街学(まちがく)サイクリングDAY…廃校跡地で歴史や風土を知る

7月にプレオープンしたサイクリング拠点「Weekend Activity Station」のグランドオープンを記念し、2日間限定のイベント「街学サイクリングDAY」が開催される。全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開し、「ツール・ド・ニッポン」を運営する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンの主催。

拠点は、廃校跡地を利用した施設「トライアルパーク蒲原(静岡市清水区)」で、週末限定のアクティビティを提供してきた。

グランドオープンを迎える今回のイベントでは、プレオープン時から展開している従来のサイクリン グアクティビティに加え、新たに2つのコンテンツを初披露する。

江戸情緒が残る宿場町(蒲原・由比)を自転車で巡りながら、街の成り立ちや歴史・風土を学べる、廃校跡地発の街巡りを「街学(まちがく)サイクリング」と称し、家族や本格サイクリストまで秋のアウトドアレジャーとして幅広く楽しめるもの。

飛脚早馬チャレンジ(謎解きサイクリング)

開催地である静岡市には旧東海道が横断し、6つの旧宿場町をつないでいる。江戸初期、この 東海道の各宿場には、幕府公用の重要書簡を早馬に乗って運ぶ飛脚が存在した。

この飛脚早馬チャレンジは、 現代の「早馬」ともいえる自転車に乗って、当時の「飛脚」の任 務を「謎解き形式」で仮想体験する、歴史回想型のサイクリング。

ケッタマシーン小町(宝探しサイクリング)

大正~昭和初期、東海地方では自転車は「ケッタ」と呼ばれ、親しまれていた。そのケッタにまたがり、歴史情緒が色濃く残る宿場町に「タイムスリップ」したかのような感覚を味わうことのできるサイクリング。

歴史にちなんだ「財宝」を「宝さがし」のように探しながら街を巡ることで、普段素通りして しまうような建物や風景に歴史の面影を感じたり、地域に暮らし人々との交流を楽しむことができる。

ライドアラウンド in 蒲原由比(社会科見学サイクリング)

蒲原・由比といった宿場町の中で、実は歴史・文化的に深い由来がある「スポット」を厳選し、専用アプリを使って巡ることで、歴史的トリビアを学んだり、得点を獲得できるサイクリング。

サイクリングを終えたあとには「街の理解度テスト」が待ってい、巡ったスポット数に応じた 得点と合算した「成績発表」がある。「成績優秀者」には地域自慢のご当地産品をプレゼント。廃校になった旧庵原高校跡地を使った拠点から、「街巡り課外授業」が復活開講する。

●街学サイクリング DAYのホームページ

自転車店員向けの試乗ができる学習会、SBAAオフロードバイクディーラーサミット

一般社団法人自転車協会は2022年10月28日(金)に栃木県宇都宮市道の駅うつのみやろまんちっく村にぎわい広場・もくもくの森で、SBAA PLUS 認定者(自転車協会の特別賛助会員)と、全国の自転車販売店スタッフ向けの試乗ができる学習会、「SBAAオフロードバイクディーラーサミット 2022」を開催。

小さな子供でも縦の動きを楽しめるよう設計された木製モジ ュラーパンプ

ロードバイク系でも楽しい! コジパンプ

コジパンプは、小さな子供でも縦の動きを楽しめるよう設計された木製モジ ュラーパンプ。子供車でも、クロスバイクでも、ロードバイクでも、ファットバイクでも、ペダルを踏まずに加速する不思議な体験ができる。

また、オフロードのライディングスキルは、オンロードの安全なライドにも役立つ。体験をサポートするインストラクターからワンポイントレッスンを受ける。

自転車の体験会やスクール、イベントを開催中の清水一輝がインストラクター

参加の申し込みについて

スポーツエントリーのサイト から申し込み手続き。10月26日(水)まで受け付け予定。関東会場では座学、スクールともに事前の申し込みは不要。

参加対象: (1) SBAA PLUS認定者 ※SBAA PLUS認定者の参加販売店名を自転車専門誌とHPに掲載予定 (2)BAAアドバイザー (3)その他の自転車販売店に勤務する人 (4)地方自治体( MTBフィールドで自転車活用を検討中の関係者)

