チーム右京3日連続の先行…第3ステージはメルリールが2勝目【アルウラー・ツアー】

サウジアラビアで開催中の2025アルウラー・ツアーは1月30日、ヘグラ〜タイマ砦間で第3ステージ行われ、欧州チャンピオンジャージを着用するスーダル・クイックステップのティム・メルリール(ベルギー)が第1ステージに続いて優勝した。総合成績では前日の山岳を制して首位に立ったQ36.5プロサイクリングチームのトム・ピドコック(英国)がその座を守った。

アルウラー・ツアー第3ステージでメルリール(左)がフルーネウェーヘンを制して2勝目 ©AlUla Tour Pauline Ballet

この日は、アルウラー地域の古代の美しさを巡るコース。2008年からユネスコ世界遺産に登録されているヘグラは、ナバテア文明の最も重要な保存遺跡で、紀元前1世紀に作られたファサード装飾を持つ記念碑的な墓所が有名だ。ゴールのタイマ砦は考古学的に重要な遺跡で、かつてのこの地域の栄華を証明する宝物が発見されている。

アルウラー・ツアー第3ステージ、日本チャンピオンの小林海も紀元前1世紀に作られたファサード装飾を撮影 ©AlUla Tour Charly Lopez
2025アルウラー・ツアー第3ステージ
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2025アルウラー・ツアー第3ステージの高低図

レースは3日連続で日本のJCLチーム右京が第1集団に加わった。小石祐馬と山本大喜がアタックしてメイン集団から抜け出すことに成功。山本はアグレッシブライダー賞を争うポイントで競り合ったが高得点を獲得できず。それでも終盤には単独になるなど積極性を見せつけた。

アルウラー・ツアー第3ステージで小石祐馬と山本大喜が第1集団に加わる ©AlUla Tour Pauline Ballet

ステージ勝利争いはスプリント合戦となり、メルリールがオランダのナショナルチャンピオンジャージを着るディラン・フルーネウェーヘン(ジェイコ・アルウラー)を制して2勝目。メルリールは2024年も2勝していて、大会通算4勝目。フルーネウェーヘンの3勝を上回って単独首位に立った。

アルウラー・ツアー第3ステージ ©AlUla Tour Charly Lopez
アルウラー・ツアー第3ステージで後続との差を確認しながらレースを進める小石祐馬(右端)ら ©AlUla Tour Pauline Ballet

ピドコックはゴール前でパンクして遅れたが、ゴール手前3kmを切ってからのアクシデントは救済されるというルールに救われ、1位選手と同タイムに。首位を守った。

アルウラー・ツアー第3ステージで首位を守ったピドコック ©AlUla Tour Charly Lopez

2025アルウラー・ツアー第4ステージ(1月31日)

2025アルウラー・ツアー第4ステージ
2025アルウラー・ツアー第4ステージの高低図

2025アルウラー・ツアー
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