ネコ好き注目の神保町書店がにゃんこ堂サイクルジャージを作ってしまう

神保町交差点にある町の小さな本屋、姉川書店「猫本専門 神保町にゃんこ堂」とワールドサイクルがコラボレーション。にゃんこ堂サイクルジャージの予約受け付けが始まった。

©神保町にゃんこ堂

神保町にゃんこ堂へようこそ

神保町交差点にある町の小さな本屋、姉川書店「猫本専門 神保町にゃんこ堂」では、常時600種類/2000冊以上の猫本を並べている。ほぼ、全ての表紙が見えるようディスプレイしていて、店内の猫本は全て立ち読み可能。

じっくり、まったり、猫本を読み比べて、とっておきの一冊を探してみたい。

猫本専門の神保町にゃんこ堂

神保町にゃんこ堂 サイクルジャージ NYANDERFUL

サイズ:XXS~4XL ユニセックス
1万3200円 (税込)
予約は2023年3月6日まで。4月下旬頃届け予定。

にゃんこ堂サイクルジャージ ©神保町にゃんこ堂

基本のベーシックモデル。吸汗速乾性、伸縮性に優れた高機能素材を採用。内部の汗を素早く吸水し蒸れを防ぐので、いつでもサラッとした着心地を実感できる。裾滑り止めシリコンゴム標準装備。豊富なサイズ展開で男女問わず着用できる。

材質 : ポリエステル100%
仕様 : 3分割バックポケット付き ユニセックスモデル
製造 : サンボルト S-RIDE

神保町にゃんこ堂

●ワールドサイクルの通販ページ

山本大喜がワールドツアーの上り勝負に食らいつく…ツアー・オブ・オマーン3S

ツール・ド・フランスを主催するASOが運営する中東のステージレース、ツアー・オブ・オマーンは2月13日に過酷な山岳がラストに待ち構える第3ステージが行われ、JCL TEAM UKYOの山本大喜が1分29秒遅れの34位になった。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

灼熱の暑さと最後に待ち構えるヒルクライム

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ。コースはマスカット郊外の山脈の裾野をなぞっていく レイアウト。スタートから45kmが緩やかな登り。その後下り基調を経て、93km地点のスプリントポイントを通過すると緩やかな上りとなるが、146km付近からはじまるラスト5kmは、ゴールに向けて一気に15%近くまで登り勾配が跳ねあがるプロファイル。

ファクターバイクをJCL TEAM UKYOは駆使する ©JCL TEAM UKYO

終盤の高いクライム能力が問われるコースで、総合上位が絞られる展開が予想された。この日は総合25位までの選手が総合トップの選手から15秒の僅差にいることもあり、総合リーダーを抱えるコフィディ スが終盤の登りまでコントロールすることが予想された。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

JCL TEAM UKYOは総合成績に望みのある小石祐馬と山本を最終展開で前方へリードすることに徹するため、逃げをうたないで勝負を待つ戦略を選びスタートラインに並んだ。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

この日スタートしてすぐに飛び出したのは5名の選手。この中で前日までの総合成績が最も高い選手はBINGOAL WBのジョアン・ミーンの1分24秒遅れ。そして、情報を得たリーダーチームのコフィディスは逃げを容認。ボーナスタイムのかかったスプリントポイントも93km地点と遠いことから、先行と3分のタイムギャップを保ちながらレースは淡々と進行していった。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

そして、この日選手を苦しめたのは30度を越える気温。JCL TEAM UKYOも他チーム同様、補給所や車での給水とは別に先回りして選手に水分補給のフォローに向かうなど忙しくなる。レースも100kmを超えるとエスケープグループから2名がドロップし、3名でラスト6kmのスプリントポイントを通過。追走するプロトンは射程圏内に彼らを捉え、いよいよ最後の登りでの勝負が近づいてきた。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージは過酷なルートをたどった ©A.S.O. Thomas Maheux

この動きに対応するため、JCL TEAM UKYOはレイモン・クレダーと武山晃輔が総合成績に可能性がある山本や小石、クライミングに優れたベンジャミ・プラデスをフォローし、集団前方のポジションをキープ。

ツアー・オブ・オマーンに参戦するJCL TEAM UKYO ©JCL TEAM UKYO

登りに入ると一気にグループは絞られ40名ほどのトップグループとなる。ラスト2kmになると更に勾配はきつくなったが、ここで上位20名のポジションに山本が残る健闘をみせる。

