【ツール・ド・フランスファム第6S】ケルバオルV…首位はニエウィアドマ堅持

ツール・ド・フランスファムは8月16日、レミルモン〜モルトー間の159.2kmで第6ステージが行われ、地元フランスのセドリーヌ・ケルバオル(セラティツィットWNT)が優勝した。

2024ツール・ド・フランスファム第6ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

総合成績では前日に首位に立ったキャニオン・スラムレーシングのカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)がその座を守った。

セドリーヌ・ケルバオル(セラティツィットWNT)が第6ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux
セリア・ルメル(左)がセドリーヌ・ケルバオルを祝福 ©A.S.O. Thomas Maheux
2024ツール・ド・フランスファム第6ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
2024ツール・ド・フランスファム第6ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
マイヨジョーヌのカタジナ・ニエウィアドマ ©A.S.O. Charly Lopez
2024ツール・ド・フランスファム第6ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

北海道ボールパークを拠点として北の大地をサイクリングしよう

ライドアラウンド HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGEが2024年8月15日から10月15日まで開催される。北海道ボールパークFビレッジ広域サイクル実行委員会が主催、全国各地でサイクルツーリズム事業を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが運営。

北海道ボールパークFビレッジのエスコンフィールド。野球の試合がないときは無料で入場できる

北海道ボールパークFビレッジと、その近隣市町(江別市、恵庭市、南幌町、由仁町、長沼町、栗山町、北広島市)を主な舞台として、2年連続の開催。2024年は、新しいアプリにパワーアップし、複数のスペシャル企画も用意されている。

パ・リーグ公式戦チケットやスペシャライズドのチェックも

たとえば、8月中に500ポイント以上を獲得すると抽選で100組200人に、2024年9月にエスコンフィールドHOKKAIDOで開催されるパ・リーグ公式戦の観戦チケットクーポンをプレゼント。

また8月中に1スポット以上にチェックインすると抽選で3人がスペシャライズド北海道エクスペリエンスセンターでプロによるバイクチェックを受けることができる

“お目当てのグルメの獲得”や“お気に入りの景色探し”、あるいは“日ごろのエクササイズとして”など、それぞれのモチベーションで、いつでもどこからでも楽しめる。開催期間をたっぷり使って地域のいいところに触れながら街をテーマパークのように遊ぼう。

スペシャライズド・北海道ボールパークFビレッジ・エクスペリエンスセンター

ライドアラウンド HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE

期間:2024年8月15日(木)~10月15日(火)
参加費:無料 ※サイクリングアプリ「TraVelo」のインストールが必要
主催:北海道ボールパーク F ビレッジ広域サイクル実行委員会
事務局:ツール・ド・ニッポン事務局
●ライドアラウンド HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGEのホームページ

◆参加方法
①サイクリングアプリ「TraVelo(トラベロ)」にある専用イベントページにアクセス。
②地図上に表示されるスポットを自転車で巡り、ポイントを獲得。一部のスポットでは、追加得点がもらえるボーナスが設定されている。指定された「スペシャルアクション」を実施することで、ボーナスポイントを獲得できる。
③獲得したポイントをさまざまな商品と交換。

【ツール・ド・フランスファム第5S】フォレリングがまさかの落車で首位陥落

ツール・ド・フランスファムは8月15日、ベルギーのバストーニュからフランスのアムネビルまでの152.5kmで第5ステージが行われ、首位デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)が残り6km地点で落車に巻き込まれた。1分47秒遅れの50位でゴールするのがやっとで、総合成績で1分19秒遅れの9位に陥落した。

マイヨジョーヌのフォレリングをライバルチームのキャニオン・スラムが取り囲む ©A.S.O. Charly Lopez

SDワークス・プロタイムのチームメートで、ハンガリーチャンピオンのカタブランカ・バシュが、キャニオン・スラムレーシングのカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)とのゴール勝負を制して初優勝。バシュは4月のラ・ブエルタフェメニーナでも首位に一時首位に立った注目の若手選手。東京五輪でMTBで4位、パリ五輪ではロードレース4位、MTBで10位。

総合成績では前日まで34秒遅れの総合3位につけていたニエウィアドマが首位に立った。

2024ツール・ド・フランスファム第5ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

メダルを逃したパリ五輪と同じミスはしたくなかった(バシュ)

「無線が機能していなかったので、後ろでなにが起こっているのか分からなかった。デミがクラッシュしてマイヨジョーヌを失ったので残念で、今は複雑な気持ち」とバシュ。

「4位でメダルを逃したパリ五輪と同じミスをしたくなかった。とても苦しんだが、小さなグループにいれば勝てるかもしれないと分かっていた。五輪では先頭でレースしていたので、とても自信が持てた。だから今は調子がよければ勝てると思う」

2024ツール・ド・フランスファム第5ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

とにかく前方にいることが重要だった(ニエウィアドマ)

「今日のステージは全体的にとてもカオスだった。これまでのステージはすべてとても慌ただしかったので、とにかく前にいなければならないと分かっていた」というニエウィアドマ。

「最初のステージでクラッシュに巻き込まれたので、事故やカオス、クラッシュを避けるためにとにかく前にいることを心がけた。だから、いいポジショニングと周りにチームメイトがいたおかげで首位に立てたのだと思う」

