2023ジロ・デ・イタリア…首都ローマ凱旋は大会史上5回目

2023年5月6日から28日まで開催される第106回ジロ・デ・イタリアのコースが、10月17日午後5時30分(日本時間深夜0時30分)にイタリアのミラノにあるオペラ座で発表された。全21ステージ、総距離3448.6km。ステージ平均距離164.2km。

2023ジロ・デ・イタリアのコース

2023ジロ・デ・イタリアの特徴を箇条書きすると

●ジロ・デ・イタリアがアブルッツォ地方で開幕するのは史上2度目。2001年以来。
●イタリアの首都ローマが最終ステージとなるのは5回目。ローマがステージのゴールとなるのは49回目。
●最高標高のチマコッピは第13ステージ、アルプスのグランサンベルナール峠(スイス)。イタリア領内にないのは4回目。1971年もグロスグロックナー(オーストリア)。1982年のイゾアール峠(フランス)。1985年のシンプロン峠(スイス)。
●タイムトライアルの総距離は70.6km。70kmを最後に超えたのは2013年の75.4km。
●ナポリにゴールするのは44回目。前回は2022年5月、トーマス・デヘントが優勝。

現役引退したビンチェンツォ・ニバリ(左)と2022ジロ・デ・イタリア総合優勝のジャイ・ヒンドレー ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

●第7ステージのゴールはグランサッソ・ディタリア(カンポ・インペラトーレ)。5回目のフィニッシュを迎える。1971年はビセンテ・ロペスキャリル。1989年はジョン・カールセン、1999年はマルコ・パンターニ、2018年はサイモン・イェーツが優勝。
●ベルガモは第15ステージのゴール。最後にゴールした2017年、ボブ・ユンゲルスが優勝。

2023ジロ・デ・イタリアの全21ステージ

●第16ステージのゴール、モンテボンドーネは6回目。2023年にはアルデノ側の新ルートから登る。これまではすべてトレント側から上りで、降雪の1956年にシャルリー・ゴール、1957年ミゲル・ポブレット、1978年ウラジミロ・パニッツァ、1992年にジョルジョ・フルラン、2006年にイバン・バッソが優勝。
●第19ステージはトレチメディラバレドでフィニッシュ。1967年フェリーチェ・ジモンディ、1968年エディ・メルクス、1974年ホセマヌエル・フエンテ、1981年ビート・ブロイ、1989年ルッチョ・エレラ、2007年リッカルド・リッコ、雪に見舞われた2013年はビンチェンツォ・ニバリが制した。

2023ジロ・デ・イタリアのプロフィールマップ

2023ジロ・デ・イタリア日程

5月6日(土) 第1ステージ コスタデイトラボッキ 18.4km(個人タイムトライアル)★
5月7日(日) 第2ステージ テラーモ〜サンサルボ 204km
5月8日(月) 第3ステージ バスト〜メルフィ 210km★★
5月9日(火) 第4ステージ ベノーサ〜ラーゴラチェーノ 184km★★
5月10日(水) 第5ステージ アトリパルダ〜サレルノ 172km★
5月11日(木) 第6ステージ ナポリ〜ナポリ 156km★
5月12日(金) 第7ステージ カプーア〜グランサッソ・ディタリア 218km★★★
5月13日(土) 第8ステージ テルニ〜フォッソンブローネ 207km★★
5月14日(日) 第9ステージ サビニャーノ・シュルルビコーネ〜チェゼナ 33.6km(個人タイムトライアル)★★★
5月15日(月) 休養日
5月16日(火) 第10ステージ スカンディアーノ〜ビアレッジョ 190km★
5月17日(水) 第11ステージ カマイオーレ〜トルトーナ 218km★
5月18日(木) 第12ステージ ブラ〜リボーリ 179km★★
5月19日(金) 第13ステージ ボルゴフランコ・ディブレア〜クランモンタナ 208km★★★
5月20日(土) 第14ステージ シエッレ〜カッサーノマニャーゴ 194km★
5月21日(日) 第15ステージ セレーニョ〜ベルガモ 191km★★★
5月22日(月) 休養日
5月23日(火) 第16ステージ サッビオキエーゼ〜モンテボンドーネ 198km★★★
5月24日(水) 第17ステージ ペルジーネバルスガーナ〜カオルレ 192km
5月25日(木) 第18ステージ オデルツォ〜バルディゾルド 160km★★★
5月26日(金) 第19ステージ ロンガローネ〜トレチメディラバレド 182km★★★
5月27日(土) 第20ステージ タルビジオ〜モンテルッサーリ 18.6km(個人タイムトライアル)★★★
5月28日(日) 第21ステージ ローマ〜ローマ 115km
★は難易度

ミラノのオペラ座でコースが発表された ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse