第109回ツール・ド・フランスは休日明けの7月12日、モルジンヌ〜ムジェーブ間の距離148.5kmで第10ステージが行われ、EFエデュケーション・イージーポストのマグナス・コルト(デンマーク)が、バイクエクスチェンジ・ジェイコのシュルツを写真判定の末に破って、4年ぶり3回目の優勝を果たした。
コルトは開幕地デンマーク出身で、大会序盤から連日独走を展開。2日目に山岳賞を獲得し、第8ステージまで守っていた。
「ボクのような選手がこの世界最大のレースでできる最高の結果をつかむことができた」とコルト。
この日はデモによる妨害があって選手が一時停車。UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は8分54秒も遅れたが、わずか11秒差でその座を守った。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
■マイヨベール(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(ドイツ、コフィディス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
モルジンヌのアクセスに失敗。レジデンス到着も難航
アボリアズの滞在型レジデンスに連泊して羽を伸ばすことができたが、どうも標高の高いことに心拍がドキドキしやすく気が気じゃない。とりあえずレジデンスを引き払うときは可燃ゴミと、瓶やペットボトルといったリサイクルゴミを自分で近くの集積場に処分しに行き、お部屋をできるだけきれいにします。
荷物をまとめておいてから、歩いて15分ほどの無料駐車場までクルマを取りに行き、乗り入れることができる場所までクルマを回しておいて、チェックアウトする。「とても快適に過ごすことができました」と受付にキーを返却すると、とてもうれしそうに「くつろげた時間を提供できてうれしい。今日もまたいい日であることを」という言葉を送ってくれました。
この日はよく知った町、モルジンヌのスタートに行くつもりでしたが、アクセスルートを大きく迂回させられ、想像以上に時間を要してしまいました。推奨の迂回を使わず、レジェから途中でコースに合流するという作戦だったので、スムーズにゴールに行くためには早めに出発すべきだと判断。スタートに行くことを捨てました。
悔しい思いはありましたが、ゴールのムジェーブに着くと思い出のある景色に心癒されました。ここには6年ぶりにやってきましたが、その時よりも町が美しくなり、観光地として打ち出す意欲が感じられました。
原稿を途中まで仕上げたら、この日は「午後4時から7時までしか管理人はいませんから」という連絡をしてきた滞在型レジデンスに急行。
ところがこの場所がわからず。車載のGPSでは歯が立たず、スマホのGoogle Mapを頼りに場所を特定したんですが、それらしいアパートが建っているだけでレセプションがありません。いったん町に行って、ツーリストインフォメーションで場所を聞くと「丘の上まで行ったら左折」と教えてくれ、クルマを向けるとやっぱりそのアパート。
近くを通りかかった女のコにレセプションの場所を尋ねると、「よくわからないけど、プールのところにここの人がいるはずよ」とプールが見える位置まで案内してくれました。ピシーヌ(プール)というフランス語を知っていてよかった。
結局、プールサイドのチェアに座っていたおばさんがキーを持って案内してくれて一件落着…、ではなく。
丘の上の滞在型レジデンスはeSIMが届かなくてクルマにパソコンを載せて町へ。そこでも微弱な電波でなんとか、写真をダウンロードし、原稿に添付して新聞社に送稿。ようやく原稿執筆が完了して、その日の飲みに集中できる環境を整備。こうしてシゴトを終えてからいったんクルマをレジデンスまで置きに行って、いまレストラン。ビールはアペリティフ。
eSIMの届かない滞在型レジデンスではありましたが、洗濯機が部屋の中にあって、2日連続で洗い物となりました。
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