全日本選手権女子ロードが実施できず…スポーツ仲裁で問題浮き彫り

国内自転車選手のチャンピオンを決める全日本選手権は、6月25日に広島県中央森林公園で開催予定だったエリート・U23女子レースの実施を見送った。他のカテゴリーは予定通り。

女子エリートにエントリーしていた選手から、チームカー随行の要望が提出され、公益財団法人日本スポーツ仲裁機構(JSAA)がこの訴えを支持。しかし主催する連盟が、狭くて曲がりくねったコースでのチームカーの随行に伴う危険性を考慮して、実施見送りを決めた。

見送られたカテゴリーの代替レースは今後検討されるが、現時点では見通しは立っていないという。

■中止に至った経緯
2021年8月17日 コースインスペクション
10月 2021年度大会開催
2022年1月25日 2022年度大会 JCFカレンダーへの大会日程掲載
4月22日 申込資格獲得大会・資格基準の掲出
5月13日 大会開催日の告知、大会ルールの告知、エントリー受付開始
5月16日 大会要項掲出訂正のお知らせ、各種申請フォームの掲載
6月3日 大会要項更新、当該特別規則の告知ならびにエントリーリストの掲出予定について告知
6月6日 大会要項更新ならびにエントリーリストの掲出
6月8日 大会ルールの再告知および補足説明の告知
6月10日 大会ルールの再告知
6月10日 A選手のJSAAへの緊急仲裁申し立て
6月18日 JSAAによる仲裁判断
6月19日 JCF常務理事会にて特別規則変更の決定および個人ロードレース WE+WU23 実施見送りの決定

●日本自転車競技連盟の詳細ページ