中根英登が2022シーズンを最後に11年間の現役活動に終止符

EFエデュケーション・イージーポストの中根英登が2022シーズンを最後に現役を引退することを発表した。突然決めたわけではなく時間をかけながら考え、今回の決断に至ったという。

NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの中根英登

18歳から本格的に取り組み始めた自転車競技

家族をはじめ本当に多くの方々からご支援・ご声援をいただけたお陰で、全てのカテゴリーを一つずつ経験しながら、時間をかけながらも世界トップカテゴリーのチームに辿り着くことができました。

その世界で極限まで追い込みチャレンジし続けられたこと、自転車を通じて世界中に仲間ができたことは私にとってかげがえのない財産となりました。

3年振りに開催されたジャパンカップが現役最後のレースとなり、母国でたくさんの応援の中走れたことはとても幸せでした。

今年はさまざまな状況が重なりましたが、その中でもプロフェッショナルとして最後まで全力で自分の走りを全うできました。

大学に通いながらTeam NIPPOの研修生として走られせてもらえたころからを含めると11年間の選手生活の中で、UCIプロチームおよびワールドチームには2017年から6年間の在籍となりました。

NIPPO時代の中根。東京五輪日本代表にはわずかに届かなかった

競技を始めて間もない時にチームユーラシアおよびTeam NIPPO racing projectで欧州のレベルを経験できたことで、常に世界を見すえて走ることができました。

異国の地での生活となっても常に支え続けてくれた家族には幾度となく助けられてきました。

ライバルとして仲間として苦楽を共にしながら切磋琢磨してきた先輩方や後輩たちのお陰で、自分の力を伸ばし続けることができました。

お世話になってきたチームやスポンサー企業様、サプライヤー企業様のお陰で、選手として何不自由なく競技に専念することができました。

そしてファンの皆様の応援のお陰で、苦しい場面でも諦めずに走り続けることができました。

次のステージでも高い志を持ってチャレンジして参ります。

日本代表としてエリート男子ロードを走る中根英登 © 2018 JCF

またいつかどこかで、みんなで楽しく自転車に乗りたいと勝手に思っておりますので、その時はよろしくお願いいたします。

11年間応援していただき、本当にありがとうございました。