トルコが意外と海外サイクリングの穴場だと知っている人はほぼいない

イスタンブールの大陸横断道路、イズミルの海岸線を走るユーロヴェロ8号線、アナトリアの壮大な山岳など、アジアと欧州を結ぶ要所に位置するトルコが「サイクリストの楽園」と売り出し開始。2025年には新たな自転車イベントを続々と開催する。

年間を通じてサイクリングに最適な気候が魅力

ロードバイクからマウンテンバイク、さらにはアドベンチャーライディングまで、あらゆるスタイルのサイクリストに対応した広大なトレイルが広がるトルコ。初心者からエキスパートまで楽しめる多彩なルートが整備された。

アマチュアのロードサイクリストが長距離にチャレンジする「グランフォンド」は、2025年のトルコのサイクリングシーンに欠かせないイベント。トルコ全土の13都市で16回のサイクリングが行われる。春には、ケメルの美しい海岸町で4月18日、19日にグランフォンドが開催され、ターコイズブルーの海を眺めながら13のサイクリングルート(ロードバイク5ルート、マウンテンバイク8ルート)を巡る。

エーゲ海の美しい景色と豊かな文化が魅力のボドルムでは、4月5日、6日にグランフォンドが開催され、町の海岸線を走りながら文化的な探索も楽しめる。また、フェティエでは4月12日、13日に開催され、美しい村々やオリーブ畑、ぶどう畑を巡りながら、絶景の山や海を堪能。さらに、5月24日、25日に開催されるマルマラ地域のブルサでは、サイクリングをしながら歴史や美食、自然が見事に融合した町を楽しむことができる。

黒海地方やカッパドキアを駆け抜けるグランフォンド

グランフォンドはその後、黒海地域へと舞台を移し、5月17日、18日にはサムスンで、自然と歴史が調和した街並みを楽しめるレースが行われる。6月14日、15日にはカッパドキアで開催され、妖精の煙突や古代の洞窟住居、広大な谷を駆け抜ける壮大なコースが待っている。

●トルコ共和国大使館 文化観光局のホームページ

垣田真穂が実力差を見せつけてアジア選手権ポイントレース優勝

2025トラックアジア選手権は大会4日目の2月24日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート女子ポイントレースが行われ、垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)が優勝。垣田はポイント周回で常に上位でコントロールラインを通過し、実力差を見せつけて優勝した。

垣田真穂がアジア選手権エリート女子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟
垣田真穂がアジア選手権エリート女子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟

エリート男子ポイントレースは山本哲央が接戦を制す

エリート男子ポイントレースには山本哲央(ブリヂストンサイクリング)が出場。最終のポイント周回まで持ち込まれた優勝争いは、最後の着順が上回った山本が優勝した。

山本哲央がアジア選手権エリート男子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟
山本哲央がアジア選手権エリート男子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟

エリート男子ポイントレースでは、同ポイントながら最終の着順で上回った吉田奏太(鳥取・倉吉西高)が逆転で優勝した。

吉田奏太がアジア選手権ジュニア男子ポイントレース優勝 ©日本自転車競技連盟

エリート男子1kmタイムトライアルは市田龍生都が後半に急伸V

エリート男子1kmタイムトライアルでは市田龍生都(JPCU福井)が全体の2位で決勝に進出。決勝で市田は1周目を3番手のタイムで回ったが、その後を最速ラップで回って逆転で優勝した。

市田龍生都がアジア選手権エリート男子1kmタイムトライアル優勝 ©日本自転車競技連盟

太田海也と佐藤水菜アジア選手権スプリントで優勝

2025トラックアジア選手権は大会3日目の2月23日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート男女のスプリントが行われ、男子は太田海也 (楽天Kドリームス)、女子は佐藤水菜 (楽天Kドリームス)が優勝。男子の2位は中野慎詞 (楽天Kドリームス)。

アジア選手権エリート男子スプリント優勝の太田海也(右)と2位中野慎詞 ©日本自転車競技連盟

太田はエリート男子チームスプリントと合わせて二冠

前日に準決勝進出を決めていた太田と中野は、この日の準決勝で海外勢を2本先取で封じ込め、日本人同士の決勝1-2位決定戦に持ち込んだ。この戦いでも太田が圧倒的なパワーで2本先取して優勝を決めた。

アジア選手権エリート男子スプリント、日本人対決となった決勝は、太田海也が2本先取して優勝 ©日本自転車競技連盟

エリート女子スプリントでも佐藤が準決勝、決勝1-2位決定戦ともに2本を先取して優勝。このあとは世界チャンピオンとしてエリート女子ケイリンに挑む。

佐藤水菜がアジア選手権エリート女子スプリント優勝 ©日本自転車競技連盟
佐藤水菜がアジア選手権エリート女子スプリント優勝 ©日本自転車競技連盟

窪木一茂がアジア選手権エリート男子パシュート優勝

エリート男子個人パシュートでは1-2位決定戦に進出した 窪木一茂(アイサンレーシング)が4分08秒669の日本新記録&アジア新記録で優勝した。同日に開催されたスクラッチでも2位になった。

