ぐっすりと寝てパリで大暴れしてほしい…石川佳純が日本代表にエール

元卓球日本代表で、五輪女子団体では2012ロンドンと2020東京で銀メダル、2016リオで銅メダルを獲得した石川佳純さんが、「前回の東京五輪とは違ってパリでは時差があるので、その調整に最も重要なのは睡眠。ぐっすりと寝てパリで大暴れしてほしい」とエールを送った。

元卓球五輪代表の石川佳純

朝起きてよし頑張ろう!という気持ちになることが大切

国内寝具メーカーのエアウィーヴが東京大会に引き続いてパリ五輪でオフィシャル寝具サポーターとなり、9月6日に東京のホテルニューオータニで選手村に使われる寝具が公開され、ゲストとして石川さんと、元体操日本代表の内村航平さんが登場した。

元卓球五輪代表の石川佳純と同体操の内村航平

「五輪は注目されるだけに緊張してしまう。そんな勝負の世界から開放され、体のリカバリーをする就寝時間は安心できるベッドを使って、次の試合に向けてコンディションを整えられるのはありがたい」と石川さん。

五輪をはじめとした国際大会に向けての練習拠点となるナショナルトレーニングセンターでも同社のベッドを愛用しているという石川さん。

2024パリの選手村に納入されるエアウィーヴのベッド

「ぐっすりと眠れるので、朝起きてよし頑張ろうという気持ちになれる!」と証言する。

東京大会では選手村など1万8000床を提供したが、パリでも引き続いて1万6000床を用意。サスティナブルな大会を掲げるパリだけに、ベッドのメイン部分となる樹脂製マットレスやカバーは大会後にフランスで100%再利用されることが条件。さらにベッドの骨組みとなるダンボールはフランス現地生産、現地リサイクルという条件を提示され、それに応えた。

「国際オリンピック委員会が発信したYouTubeでもバッハ会長がお墨付きを与えてくれました。社歴16年程度の日本の寝具メーカーが選ばれるには、競技性の異なるために体型がさまざまとなるアスリートに合わせてカスタマイズできる寝具の提案が決め手」と同社の高岡本州会長。

元卓球五輪代表の石川佳純

2024パリを足がかりに世界市場に再挑戦するエアウィーヴ

寝具という世界は消費者に機能性が伝わりにくく、広告などによるイメージ戦略でブランド名を高め、販売アップにつなげていった。日本オリンピック委員会との提携やトップフィギュアスケート選手を起用したCMなどで国内ではメジャーになったエアウィーヴだが、数年前には米国市場への参入に失敗。

パリ五輪で日本勢の活躍に期待する石川佳純と内村航平

この2024パリでの公式サポーターとなることで、再度の世界挑戦ともなる。パリの4年後には2028ロス五輪が控えている。