新城幸也が新城雄大を制して9年ぶり3度目の全日本チャンピオン

ロードレース競技の日本チャンピオンを決める全日本選手権は大会3日目となる6月26日、エリート男子が広島県三原市・広島県中央森林公園のサイクリングコースで行われ、新城幸也(バーレーンビクトリアス)が同郷沖縄の新城雄大(キナン)をゴール勝負で制して、2007年と2013年に続く3度目の優勝を飾った。

エリート男子は沖縄出身の新城同士のゴール勝負となり、幸也(左)が雄大を制して優勝した

レース序盤、目立った動きもなく大集団のまま7周回を終了。8周回目、ようやく小森亮平(マトリックスパワータグ)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)、河野翔輝(ブリヂストンサイクリング)の3選手がアタックを決める。

エリート男子ロードレース(15周184.5km)は出走116選手、完走は29選手だった
バーレーンビクトリアス所属選手として単独でエントリーした新城
左から小森亮平(マトリックスパワータグ)、河野翔輝(ブリヂストンサイクリング)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がアタック
全日本選手権エリート男子ロードレース

10周回目にもう1選手が合流して4選手の逃げ集団を形成して11周回目突入。タイム差を最大1分20秒まで広げる。12周回目、逃げ集団はメイン集団に吸収。そこから小石祐馬(チームUKYO)が単独でアタック。

小石祐馬(チームUKYO)が単独でアタック
レース終盤に先頭を積極的に追いかける新城幸也(右)

15選手の追走集団は14周回目に小石を吸収。その集団から今度は山本大喜(キナン)がアタック。後続にタイム差16秒を付けて最終周回へ。追走は新城幸也と新城雄大の2選手。優勝の行方は山本大喜を吸収したこの2選手に絞られ、そのまま最後のゴールスプリント勝負に持ち込まれた。

山本大喜(キナン)が後続にタイム差16秒を付けて最終周回へ

スプリントを制して優勝したのは新城幸也。自身3度目の戴冠となった。

3度目の日本チャンピオンとなった新城幸也
全日本選手権エリート男子優勝の新城幸也を中央に左が2位新城雄大、右が3位山本大喜