マッテオ・ヨルゲンソン(米国)が上りのゴールで抜け出した ©A.S.O. Pauline Ballet

山本の奮闘はラスト1kmまで続いたが、モビスターのマッテオ・ヨルゲンソンの強烈なアタックにトップグループは崩壊。彼はその勢いを崩さないままトップでゴールした総合リーダーであったヘースス・エラダがゴールで倒れこむほどの激闘で、多くの選手が苦悶の表情でレースを終えると、間もなく山本が現れた。

マッテオ・ヨルゲンソンがツアー・オブ・オマーン第3ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux

その差はトップから1分29秒差の34位。力を尽くした山本は、手ごたえを感じたこの戦いに表情は明るいものだった。さらにプラデスと小石が大きく遅れずにフィニッシュしたことでチームの総合成績は18チーム中11位とアップし、実りのあるステージとなった。

山本はツアー・オブ・オマーン第3ステージで1分29秒遅れの34位 ©JCL TEAM UKYO

「自分の全ての力を出した結果なので納得しています。今の自分の力、そして未来の成長へ向き合える手ごたえを得ました。これからどんどん先にいきます」と山本。

ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©JCL TEAM UKYO
モビスターのマッテオ・ヨルゲンソンが首位に ©A.S.O. Pauline Ballet
ツアー・オブ・オマーン第3ステージ ©JCL TEAM UKYO

武山晃輔が第1集団でレース展開…ツアー・オブ・オマーン2S

ツール・ド・フランスを主催するASOが運営するする中東のステージレース、ツアー・オブ・オマーンが2月12日に第2ステージが行われ。日本のJCL TEAM UKYOが参戦。小石祐馬が24秒遅れの38位、山本大喜が25秒遅れの41位になった。

ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

ツアー・オブ・オマーン第2ステージ。前日のスプリントステージから舞台を変えて、この日は 短いながら急勾配の登りがあるレイアウト。特に前半と後半に設置された山岳ポイントとス プリント賞の配置が近いことから、総合でも全体にタイム差の少ない状況に激しい展開も予 想された。

ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

JCL TEAM UKYOは5人以上のエスケープにはジョイントし、総合上位を目指す山本、このステージで活躍できるベンジャミ・プラデス、マスカットクラシックでハイレベルな攻防に対応した小石を最終局面で前に送り込む戦略でレースに挑んだ。

レースはスタートして間もなく4名がエスケープが発生、しかし長く続かずに登りで吸収され ると、今度は単発で飛び出していく選手が続く。この動きを静観したプロトンの様子からタイミングを察した武山晃輔が追走で飛び出した。10分ほどの追走の後、武山は前方と合流した。

武山がツアー・オブ・オマーン第2ステージで第1集団に加わった ©JCL TEAM UKYO

プロトンと3分差、6名となったメンバーの中には敢闘賞のジャージを着用す るトレンガヌのジェロエンを含んでいて、このメンバー構成を確認したプロトンは3分のリードを保つコントロールを開始。JCL TEAM UKYOとしても武山が先行グループ に乗ったことで、チームメイトの脚を温存できる好展開となった。

ツアー・オブ・オマーン第2ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

このエスケープがゴールまで残り40km付近に差しかかると、いよいよプロトンは吸収に向け 追撃を開始。ボーナスタイムを稼いだ先頭グループが疲労したところへ勝負を賭けた展開を持ち込むことで、彼らを総合成績に絡ませないという流れを作り出した。

ハイスピードの展開で、アスタナカザクスタンとUAEエミレーツのトレインが先頭付近で目立つ中、残り10kmでレースを振出しに戻したプロトンは一気に活性化、8%勾配が4km続く頂上ゴールへ向けペースが上がった。JCL TEAM UKYOもこの勝負に加わるフォーメーションを組んだが、ここでプラデスがメカトラブルに陥る。

ヘスス・エラダが第2ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux

すでにレースがゴールへ向け激しい展開で進行していることから小石、山本がトップグループに残ることを優先。

急勾配の上りをトップで駆け上がってきたのはコフィディスのヘスス・エラダ。そして、30名の選手たちが一気にゴールへなだれ込んだ24秒後に小石、25秒後に山本が現れた。ツアー・オブ・オマーン第2ステージは誰もが総合タイムを狙うステージだった。

ツアー・オブ・オマーン第2ステージで小石と山本が上位でゴール ©JCL TEAM UKYO

エスケープに乗るというミッションを遂行した武山をはじめ、ワールドクラスの選手たちが勝負を賭けた登りを20数秒差でゴールした2人の実力は今後のレースへの大きな期待が生まれるものだった。

ヘスス・エラダが第2ステージで首位に立った ©A.S.O. Thomas Maheux

ロンゴボルギーニがUAEツアー女子で初代女王に

UAEツアー・ウーマンが2月9日から12日までの4日間開催され、トレック・セガフレードのエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)が第1回大会の総合優勝者になった。同選手は山岳区間の第3ステージでチームメートのガイア・レアリーニ(イタリア)と集団を抜け出してワンツーフィニッシュ。総合成績で首位に立っていた。