料金:一般入場料料
3,000円(エントリーサイトで招待コードを記入すると無料)

MTBからトラックまで実力発揮の短・中距離系アスリート中島瞳

●自転車協会のホームページ

2023ジロ・デ・イタリア…首都ローマ凱旋は大会史上5回目

2023年5月6日から28日まで開催される第106回ジロ・デ・イタリアのコースが、10月17日午後5時30分(日本時間深夜0時30分)にイタリアのミラノにあるオペラ座で発表された。全21ステージ、総距離3448.6km。ステージ平均距離164.2km。

2023ジロ・デ・イタリアのコース

2023ジロ・デ・イタリアの特徴を箇条書きすると

●ジロ・デ・イタリアがアブルッツォ地方で開幕するのは史上2度目。2001年以来。
●イタリアの首都ローマが最終ステージとなるのは5回目。ローマがステージのゴールとなるのは49回目。
●最高標高のチマコッピは第13ステージ、アルプスのグランサンベルナール峠(スイス)。イタリア領内にないのは4回目。1971年もグロスグロックナー(オーストリア)。1982年のイゾアール峠(フランス)。1985年のシンプロン峠(スイス)。
●タイムトライアルの総距離は70.6km。70kmを最後に超えたのは2013年の75.4km。
●ナポリにゴールするのは44回目。前回は2022年5月、トーマス・デヘントが優勝。

現役引退したビンチェンツォ・ニバリ(左)と2022ジロ・デ・イタリア総合優勝のジャイ・ヒンドレー ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

●第7ステージのゴールはグランサッソ・ディタリア(カンポ・インペラトーレ)。5回目のフィニッシュを迎える。1971年はビセンテ・ロペスキャリル。1989年はジョン・カールセン、1999年はマルコ・パンターニ、2018年はサイモン・イェーツが優勝。
●ベルガモは第15ステージのゴール。最後にゴールした2017年、ボブ・ユンゲルスが優勝。

2023ジロ・デ・イタリアの全21ステージ

●第16ステージのゴール、モンテボンドーネは6回目。2023年にはアルデノ側の新ルートから登る。これまではすべてトレント側から上りで、降雪の1956年にシャルリー・ゴール、1957年ミゲル・ポブレット、1978年ウラジミロ・パニッツァ、1992年にジョルジョ・フルラン、2006年にイバン・バッソが優勝。
●第19ステージはトレチメディラバレドでフィニッシュ。1967年フェリーチェ・ジモンディ、1968年エディ・メルクス、1974年ホセマヌエル・フエンテ、1981年ビート・ブロイ、1989年ルッチョ・エレラ、2007年リッカルド・リッコ、雪に見舞われた2013年はビンチェンツォ・ニバリが制した。

2023ジロ・デ・イタリアのプロフィールマップ

2023ジロ・デ・イタリア日程

5月6日(土) 第1ステージ コスタデイトラボッキ 18.4km(個人タイムトライアル)★
5月7日(日) 第2ステージ テラーモ〜サンサルボ 204km
5月8日(月) 第3ステージ バスト〜メルフィ 210km★★
5月9日(火) 第4ステージ ベノーサ〜ラーゴラチェーノ 184km★★
5月10日(水) 第5ステージ アトリパルダ〜サレルノ 172km★
5月11日(木) 第6ステージ ナポリ〜ナポリ 156km★
5月12日(金) 第7ステージ カプーア〜グランサッソ・ディタリア 218km★★★
5月13日(土) 第8ステージ テルニ〜フォッソンブローネ 207km★★
5月14日(日) 第9ステージ サビニャーノ・シュルルビコーネ〜チェゼナ 33.6km(個人タイムトライアル)★★★
5月15日(月) 休養日
5月16日(火) 第10ステージ スカンディアーノ〜ビアレッジョ 190km★
5月17日(水) 第11ステージ カマイオーレ〜トルトーナ 218km★
5月18日(木) 第12ステージ ブラ〜リボーリ 179km★★
5月19日(金) 第13ステージ ボルゴフランコ・ディブレア〜クランモンタナ 208km★★★
5月20日(土) 第14ステージ シエッレ〜カッサーノマニャーゴ 194km★
5月21日(日) 第15ステージ セレーニョ〜ベルガモ 191km★★★
5月22日(月) 休養日
5月23日(火) 第16ステージ サッビオキエーゼ〜モンテボンドーネ 198km★★★
5月24日(水) 第17ステージ ペルジーネバルスガーナ〜カオルレ 192km
5月25日(木) 第18ステージ オデルツォ〜バルディゾルド 160km★★★
5月26日(金) 第19ステージ ロンガローネ〜トレチメディラバレド 182km★★★
5月27日(土) 第20ステージ タルビジオ〜モンテルッサーリ 18.6km(個人タイムトライアル)★★★
5月28日(日) 第21ステージ ローマ〜ローマ 115km
★は難易度

