シトロエンC5エアクロス、リッター25kmで巡航中。まだ新車の状態を維持していますが、後部座席の右側が洗濯もの干し場です。満タンで1000km走ります。リッター単価が昨年よりもちょっと安くなったものの軽油で300円近くするので、かれこれ20年ほどガソリンスタンドに行ってません。常にスーパーマッケットです。

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通信や交通システムの進化を毎年アップデートして対応
毎年フランスに行き続けることで得られるメリットは、通信環境や社会インフラがどう変わったかをアップデートするだけでいいこと。1年前からこう変わったんだなと理解するだけでうまく運びます。進化がめざましいのが有料高速道路で、2年間いかなかったら順応できなくなるんじゃないかなと感じるほどです。

30年前はずらりと料金徴収ブースが並び、若い男女が蛍光黄色のベストを着てお金を受け取っていました。徐々に無人化。日本と同じETCシステム、クレジットカード、現金などの支払い方法によってどこに並ぶかを判断する必要が。
ところで料金所のマシンって結構壊れているんですよ。1台のクレジットカードが通らないと後続のクルマをすべてバックさせて、別の列に並び直すなどそれはもう大変でした。ボクも2、3回あったので、後続車に下がってもらわないと脱出できないので、心を鬼にして下がらせました。

かつての料金所にはさりげなくポストがあった!
音声通話でオペレーターと遠隔でやり取りすることも。
「クレジットもお金も受け付けない」とボタンを押してしゃべると、「じゃあポストに現金を入れて」という指示。民家じゃないんだからポストなんてあるわけないだろ…と前方を見ると、なんと跳ね上げ式のポストがありました。
昨年あたりからゲートがまったくない最新システムが導入されました。高速道路のどこかに設置されたカメラでナンバーを読み取るようで、ウェブにアクセスしてどこからどこまで乗りますと打ち込んでカードで支払います。実際には申請よりも短い区間に変更して利用したので、その分の料金が返金されました。
今回は、利用後72時間以内にネット決済してくださいというシステムに遭遇。実際に走ってみるとかつての有人ブースが取り壊されている最中で、今後はこういったシステムがフランス中に整備されていくのだと思います。

フランスを一周していて、唯一フランス人のようにうまく立ち回れないものが高速道路のETC。さすがにこれは作れないので劣等感がありました。だからボクたち外国人旅行者にとっては便利な時代になりました。

料金所で渡したお金をホテルまで返しにやってきた青年
余談ですが15年ほど前、原稿執筆が遅くなってしまい、夜9時過ぎにホテルを目指して高速を走っていて、出口の無人料金所で1台が止まっていました。出口がその1つしかないので待っていたら、前のクルマから不安げな作り笑いを浮かべた青年が出てきて、「クレジットが使えないのでお金を貸してほしい」と。
うわあと思いましたが、どうでもいいのでホテルに入りたかったので必要なお金を手渡して、「あそこのホテルに泊まっているよ」と伝えておきました。およそ30分後、彼は町中のキャッシュディスペンサーで現金をおろしてきて、ホテルのボクを訪ねてきました。フランス人っていいヤツじゃんと確信しました!
今日はノルマンディーからブルターニュ半島へ。およそ300kmあるはずで、途中でモンサンミッシェルも位置しますが、よそ見しません!

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