4日間のステージレース、UAEツアー女子 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2023

7秒遅れの総合2位に入ったレアリーニは新人賞を獲得。総合3位には第3ステージで1分11秒遅れの3位になったシルビア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)が食い込んだ。表彰台はイタリア勢が独占した。

総合優勝のロンゴボルギーニ。左は2位ガイア・レアリーニ、右は3位シルビア・ペルシコ ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2023

第1ステージと第4ステージはスプリンターのシャーロット・クール(オランダ、DSM)が優勝し、ポイント賞を獲得した。

第3ステージを制したロンゴボルギーニが一緒に逃げたレアリーニをたたえる ©Marco Alpozzi / LaPresse

「チームメイトと一緒に勝つことを常にイメージしている。今回はガイア・レアリーニのおかげ。第3ステージで彼女はハードペースを設定して信じられない働きをした。他の選手が追ってこないことを確認し、フィニッシュシーンで一緒に祝うことができた。私はガイアにステージ優勝してもらいたかったのですが、監督は私が勝つように指示した。ガイアとチームの他のメンバーに本当にありがとうと言いたい」とロンゴボルギーニ。

区間2勝でポイント賞を獲得したシャーロット・クール ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2023
第3ステージで3位になり、総合成績でも3位に食い込んだペルシコ ©Marco Alpozzi / LaPresse

ツール・ド・フランス傘下のツアー・オブ・オマーンでJCL右京はチーム2位発進

ツール・ド・フランスを主催するASOが晩冬に中東で開催するステージレース、ツアー・オブ・オマーンが2月11日に開幕。日本登録のUCIチーム、JCL TEAM UKYOがサウジツアーマスカットクラシックに引き続いて参戦する。大会は15日までの全5区間。

JCL TEAM UKYOが参戦したツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

第1ステージはアルハズム城をスタートして下り基調にマスカット国際空港にゴールする147.5kmで行われた。途中、60kmと101km地点にスプリントポイント、92km地点に山岳ポイントが設けられ、ボーナスタイムや敢闘賞を狙った攻撃も予想された。JCL TEAM UKYOは前日のマスカットクラシックでの選手の疲労を考慮し、山本大喜の総合上位獲得、そしてこの第1ステージをスプリンターのレイモン・クレダーで勝負する作戦でスタートした。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

レースはスタート直後から3名の逃げが発生。トレンガヌのジェロイェン、ブルゴスBHのロドリゴ、オマーンナショナルチームのサイドのリードは最大で2分40秒まで開いた。プロトンがこの逃げを容認して距離を保っているため、JCL TEAM UKYOは後半に備えて待機。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

60km地点のスプリントポイントに向けて、アスタナとスーダル・クイックステップの牽引で一時差が縮まるが、各チームの思惑がズレたことで再びタイム差が戻る。92kmの山岳ポイントでプロトンとのギャップが40秒まで詰まるとトレンガヌのジェロイェンが独走に持ち込んだ。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

力強く踏み続ける走りで山岳をトップで抜けると、独走で再びタイム差を広げ始める。ここでプロトンはジェロイェンを吸収することで集団が活性化する展開を考慮し、終盤で吸収しスプリント勝負に持ち込む流れを組むことを選んだ。そして、いよいよレースがゴールへ近づくと各チームの熾烈なポジション争いが始まる。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

ハイスピードの展開で、アスタナとUAEエミレーツのトレインが先頭付近で目立つ中、JCL TEAM UKYOも武山晃輔と石橋学でクレダーをいいポジションへエスコート。独走していたジェロイェンを吸収したプロトンは残り3km、海からの横風にプロトンは内陸に寄りながらトップスピードに。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©JCL TEAM UKYO

クレダーの前にはベンジャミ・プラデス、最終コーナー手前を岡篤志がアプローチするものの、ハイスピード下であちこちで接触、ブレーキングが起こり流れが混沌となる。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©JCL TEAM UKYO

あっという間にポジションを奪われる熾烈な展開に、クレダーが意を決して単騎でラスト500mの直線をトップ戦線に割って入ろうと試みた。しかし、徐々にスピードが届かなくなっていくクレダーをみて、瞬時に判断したプラデスと岡が個々にスプリントラインに車輪を差し込みゴールへもつれ込んだ。

ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

結果、勝負を制したのはSoudal-QUICK STEPのティム・メルリール。JCL TEAM UKYOはプラデスが12位、岡が17位、クレダーが20位でフィニッシュ。チームとしては上位20名に3名を送り込む結果となったが、クレダーの勝負を叶えられなかったこともあり、レースを走り終えた選手たちは一様に悔しい表情。レースを終えて入念に修正点を話し合い、第2ステージへ希望を繋ぐ。

ツアー・オブ・オマーンに参戦したアスタナのマーク・カベンディッシュ ©A.S.O. Thomas Maheux
ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
ツアー・オブ・オマーン第1ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
ティム・メルリールがツアー・オブ・オマーン第1ステージを制した ©A.S.O. Pauline Ballet

石橋学がマスカットクラシックで140km単独エスケープ

ツアー・オブ・オマーンの前哨戦として、JCL TEAM UKYOがUCI1-1カテゴリーのワンデーレース、マスカットクラシックに参戦。石橋学が140kmにおよぶ単独の逃げを決めてトップチームや関係者からも評価された。

単独トップを走る石橋学 ©JCL TEAM UKYO

オマーンの首都マスカットをスタートし、80kmを過ぎてから10%強の急勾配の峠を5度越える山岳地帯に突入する。その山中は岩場を切通した激しいアップダウンとブラインドコーナーが連続する。オマーンに到着して最初のトレーニングでこのコースを下見したメンバーは、この難所を攻略するイメージをスタート前まで重ね続けたという。

マスカットクラシックに出定したJCL TEAM UKYO ©JCL TEAM UKYO

前週にサウジツアーを走った選手たち。ハイスピードや距離への順応は感触がつかめているので、今回はレース中もメンバー同士がよりコンタクトをして勝負へ挑めるチームワークを目指してスタートラインに並んだ。

アスタナのカベンディッシュ ©A.S.O. Pauline Ballet
石橋学が単独でトップを走る ©A.S.O. Thomas Maheux

優勝候補として名高いUAEエミレーツのディエゴ・ウリッシや、アスタナに移籍したマーク・カベンディッシュなどと肩を並べ173.7kmのロードレースはスタートした。

マスカットクラシックの補給地点 ©JCL TEAM UKYO

正式にスタートが切られて最初に攻撃に出たのは石橋。サウジツアー同様プロコンチネンタル・コンチネンタルチームを誘導するモーションだったが、本人の意図とは裏腹に単独でのエスケープとしてプロトンは容認。あっという間に開いた5分差、厳しい登りを前に石橋がどれだけリードを伸ばしていけるかがポイントになった。

石橋学が単独でやってきた ©JCL TEAM UKYO

気温も30度近くまで迫った午後13時半、85km地点の山岳の頂上にトップで現れた石橋。その差は13分と大きくリードする力走。ケルンファルマが先頭を固めて追い続けるプロトンは急勾配の登りに入ると分裂、下りで合流を繰り返す状態。

アルケア・サムシックのイエンセ・ビールマンス(ベルギー)が優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux
アルケア・サムシックのイエンセ・ビールマンス(ベルギー)が優勝 ©JCL TEAM UKYO

その前方ではJCL TEAM UKYOのベンジャミ・プラデス、山本大喜、小石祐馬が残るなどハイペースのクライミングに対応。一方、石橋のリードは少しずつ差を埋められながらもなんと140km付近まで到達。レースの8割を単独で逃げ続けた。

マスカットクラシック ©JCL TEAM UKYO

やがてAG2Rラモンディアルが先頭を固めて急激に差を縮めて吸収すると、勝負は後半の山岳地帯へ。急坂で勝負がかかると途端に小さくなるプロトン。この展開の最前戦で戦うのは小石、ラスト20km付近での攻防をトップグループに食らいつく。

マスカットクラシック ©JCL TEAM UKYO

しかし、ここで取り残されたグループの後方をモビスターが追走に転じるとラスト数キロで先 行を吸収、レースを振り出しに戻した。そして目の前に現れた1km弱10%の上り坂、ゴールに向けた熾烈なペースアップの攻防にプラデスと山本が食らいつく。

マスカットクラシック優勝のビールマンスを中央に、左が2位ジョルディ・ワーロップ、右が3位アンドレア・ベンドラーメ

レースはクライマックス、峠を越えて大きく下った先の登り返しでいよいよゴールスプリントへ。30数名が一気に広がりスプリントを開始、大きく手を開きゴールを獲ったのはアルケア・サムシックのイエンセ・ビールマンス。このスプリントでJCL TEAM UKYOはプラデスがタイム差なしの32位、山本は少し遅れて39位でゴールした。この日逃げ続けた石橋は11分遅れて86位、メンバー全員が完走を果たした。

サウジツアーに引き続いての中東レース ©JCL TEAM UKYO