2022ツール・ド・フランス第12ステージは7月14日、ブリアンソン〜ラルプデュエズ間の距離165.5kmの山岳区間で行われ、イネオスグレナディアーズのトーマス・ピドコック(英国)が独走して初優勝した。同選手は東京五輪MTBの金メダリストで、まさに二刀流を成就した。
総合成績では、前日に首位に立ったヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)がタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)の逆襲を許さず同タイムでゴール。マイヨジョーヌを守った。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベール(ポイント賞)ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ビスマ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(ドイツ、コフィディス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
最近はラルプデュエズに宿泊せずグルノーブルまで下山
ツール・ド・フランス最高の舞台ラルプデュエズ。かつてはゴールのスキーリゾート、つまりラルプデュエズに宿を取ることで下山時の大渋滞を回避することができるので、いろいろなルートにお願いして滞在型レジデンスなどを確保していました。
ところが、翌朝に下山しても多少の渋滞はあるし、その日のゴール後でも早めに下り始めればグルノーブルまで比較的楽に行けるように主催者のほうで配慮してくれて、今回も連泊のグルノーブルから片道60kmの通勤という選択肢にしました。しかも前日にチェックインしていて、鍵は手元にあるし(実際には部屋入口の電子ロック暗証番号)どんなに遅くなっても安心という環境を構築しておきました。
朝は7時くらいまでぐっすりと睡眠することができ、ラン練習へ。2日前は標高1800m超、昨日は1000mでようやく212m前後のグルノーブルに来たので、高地トレの成果が発揮されるかなと思ったら、あれれ! カラダが重かったです。サボワ料理の食べ過ぎですね。チーズ系はもう1年いらないです。
グルノーブルからラルプデュエズを目指すサイクリストがいっぱい
グルノーブルからブールドワザンまで50kmの道のりは聖地を目指すサイクリストが気持ちよく走っていました。ルートの9割は自転車レーンがありました。なくなる部分はきちんと看板表示があります。つまりラルプデュエズに観戦に行くなら、比較的ホテルが取りやすいグルノーブルを拠点とするのがいいですね。
ラルプデュエズはいつものバスケットコートがプレスセンターではなく、その隣のテニスコートになっていましたが、なかなかeSIMにアクセスできず、建物の出口近くまでパソコンを持って何度も。まさかの厳しい仕事環境に。
懸案の下りはなんとか。ラルプデュエズで1人のサイクリストにも接触せずに上って下山してホテルに生還。パニックにならず冷静にハンドリングできました。それだけで祝杯です。で、懲りずに来々軒へ。 2日連続の出動でした。
そしてこの日はフランス革命記念日。22時30分から花火が上がり始めました。なんでこんな遅い時間なの?と思うでしょうが、この時間じゃないと暗くならないんです。
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