第47回チャレンジサイクルロードレースが4月14日に静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンターで開催され、さいたま佐渡サンブレイブの吉岡直哉が優勝した。5年前の大怪我を乗り越え、2017年以来7年ぶりの勝利。キャプテンとしてチームを勢いづける走りを見せた。
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怪我で片脚がなくなりかけたけどたくさんの人に助けてもらった
レースは中盤に9選手が先行した。この逃げにサンブレイブからはエースの吉岡が入った。逃げとメイン集団とのタイム差は最大で1分以上も広がった。このまま逃げ切りかと思われたが、残り2周になると宇都宮ブリッツェンを中心にメイン集団がペースアップ。一気に逃げとのタイム差を詰めてきた。逃げ集団でも優勝を意識してアタックが頻発した。
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最終周回、ついにメイン集団が逃げを吸収。勝負は最後の登り坂で決まることとなった。スプリントする余力を残して走っていた吉岡が残り100mからスパートをかけ、そのまま他の選手に先頭を譲らずフィニッシュ。勝利のガッツポーズと雄叫びを上げた。
吉岡にとって優勝は2017年以来の7年ぶり。大怪我からの完全復活を証明する勝利となった。
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「去年は2位と得意なコースなので優勝だけを狙っていた。優勝した瞬間はいろいろな思いがこみ上げてきて叫んでしまった。5年前、怪我で片脚がなくなりかけたけど、家族、チーム、たくさんの人に助けてもらい、またここまで走れるようになったことに感謝を伝えたい。調子がいいことはこのレースでわかったので、今後のレースでもいい成績を残せるようにしたい」と吉岡。
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