公益財団法人東京2025世界陸上財団が2025年9月に東京で開催される世界陸上の魅力を視覚的に伝える公式ポスターを作成した。コアグラフィックスとして大会の会場装飾などの基調となるデザインとして使用される。
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一筆書きのしぶきが躍動感に…書道家の青柳美扇がふるう
同財団はコアグラフィックスについて、会場装飾とテレビ放送における装飾要素を一体的に開発する観点から、TBS テレビと開発を進めてデザイン全般について監修を行った。
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コアグラフィックスは、ワールドアスレティックスとも協議し、陸上競技の躍動感を表現することに通じる筆による表現の要素を採用した。一筆(ひとふで)の力や予測できないしぶき は、陸上競技でアスリートが自らの力を尽くして体現する、超人的な走る、投げる、跳ぶ動きにつながる。この筆表現に、躍動感と現代的な要素を取り入れるため、会場となる国立競技場に作品を提供している書道家の青柳美扇(びせん)氏から、デザイン要素の提供を通じた制作協力を得た。
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公式ポスターの中央に大きく配されているコアグラフィクスは、前面にアスリート要素、中面に筆文字、後面に大会ロゴに用いられているストライプを配置し、また、色使いについても大会メインカラ ーの江戸紫、大会ロゴに使用しているカラーの黒、ゴールド、赤の4色の濃淡で表現することで躍動感がありながらも洗練された格調高いデザインとしている。
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