り入れられたという縁があり、その施設内の映画館がプレゼンテーションの会場に選ばれた。

主要スポンサーや南仏地域でのレース、監督陣の紹介に続いて、ラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴ、GPマルセイエーズ、ツアー・オブ・サウジアラビアとオマーン、シーズン序盤に参戦するレースごと、3つにグループ分けされた24選手が紹介された。日本人選手4名もそれぞれのグループで紹介され、チーム最年長となる別府や、南仏地域のアマチュアチームからプロ入りした石上はステージ上でインタビューに応え、それぞれ今シーズンの抱負を語った。

特別ゲストとして、チームの機材スポンサーである「LOOK」からアンバサダーのローラン・ジャラベール(フランス)、NIPPOの招待によりダミアーノ・クネゴ(イタリア)の2人のグランツール覇者が出席。また日本人ゲストとしては、在マルセイユ日本領事館の池田首席領事、NIPPOの岩田裕美会長が出席。またプレゼンテーションに先駆けて、ゲストを交えてのファンライドを実施。ジャラベール、クネゴ、岩田会長らがチームが拠点とするオバーニュ近郊で選手たちとサイクリングを楽しんだ。

中根英登
サイクリングを前に記念撮影。ゼネラルマネージャーのフレデリック・ロスタン(左から2番目)、NIPPO岩田裕美会長(左から3番目)、ダミアーノ・クネゴ(右から3番目)、ローラン・ジャラベール(右から2番目)

チームはプレゼンテーションを終えて、スペイン北部のリュレッド・ダ・マールに移動。非常にいいトレーニング環境のもと、10日間ほどの第二次トレーニングキャンプを実施し、1月20日のラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴから2020シーズンをスタートさせる。ワイルドカードを獲得した3月8日〜15日のパリ〜ニース(UCIワールドツアー)をはじめ、シーズン序盤から重要なレースが続くため、より集中してそれぞれの選手がコンディションを高めていきたいという。

左から岡篤志、中根英登、NIPPO岩田裕美会長、在マルセイユ日本領事館 池田首席領事、別府史之、石上優大

●NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスのホームページ