イタリアの男性用下着ブランド、インティミッシミ・ウォモがIUMAN(イウマン)というブランド名に改称し、同国最大の自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリアで首位選手が着用するピンク色のリーダージャージ、マリアローザのスポンサーとなった。

イタリアのランジェリーブランド「Intimissimi(インティミッシミ)」は、イタリア語の下着を意味する「intimo」に由来。その男性ブランドがインティミッシミ・ウォモだった。これまでは新人賞ジャージのマリアビアンカのスポンサーシップだったが、いよいよ最も称賛される個人総合成績1位のマリアローザの胸に名前が掲載されることになった。
ローンチイベントがヴェローナの中心にあるIUMAN – インティミッシミ・ウォモの店舗で開催され、ブランドを所有するオニバース社のマッテオ・ヴェロネージ取締役、IUMANのゼネラルマネージャーであるアレッサンドロ・ソアーヴェ、ジロ・デ・イタリアを運営するRCSスポルトのパオロ・ベリーノCEO、ヴェローナ出身で2004ジロ・デ・イタリア優勝者であるダミアーノ・クネゴが出席した。
ジャージはイタリアのサイクリングウエアメーカー、カステリによってデザインされる。2025年のマリアローザは、現代的な方法で国際主義の概念を伝える地球のテクスチャーグラフィックを特徴としているという。
ジロ・デ・イタリアは2024年に外務省と国際協力省から「メイド・イン・イタリア」のアンバサダーとして正式に認められた。この名誉ある認識を祝うために、マリアローザと他の3つのリーダージャージは、ジロ・デ・イタリアのグローバルな発展と到達を反映するようにデザインされている。
ピンクのリーダージャージ、マリアローザの歴史
マリアローザ(Maglia Rosa)は1931年のジロ・デ・イタリアで、個人総合時間賞の首位に立った選手に授与されることになった。最初にマリアローザを着た選手は、1931年5月10日のミラノからマントヴァへの第1ステージの勝者であるレアルコ・ゲッラ(Learco Guerra)だ。
それ以来89回の開催で、265選手がジロ・デ・イタリアの歴史の中で少なくとも1ステージはマリアローザを着用した。マリアローザを最も多く着た選手はエディ・メルクス(Eddy Merckx)で、78ステージ。これに続くのはフランチェスコ・モーゼル(Francesco Moser)の57ステージ、ジーノ・バルタリ(Gino Bartali)の50ステージ。
メルクスはマリアローザを連続で最も着用した記録も持っていて、その数は36ステージ。第1ステージから最終ステージまでジャージを着用したのは2選手のみで、メルクスは1973年、ジャンニ・ブーニョ(Gianni Bugno)は1990年にそれを達成した。
イタリアは1009回のマリアローザ着用でランキングをリードし、次にベルギーが164回、スペインが140回。設立以来、28カ国の選手がマリアローザを着用している。
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