アバンギャルディがツールドフランスさいたまのイベントに登場

ツールドフランスさいたまクリテリウムは10回大会を記念するステージイベントの特別企画として、「スペシャルアクト・サポーテッドバイJ:COM」を開催。レース当日となる11月2日14:10~14:45に注目のパフォーマンス集団アバンギャルディが出演し、ダンスパフォーマンスを披露。

アバンギャルディは、バブリーダンスの振付師、akane(アカネ)プロデュースによる17名で結成されたダンスチームとして2022年に発足し、「謎の制服おかっぱ集団」としてTikTokやInstagramで世界中から人気を集めている。

ステージイベントには、他にもゲストが出演予定で、詳細は決定次第、大会公式ホームページで告知する。大会当日のステージイベントはアリーナ内限定のイベント。アリーナ内で観戦できるオフィシャルサポーターズは各プランとも発売中。

●ツール・ド・フランスさいたまの詳細ページ

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1枚の販売価格の20%が困難な人たちの支援になるユニクロTシャツ

2年間で15億7200万円の寄付を集めたユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」が2024年も展開される。国際的写真家集団マグナム・フォトとコラボレーションした新コレクションが9月20日からスタートする。全国のユニクロ店舗とオンラインストアで1500円で発売され、利益の全額となる1枚あたり販売金額の20%相当が貧困・差別・暴力・紛争などによって影響を受けている人たちの支援を行う団体の活動費に充てられる。

ユニクロのチャリティTシャツ「PEACE FOR ALL」は全国の店舗とオンラインストアで9月20日発売開始。1500円

世界最高峰の写真家集団の現場画像をTシャツにプリント

すべての人が安全に暮らせる未来と世界の平和を願って、ユニクロの「服のチカラ」とマグナム・フォトの「写真のチカラ」の融合により生まれた新プロジェクトが始動する。今回のプロジェクトの一環として「GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALL 」が英国ロンドンを皮切りに、東京、米国ニューヨーク、ベトナムのハノイなど世界10都市で写真展を順次開催。

東京は9月19日から23日まで青山・国際連合大学前広場で誰もが見られるパブリックな空間で開催される。そのこけら落としとなる記者発表会が行われ、ユニクロ グローバルマーケティング部のシェルバ英子部長とマグナム・フォトの写真家オリビア・アーサーさんのトークセッションが行われた。

東京都渋谷区の国際連合大学前広場に立つ写真家オリビア・アーサーさん

「ユニクロが社会貢献活動を立ち上げたのが2001年。以来、従業員が世界の現地に赴いて会社としてなにかできることはないかと耳を傾けた。こうして利益の全額を寄付するプロジェクトが始まった」とシェルバ部長。

「今回新たなコラボを組んだマグナム・フォトとは、Tシャツのビジュアルとなる画像を提供してもらって十数年の付き合いがある。3人の写真家を現地に派遣して不安な生活を強いられながらも力強く生きる人たちの姿と、支援活動の瞬間を独自の視点で撮影してもらった」という。

そんなビジュアルを利用して2024バージョンのTシャツが完成した。

ベトナムの女の子 ©Cristina de Middel

Tシャツを通して私たちのメッセージが伝えられれば

マグナム・フォトは世界最高峰の写真家集団だ。今回はクリスティーナ・デ・ミデル会長、アーサーさん、リンドグシェ・ソベクワさんの会員写真家3人が「PEACE FOR ALL」の寄付金により支援活動をしている拠点ベトナムとルーマニア、エチオピアに赴き、現地での支援活動やそこで暮らす人々の生活を独自の視点で撮影した。

登壇したアーサーさんはルーマニアに足を運び、ウクライナからの難民や現地の人たちの姿にレンズを向け、今この世界でなにが起こっているのかを撮影することでプロジェクトを推進した。

東京の「GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALL」は2024年9月19日~23日に青山・国際連合大学前広場で開催

「完成したTシャツを見たときはとてもうれしくて、幸せだった。Tシャツを通して私たちのメッセージがたくさんの人に伝えられれば。日本でこのTシャツを着ている人を見かけたら、プロジェクトに賛同してくれているんだと共感を持つことができる」とアーサーさん。