窪木一茂がアジア選手権エリート男子パシュートで優勝 ©日本自転車競技連盟

女子圧勝、男子は降格2位…アジア選手権チームパシュート

2025トラックアジア選手権は大会2日目の2月22日、マレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアでエリート女子チームパシュートが行われ、梶原悠未(TEAM Yumi)、内野艶和(楽天Kドリームス)、池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)、垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)の不動のメンバーで構成された日本が1-2位決定戦で韓国を追い抜き勝ちして優勝した。

アジア選手権女子チームパシュートを制した日本勢。前から池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂、梶原悠未 ©日本自転車競技連盟

男子は橋本英也(キナンレーシング)、兒島直樹(ブリヂストンサイクリング)、松田祥位(ブリヂストンサイクリング)に加え、決勝で窪木一茂(アイサンレーシング)を投入したが、1-2位決定戦で韓国に先行しながら、規定の30分以内に選手変更を通知しなかったため降格扱いとなって2位になった。

アジア選手権女子チームパシュートを制した日本勢。左から梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂 ©日本自転車競技連盟

エリート男子エリミネーションでは橋本が、同女子では内野が優勝した。

アジア選手権開幕…日本はチームスプリントで男子優勝、女子3位

2025トラックアジア選手権が2月21日にマレーシアのニライにあるベロドローム・ナショナル・マレーシアで開幕し、中野慎詞、長迫吉拓、太田海也のメンバーで臨んだ男子チームスプリントで優勝。酒井亜樹、佐藤水菜、仲澤春香の女子チームスプリントで3位になった。大会は27日まで。

男子チームスプリント優勝の日本勢(長迫吉拓、太田海也、中野慎詞) ©日本自転車競技連盟

男子チームパシュート(兒島直樹、橋本英也、松田祥位、山本哲央)、女子チームパシュート(池田瑞紀、内野艶和、梶原悠未、垣田真穂)、ジュニア男子チームパシュート(松田奏太朗、成田光志、中谷友紀、吉田奏太)は、いずれも圧倒的なスピードの違いを見せつけ、22日の1-2位決定戦に進出した。

女子チームスプリント3位の酒井亜樹、佐藤水菜、仲澤春香 ©日本自転車競技連盟

トラック日本選手団

短距離エリート
長迫吉拓(ブリヂストンサイクリング)
太田海也 (楽天Kドリームス)
中野慎詞 (楽天Kドリームス)
市田龍生都(JPCU福井)
佐藤水菜 (楽天Kドリームス)
酒井亜樹 (楽天Kドリームス)
仲澤春香 (楽天Kドリームス)

日本ナショナルチーム ©日本自転車競技連盟

中距離エリート
窪木一茂(アイサンレーシング)
橋本英也(キナンレーシング)
山本哲央(ブリヂストンサイクリング)
兒島直樹(ブリヂストンサイクリング)
松田祥位(ブリヂストンサイクリング)
梶原悠未(TEAM Yumi)
内野艶和(楽天Kドリームス)
池田瑞紀(楽天Kドリームス/早稲田大)
垣田真穂(楽天Kドリームス/早稲田大)
水谷彩奈(楽天Kドリームス/日本大育大)

短距離ジュニア
豊田涼太(埼玉・大宮工業高)
清水快晟 (岐阜第一高)
久貝一心 (沖縄・北中城高)

中距離ジュニア
成田光志(福島・学校法人石川高)
中谷友紀 (奈良北高)
松田奏太朗(愛媛・松山学院高)
吉田奏太 (鳥取・倉吉西高)
西原夕華 (京都・北桑田高)
白井愛美 (広島工業高)

シンプルでちょうどいいトーキョーバイクが英国グリーン色に染まった

トーキョーバイクが街を楽しむための自転車 「TOKYOBIKE MONO」と「TOKYOBIKE LEGER」の新色ブリティッシュグリーンを発売。2月28日からTokyobike Shop、tokyobikeオンラインストア、全国の取り扱い店で注文受け付けを開始。

「ちょっとそこまで」をもう少し先へと運んでくれる自転車

新色を発売する2つのモデルは、変速のないシングルギアが特徴。操作も簡単でトラブルも少ないため、誰でも扱いやすい自転車だ。また、シンプルなフレーム設計で、乗る人の生活スタイルに合わせた幅広いカスタムに対応できる点も魅力。

細身のホリゾンタルフレームは最もシンプルでベーシックなデザイン

英国伝統の緑色から着想を得た深みのあるグリーンは、どこか懐かしく、気品あるたたずまいが魅力的。変化の激しい時代のなかでも、気分や流行に左右されない普遍的な美しさを感じさせる。新旧が混ざり合う都会の街並みにも自然と馴染み、日々の生活を静かに彩ってくれそうだ。

TOKYOBIKE MONO 61,600円 (税込)
TOKYOBIKE LEGER 59,400円 (税込)

●トーキョーバイクのホームページ