自転車ロードの未来をけん引していく若手に本場欧州での経験を

TEAM EURASIA iRC TIRE主催の「サイクリングアカデミー」が2023年も開催されることになり、U17とU19の参加選手を募集している。自転車ロードレースの未来をけん引していく若手選手に本場欧州での経験を積んでもらい、次世代の芽を育てていく活動。

TEAM EURASIA iRC TIREサイクリングアカデミー

参加期間は前期グループが7月20日~8月3日、後期グループが8月12日~27日。各定員は最大6名。14日間の滞在で、各4レースの出走を予定している。

参加費用は35万円~45万円(生活費・活動費・航空運賃代金を含む)の予定。申し込み期限は5月8日。

アイ・アール・シー井上ゴム工業がメインスポンサーを務め、欧州を拠点に活動するTEAM EURASIA iRC TIRE(代表:橋川健)は2023年も引き続き、「サイクリングアカデミー」を開催し、参加者の募集を開始した。

事業の実施に関しては、故高木秀彰氏によるサポート、アイ・アール・シー井上ゴム工業による特別協賛があり、ロード・トゥ・ラブニール(RTA)との提携プログラムを行う。

2022年のサイクリングアカデミーでは参加者全員が「欧州レース初参戦」であり、異なる文化や言語、レース展開、海外での合宿生活など、家族のもとを離れ慣れない尽くしの遠征だったが、そんな慣れない生活でも、志を共にした「仲間」とともに乗り越え、溌溂と競技生活に打ち込んでいたのが印象的だったという。

2023年のサイクリングアカデミーはロード・トゥ・ラヴニールと提携し、レースに参戦するだけではなく、集団内での位置取りやトレーニングの組み方、またトレーニング、レースに関わらず走行中の事故を低減させるための指導に力を入れていく。

2022年は、ロードレースの聖地と言われるベルギーでプロレースの観戦もした。 欧州プロロードレースを生で観戦し、選手、ファン、チームスタッフなどを肌で感じることでより大きな夢を抱いてほしいという思いがある。今回はレース参戦を優先しているため「観戦」は確定していない。

落車ワークショップ

参加費(参考代金)
35~45万円
約2週間の生活費、活動費、航空運賃代金実費(20~25万円前後。2022年より20%程度航空運賃代金が高騰)含む。遠征の時期によりチケット代金が大幅に変わるが、可能な限り効率的に低予算で実現できるよう努める。また今後の為替等の影響で参加費も変わってくる可能性がある。

参加人数
前期グループ U17とU19合計4~6名
後期グループ U17とU19合計4~6名

申し込み方法及び期限
下記のメールアドレスに問い合わせ

5月8日 申請書送付依頼期限
5月10日 申請書紙送付期限(メールにて)
サイクリングアカデミーへの参加の可否は「申請書」により申し込み。選考を行って連絡。申請書の送付の段階ではまだ参加は決定しない。

補給食を作る

●過去のチームユーラシアIRCタイヤ サイクリングアカデミーに関する情報

問い合わせ・申請書の請求先
teameurasia2009(アットマーク)gmail.com
主催 チームユーラシア-iRC TIRE 責任者 橋川健

ファンアーベルマートが2023シーズン限りでの引退を発表

グレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が2023シーズンを最後に引退する。37歳。2016リオデジャネイロ五輪の金メダリスト。所属するAG2Rシトロエンが5月3日に発表した。

グレッグ・ファンアーベルマート ©Getty Images

「素晴らしい冒険が終わり、少し悲しい。この決断は非常に困難だったが、バックミラーを見ると自分の実績を非常に誇りに思う」とファンアーベルマート。

「後悔しないように、毎日最善を尽くした。私は自分の勝利だけでなく、それらに至るまでの道も楽しんだ。私を信じ、私のキャリアを通して私を助けてくれたすべての人に感謝したい。つらい時でもいつも応援してくれたファンに感謝している。

今こそ、妻と子供たちに身を捧げ、私の人生の新しい方向性を持つ時だ。私はこの新しいステップで同じ情熱を見つけたいと思っている。

シーズン終了までは、サイクリングを始めた日からやってきたように、チームのためにベストを尽くしてい結果を出したい」

2018ツール・ド・フランス、BMCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)が首位に立った © ASO

メリダがオンラインショップ限定ジロ・デ・イタリア応援キャンペーン

メリダジャパンが5月6日から28日まで開催される2023年最初の3大グランツール「ジロ・デ・イタリアに出場するTeam BAHRAIN VICTORIOUSを応援するため、MERIDA ONLINE SHOP 限定で【ジロ・デ・イタリア応援キャンペーン】を開催する

キャンペーンはMERIDA ONLINE SHOP限定で対象車種を購入した先着30人に2023 Season BAHRAIN VICTORIOUSジャージ上下セット・グローブ・サイクリングキャップの計4点(47,630円相当)のグッズをプレゼントする。