写真展は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン、公益財団法人プラン・インターナショナルとの共催。マグナム・フォトが報道と芸術の融合で表現した作品63点を通じて、「Tシャツを買って着る」というアクションが、世界のどこで、どのように役立てられ、どんな人に力を与えることができたのかを鮮烈に伝える。

ユニクロ グローバルマーケティング部のシェルバ英子部長(左)がマグナム・フォトの写真家オリビア・アーサーさんに撮影時の思いを聞く

地球上で自宅を追われた人はここ数年で3倍増に

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の伊藤礼樹駐日代表は、「紛争などで1億2000万人の人が家を追われている。この企画が始まったときからその数は3倍増になっている。PEACE FOR ALLというメッセージは今こそが大事。全国のユニクロ店舗を通じてこの難題を認識することは非常に有意義」とコメントした。

左からユニクロ グローバルマーケティング部のシェルバ英子部長、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)伊藤礼樹駐日代表、マグナム・フォトの写真家オリビア・アーサーさん、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの高井明子専務理事・事務局長、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの池上清子理事長

生きる・育つ・守られる・参加するという子どもが持つ権利を世界各地で実現する環境を目指し、120カ国で子ども支援活動を展開するセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの高井明子専務理事・事務局長は、「ルーマニアに逃れてきたウクライナの子どもたちを支援するため、写真を通して現状を多くの人に伝える機会になった」と報告した。

GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALLだれでも無料で見ることができる

プラン・インターナショナル・ジャパンの池上清子理事長は、「現地の写真を通して女の子たちの生命力と躍動感を感じた」とコメント。

「ベトナムでは18歳未満の女性が若くして結婚しなければならないという社会習慣・現状がある。早婚のすべてが悪いというわけではないが、それだけ女性が教育を受けるチャンスを失う。鍵となるのは教育なんです。写真の力、身につける服の力の融合が新たなきっかけをもたらしてくれる」という。

また、写真・映像を専門とする世界的にも数少ない美術館である東京都写真美術館の学芸員をゲストキュレーターとして迎えたユニクロ初の本格的な写真展となる。さらに、音声ガイドのナレーターを「PEACE FOR ALL」コラボレーターの綾瀬はるか、佐藤可士和さん、国枝慎吾さんが担当し、一部の写真については支援現場の現状や写真が撮られた背景、写真家の思いを音声で解説する。

●ユニクロのPEACE FOR ALLホームページ

19歳の垣田真穂が世界選手権ロード女子エリート代表に大抜擢

世界選手権ロードが2024年9月21日から29日までスイスのチューリッヒで開催され、早稲田大/EFオートリー・キャノンデールの垣田真穂がエリート女子の個人タイムトライアルとロードレースで日本代表になった。

垣田真穂

2022年9月の世界選手権ロードにジュニア代表として派遣され、5位に入って日本の関係者を驚かせた垣田。その後は早稲田大での学生活動と並行してトラックナショナルチームに起用され、2024パリ五輪に出場。9月にはトラック全日本選手権で5冠。さらに女子ロードチームのEFオートリー・キャノンデールの選手として欧州ロードレースにも参戦を始めた。

エリート女子ロードは与那嶺恵理(LABORAL KUTXA –FUNDACION EUSKADIと木下友梨菜(ベルマーレ)も出場。新城幸也(バーレーンビクトリアス)が男子ロードに出場する。

2024世界選手権ロード日程

9月21日(土)
パラサイクリング・チームリレー

9月22日(日)
パラサイクリング女子・個人タイムトライアル
エリート女子・個人タイムトライアル
エリート男子・個人タイムトライアル

9月23日(月)
ジュニア男子・個人タイムトライアル
パラサイクリング男子・個人タイムトライアル
U23男子・個人タイムトライアル

9月24日(火)
ジュニア女子・個人タイムトライアル
パラサイクリング男女・個人タイムトライアル

9月25日(水)
パラサイクリング男女・ロードレース
男女混成リレー・チームタイムトライアル

9月26日(木)
パラサイクリング男女・ロードレース
ジュニア女子・ロードレース
ジュニア男子・ロードレース

9月27日(金)
パラサイクリング男女・ロードレース
U23男子・ロードレース

9月28日(土)
パラサイクリング男女・ロードレース
エリート女子・ロードレース

9月29日(日)
パラサイクリング男子・ロードレース
エリート男子・ロードレース

ベルギーのメルリールが欧州覇者…1年間チャンピオンジャージ着用へ

ベルギーのティム・メルリールが9月15日にベルギーで開催された欧州選手権エリート男子ロードで優勝。欧州大陸覇者としてこれからの1年間は青色トーンの応手チャンピオンジャージを着用することになった。