ミラノのオペラ座でコースが発表された ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

2023ジロ・デ・イタリアのコースは17日・日本時間深夜0時30分発表

2023年5月6日から28日まで開催される第106回ジロ・デ・イタリアのコースがきょう17日午後5時30分、日本時間深夜0時30分に発表される。大会のFacebook、Twitter、YouTube、DailyMotion、TikTok、Instagramでチェックできる。

2022ジロ・デ・イタリア第10ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

2022ジロ・デ・イタリアはボーラ・ハンスグローエのジャイ・ヒンドレー(オーストラリア)が初めての総合優勝を達成した。

●ジロ・デ・イタリアのtwitter
●ジロ・デ・イタリアのFacebook
●ジロ・デ・イタリアのInstagram

新城幸也のナショナルチャンピオンカラーフレームセット限定販売

メリダジャパンは、2022年全日本選手権ロードレースでバーレーンビクトリアス所属の新城幸也が優勝したことを記念した、スペシャルペイントを施した新型SCULTURAのフレームセットをオンラインショップ限定で60本販売。49万5000円(税込)。

バーレーンビクトリアスを機材面でサポートするメリダから、全日本選手権ロードレー スでの優勝を記念したスペシャルなバイクを販売することが決定した。すでに新城が出場した世界選手権ロードレースなどビッグレースで投入されている。注目されているSCULTURA CF5フレームセットをオンラインショップ限定で60本販売。購入商品は近くのMERIDA店舗で受け取れる。

左のチェーンステーには全日本選手権の日付とレース距離、新城の名前があしらわれている

特別ペイントが施されたのは新城のメインバイクであるSCULTURA。フレームは黒をベースにヘッドチューブ周りを日本国旗をイメージした白色と日の丸で彩ったスペシャルカラーとなっている。

●メリダの詳細ページ

参加費無料で街がテーマパークになるライドアラウンド in なら

奈良県奈良市・田原本町・明日香村・吉野町の4市町村で「ライドアラウンド in なら」が2022年10月1日(土)から11月30日(水)の2カ月間にわたって開催される。

公益社団法人奈良市観光協会、一般社団法人田原本まちづくり観光振興機構、明日香村、吉野町が主催。全国各地でサイクルツーリズム事業(自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営。

2021年に続き2回目の開催となる今回は、奈良市・田原本町・明日香村・吉野町に加え、大和郡山市・天理市・橿原市・桜井市・川西町・三宅町・高取町が新しくスポットに加わり、合計11市町村を楽しみながら周遊することができる。

ライドアラウンド in なら(奈良市・田原本町・明日香村・吉野町)
開催日:2022年10月1日(土)~2022年11月30日(水)
実施内容:エリア探索サイクリング「ライドアラウンド」
参加費:無料。「Map Life」アプリのインストールが必要

主催:公益社団法人奈良市観光協会、一般社団法人田原本まちづくり観光振興機構、 明日香村、吉野町
協力:奈良市、田原本町、一般社団法人飛鳥観光協会、一般社団法人吉野ビジターズビューロー
事務局:ツール・ド・ニッポン事務局

●ライドアラウンド in ならのホームページ