第112回ツール・ド・フランスは7月17日、オシュ〜オタカム間の180.6kmで第12ステージが行なわれ、タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)が最後の山岳で独走して優勝。大会通算20勝目をあげるとともに、総合成績で首位に立った。

2025ツール・ド・フランス最初の山岳ステージはピレネー。ポガチャルがステージのゴールとなるオタカムの斜面で圧倒的な強さを見せつけた。ポガチャルは残り12.5kmですべての選手を突き放し、通算20回目のステージ優勝を果たした。ピレネー山脈では8回目、オタカムでは初優勝となる。
オタカムでは2022年にヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)に大敗を喫していた。今回、ポガチャルはヴィンゲゴーに2分10秒差をつけ、第10ステージで失ったマイヨジョーヌを奪還した。

フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は、ヴィンゲゴーからわずか11秒差でフィニッシュし、この日3番目に強いライダーとなった。第10ステージで首位に躍り出たEFエデュケーション・イージーポストのベン・ヒーリー(アイルランド)は残り50km以上を残すスロール峠で脱落し、わずか2日でマイヨジョーヌを返上しなければならなくなった。
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●ステージ成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)4時間21分19秒
2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)2分10秒遅れ
3位 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)2分23秒遅れ
●総合成績
1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)45時間22分51秒
2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)3分31秒遅れ
3位 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)4分45秒遅れ
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
■マイヨベール(ポイント賞)ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブラン(新人賞)レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

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