ベルギーのティム・メルリエが欧州チャンピオンに ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

同日開催のジュニア女子ロードは最強国オランダのランゲンバーグが優勝した。

翁主選手権エリート男子ロードで抜け出したファンデルプール ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024
女子ロードはオランダ勢が大会を席巻 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024
オランダのランゲンバーグ(中央)がジュニア女子の欧州チャンピオンに ©UEC | Sprint Cycling Agency

【ヒマラヤ未踏峰に挑む】Episode 4/スリリングな悪路を走行してアンナプルナ拠点へ

日本山岳会学生部プンギ遠征隊は活動6日目の9月11日、「キャラバン」と呼ばれる陸路移動の2日目。初日は首都カトマンズから大型バスを使ってベシサハールまで移動したが、ここからコトまでジープ3台で6時間ほどかかる旅となった。

ベシサハールからコトまではこんな道が続く

崖際の未舗装路を6時間かけてアンナプルナ直近のコトへ

キャラバン2日目。距離自体はカトマンズ〜ベシサハール間の方が長いですが、そこから先は道がかなりの悪路で舗装はもちろんされていません。部分的に道が細くなり崖ギリギリを走るなんてシーンもありました。

ベシサハールのホテルからジープまで大量の荷物を運ぶ
3台のジープに隊員5人と荷物を分乗して出発
編集部がGoogle上でキャラバンを含めた移動ルートを作成

運転手がなぜかそれなりに広い道でも崖側を走るので意味が分からなかったです。ただ日本では見られない規模の大渓谷を横目にジープで走るのはすごく楽しく、あっと言う間でした。また走れば走るほど、街より「村」という言葉が相応しい景色へと変わりました。

100mを超える大滝。わりと頻繁にこの規模の滝があり、全て未登
道路の横に滝が流れてる箇所も

この先は電波がなくなる可能性も…エピソードは続けられるか?

到着したコトはネパールに来て一番快適な村です。アンナプルナサーキットがありそれなりにトレッキング客が多いからか電波の繋がりもよく、フリーWIFIまで完備されていました。また部屋も小さなロッジで、ほのかに木の香りがします。なによりシーツや部屋のなかの全てに清潔感があります。気温も2600mあるため寒冷で、朝方は冷え込みますがとても過ごしやすいです。この村で1日停滞して順化を図りつつ休憩します。

コトの村
牛や馬、鶏もいるがやっぱり野良犬がいる

遠征7日目の9月12日は停滞日で、朝から3000mまで散歩に行く予定でしたが、朝から雨が降っているためお昼まで延期になりました。この後晴れたら行ってきます。

コトの宿。右の青い建物3棟で、2人・2人・1人で泊まる
部屋の中は清潔で快適

コトを過ぎると通信のための電波がなくなることが想定されます。

ヒマラヤ未踏峰に挑む特集サイト(Contents一覧)

中沢将大、横道文哉、井之上巧磨、尾高涼哉、芦沢太陽。羽田空港にて

コペッキーとアッフィニがタイムトライアルの欧州チャンピオン

ロードレース欧州選手権が9月11日にベルギーのリンブール州で開幕し、エリート女子タイムトライアルでベルギーのロッテ・コペッキーが、同男子でイタリアのエドアルド・アッフィニが大陸チャンピオンになった。

イタリアのアッフィニが欧州選手権タイムトライアル優勝。左が2位キュング、右が3位カッタネオ ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024
コペッキーが欧州選手権エリート女子タイムトライアル優勝 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024

各カテゴリーの優勝者は欧州をイメージする青色系グラデーションのチャンピオンジャージを1年間着用する。

ステファン・キュング(スイス)が欧州選手権タイムトライアル2位 ©Ivan Benedetto/SprintCyclingAgency©2024
イタリアのマティア・カッタネオは3位 ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024
欧州選手権タイムトライアルのジュニア女子で3位になったビクトリア・キオドノバ(スロバキア) ©Sprint Cycling Agency
欧州選手権タイムトライアルのジュニア女子2位のフィー・クナーフン(オランダ) ©Luca Bettini/SprintCyclingAgency©2024