パレスチナを支持する活動家によって第80回ブエルタ・ア・エスパーニャの第11ステージがゴール直前に中止となり、ステージ優勝者が不在となった。主催者はゴールの3km手前の地点を通過したタイムをこのステージの記録とした。残り3km地点では、逆転を狙ったQ36.5プロサイクリング チームのトーマス・ピドコック(英国)と、これに反応した首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)が集団に10秒差をつけていた。

今大会ではこれまでもイスラエル登録チームのイスラエル・プレミアテックに対する妨害が見られたが、スペインの中で過去に独立運動など過激な抗議行動が多かったバスク地方でステージ中止の騒動が発生した。

第11ステージは9月3日、バスク地方の主要都市ビルバオを発着とする距離157.4kmのレースが予定されていた。スタートとゴールは別の場所で、いったんゴール地点を通過してから周回コースを一周してビルバオ市内にゴールする設定。最初のゴール通過前から親パレスチナ活動家が集まって不穏な様相。レース主催者は、ビルバオのゴールラインが標的となる可能性があるとして、フィニッシュラインを無力化する決定を下した。








●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
■マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
●マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

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