2024ツール・ド・フランスファム第5ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
2024ツール・ド・フランスファム第5ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
山岳賞のパック・ピーテルス ©A.S.O. Thomas Maheux
2024ツール・ド・フランスファム第5ステージで首位を譲り渡したフォレリング ©A.S.O. Charly Lopez

シマノがツール・ド・フランスとの契約を2028年まで延長

大阪府堺市に本社を置く自転車パーツメーカーのシマノと、ツール・ド・フランスを主催するアもリ・スポルト・オルガニザシオン(A.S.O.)は、自転車競技への取り組みを強調する動きとして、パートナーシップ契約を4年間延長し、2028年末まで継続することを発表した。

ニュートラルサポートをこなすシマノ。スタッフ7人で役割分担する

2021年3月に創業100周年を迎えたシマノは同年からツール・ド・フランスのニュートラルメカニックを担当すそ。これまでフランスのマビック社が務めていたが、2021年からニュートラルカーは黄色から水色に変わった。

両社のコラボレーションはツール・ド・フランスだけでなく、ツール・ド・フランスファム、ブエルタ・ア・エスパーニャ、パリ〜ルーベなどのワンデーレースなどを含める。さらにエタップ・デュ・ツール ド フランスなどの一般参加イベントも加わり、2028年まで世界最大のレースをサポートする。

2021パリ〜ニースのニュートラルアシスタンスはシマノ ©A.S.O. Fabien Boukla

ツール・ド・フランスディレクターのクリスティアン・プリュドムは、「プロとアマチュア両方のサイクリング界のキープレーヤーであるシマノとのパートナーシップを継続できることをうれしく思う」とコメント。

「彼らの技術的専門知識と革新への取り組みは、私たちが主催するレースの成功に不可欠な資産。彼らのプロフェッショナリズムは、すべてのライダーに最適で公平な条件を保証する。この更新は、私たちがお互いに抱いている相互信頼を反映している」と述べた。

何度となく取材で通ったシマノ本社。取り壊して新社屋を建設する計画があるという
シマノ 世界を制した自転車パーツ

シマノ 世界を制した自転車パーツ〜堺の町工場が「世界標準」となるまで〜【電子書籍】[ 山口和幸 ]

価格:1408円
(2024/8/15 12:54時点)
感想(0件)

【ツール・ド・フランスファム第4S】パリ五輪MTBでメダルを逃したピーテルス優勝

ツール・ド・フランスファムは8月14日、オランダのファルケンブルクからベルギーのリエージュまでの122.7kmで第4ステージが行われ、フェニックス・ドゥクーニンクのパック・ピーテルス(オランダ)が首位デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)をゴール勝負で制して優勝。

2024ツール・ド・フランスファム第4ステージを制し、山岳賞でも1位になったパック・ピーテルス ©A.S.O. Charly Lopez

ピーテルスはMTBやシクロクロスの強豪選手で、2024パリ五輪ではMTBクロスカントリーオリンピックで4位。わずかにメダルに届かなかった。

2024ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

「デミ(フォレリング)を相手にスプリントで勝てたのは本当に夢が叶ったようなもの。彼女が総合優勝を狙っているのは知っていたし、私はステージ勝利のためにここにいるだけだから、元気なうちにポーカーフェイスを保ってスプリントで勝つようにした」とピーテルス。

カタジナ・ニエウィアドマ(左)とパウリナ・ロイジャッカーズ ©A.S.O. Thomas Maheux

「勝てて本当にうれしい。このために生きているんだ。パリ五輪に向けてたくさん練習してきたから、このレースでもかなり走れる脚力がある」

2024ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
2024ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez
2024ツール・ド・フランスファム第4ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

【ツール・ド・フランスファム第3S】連覇を目指すフォレリングがTTを制して首位に

ツール・ド・フランスファムは8月13日、オランダのロッテルダムなどで集団スタートの第2ステージ(距離69.7km)、個人タイムトライアルの第3ステージ(6.3km)が行われ、大会連覇を目指すデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)が個人タイムトライアルでトップタイムを記録。

トップタイムを叩き出したデミ・フォレリング ©A.S.O. Thomas Maheux

フォレリングはこの日の前半戦として行われた第2ステージ終了後の総合成績、20秒遅れの総合24位から一気に首位に立ち、DSMフィルメニッヒポストNLのシャルロット・クール(オランダ)からマイヨジョーヌを奪った。

2024ツール・ド・フランスファム第3ステージ ©A.S.O. Charly Lopez

「個人タイムトライアルでは期待していなかったので、第2ステージをフィニッシュしてから二度寝した」というフォレリング。

「じつは翌日のリエージュのことばかり考えていた。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが得意なのでわたしの出番だと思っていた。まさか優勝できるとは思っていなかったけど、家族が喜んでくれてうれしかった」

マイヨジョーヌのシャルロット・クールがタイムトライアルを走る ©A.S.O. Thomas Maheux
デミ・フォレリングが暫定1位のホットシートに座る ©A.S.O. Charly Lopez
デミ・フォレリングが第3ステージでマイヨジョーヌを獲得 ©A.S.O. Charly Lopez