ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇…負傷リタイアのヴィンゲゴーの不運を晴らす

第83回パリ〜ニースは最終日となる3月16日、ニースを発着とする119.9kmで第8ステージが行われ、チームヴィスマ・リースアバイクのマッテオ・ジョーゲンソン(米国)が総合優勝した。ジョーゲンソンは第3ステージのチームタイムトライアルの結果で首位に。第4ステージでチームメートのヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)に首位を譲ったが、第5ステージでヴィンゲゴーが負傷して再び首位に。チームの組織力を活かして最後までその座を守った。

左からポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、新人賞リポヴィッツ、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

総合2位は1分15秒遅れでフロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)。リポヴィッツは新人賞も獲得。最終ステージの優勝者はイネオス・グレナディアーズのマグナス・シェフィールド(米国)。

左から新人賞リポヴィッツ、ポイント賞ピーダスン、総合優勝ジョーゲンソン、山岳賞ガシニャール ©A.S.O. Billy Ceusters

ジュニアのチームメート、シェフィールドと戦えてよかった

「「私はとりわけ安堵している。かなりストレスが軽減された。今週のことを3カ月間考えていた。ここにやってきて全力を尽くしてそれがうまくいってよかった。コントロールできてよかった。本当にチームを祝福しなければならない」とジョーゲンソン。

「今週は信じられないほど素晴らしいサポートを受けた。今日はヨナス・ヴィンゲゴーがいないことで孤立してしまうことは分かっていたが、それ以外のステージは非常に強いチームだった。初日から全員がパワーを出した」

「本当に、本当に気持ちいい。このチームに所属できてとてもうれしい。パリ〜ニースで2年連続優勝したと言えるのは信じられない! マグナス・シェフィールドと戦えて本当によかった。私たちは同じジュニアチーム、ホットチューブサイクリングに所属していた。私は本当に彼を捕まえようと努力したけど、彼が勝つのを見てうれしく思った。彼はそれに値する。超クールだね。パリ〜ニースは米国のレースになりつつある!」

「昨日、ラ・ロジュ・デガルドで選手生活で初めて本当に寒さに苦しんだ。たぶん痩せすぎているのかもしれない。決して楽な1週間ではなかった。それぞれのステップにはそれなりの課題が伴った。毎日を1日のレースとして捉え、完走できてうれしい。 2024年よりも私が強くなっているかどうかは見ている人に判断してもらう」

パリ〜ニース第8ステージはマグナス・シェフィールドが優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンが単独2位でゴールしてパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters
ジョーゲンソンがパリ〜ニース2連覇 ©A.S.O. Billy Ceusters

第83回パリ〜ニース日程
3月9日 第1ステージ ル・ペレ・アンイヴリーヌ〜ル・ペレ・アンイヴリーヌ 156.1km
3月10日 第2ステージ モンテソン〜ベルガルド 183.9km
3月11日 第3ステージ シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニクール〜ヌヴェール 28.4km)チームタイムトライアル)
3月12日 第4ステージ ヴィシ〜ラ・ロジュ・デ・ガルド 163.4km
3月13日 第5ステージ サンジュスト・アンシュヴァレ〜ラ・コートサンタンドレ 203.3km
3月14日 第6ステージ サンジュスト・アンサンタルバン〜ベールレタン 209.8km
3月15日 第7ステージ ニース〜オロン 109.5km
3月16日 第8ステージ ニース〜ニース 119.9km
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