対象車種
SCULTURA 8000 / SCULTURA RIVAL-EDITION SCULTURA 6000 / SCULTURA 5000 / SCULTURA 4000 REACTO TEAM / REACTO 9000 / REACTO RIVAL-EDITION REACTO 6000 / REACTO 4000 SCULTURA ENDURANCE 6000 / SCULTURA ENDURANCE 5000 SCULTURA ENDURANCE 4000 SILEX+ LIMITED / SILEX 4000

●メリダオンラインショップのホームページ

高速ジェットであっという間に行ける伊豆大島サイクルきっぷ

熱海・伊東発着で大島でのサイクリングを楽しめるお得な往復きっぷが東海汽船から発売された。高速ジェット船の乗船券と自転車手荷物券込みで熱海7000円、伊東6000円。自転車は必ず輪行袋に入れて持ち込む。

首都圏から気軽に行ける自転車パラダイスとして人気の伊豆大島

期間限定で、熱海発着は5月8日から7月14日までと7月18日から21日まで。伊東発着は5月13日から7月2日までの土休日。

往復分の高速ジェット船乗船券+手荷物券込みで、
熱海発着:大人7,000円 子ども4,000円
伊東発着:大人6,000円 子ども3,000円

【予約受付】
5/1(月)より受付開始
出発日の2か月前同日より前日まで
東海汽船お客様センターTEL 03-5472-9999(毎日9:30~18:00)

●東海汽船のホームページ

GW期間中はワイズロードのサマーセール…ウエアや人気バイクが割安に

スポーツ自転車専門店「ワイズロード」がゴールデンウィークセール、CANNONDALEアーリーサマーセールを開催している。春夏用ウェアが最大60%OFF、人気のバイクもお買い得になっている。

春夏用のウェアや完成車、ホイールなどがお得に買えるゴールデンウィークセール。スポーツ自転車専門店のワイズロード・オンラインで4月28日(金)20時から5月8日(月)10時まで、全国に展開する店舗では4月29日(土・祝)から5月7日(日)の期間に実施。

【ワイズロードオンライン】

今すぐ使える春夏のウェア3000点以上が最大60%OFFで購入できる。さらに、FULCRUMのホイールが50%OFF、人気8大ブランドのクロスバイクがお買い得価格になった。

人気バイクブランド「キャノンデール」の対象車種が30%割引になる「CANNONDALEアーリーサマーセール」は6月30日(金)まで開催。ロードバイクからグラベルロード、マウンテンバイク、キッズバイクまで、幅広い車種がセールの対象となっている。

ファンデルプール北の地獄を制す…宿敵ファンアールトは痛恨のパンク

「北の地獄」と呼ばれる石畳の悪路が待ち構える伝統レース、第120回パリ〜ルーベが4月9日、フランスのコンピエーニュからルーベまでの257kmで行われ、アルペシン・ドゥクーニンクのマチュー・ファンデルプール(28)=オランダ=が独走で初優勝した。ライバルのワウト・ファンアールト=ベルギー、ユンボ・ビスマ=は先頭に立ちながら痛恨のパンクで3位に終わった。

勝負どころ、アランベールの石畳を走るファンデルプール(左)とファンアールト ©A.S.O. Pauline Ballet

優勝候補ばかり7選手が北の地獄の終盤に結集

ファンデルプールがモニュメントと呼ばれる伝統あるワンデーレースでの強さを証明した。3月18日にイタリアで開催されたミラノ〜サンレモに続く優勝。2020年と2022年にはベルギーのツール・デ・フランドルを制していて、3つ目のタイトルを獲得した。

路面が荒れているほど観客が集まる ©A.S.O. Pauline Ballet

この日はファンデルプールの波状攻撃によってファンアールトや他の有力選手で構成された7人に第一集団が絞り込まれた。この中にチームメートのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)がいたこともファンデルプールにとってはラッキーだった。優勝候補のジョン・デゲンコルプ(ドイツ、DSM)は勝負を仕掛けた終盤の石畳区間でファンデルプールと接触して落車。

ファンアールト(先頭から2人目)はこの日好調だったが… ©A.S.O. Pauline Ballet

ファンデルプールが後方を気遣っていたすきを突いてファンアールトがアタックした。ところがここで不運のパンクで失速。ファンデルプールがライバルを追い抜いてゴールまで独走した。

「最初はファンアールトがパンクしたとは知らなかった。でも、追い越した時はペースが遅くて、彼に問題があるのが分かった」というファンデルプール。

ファンデルプール(右)とファンアールト(中央)の両雄がバトル ©A.S.O. Pauline Ballet

「悪夢のようなパンクだったが、これも人生だ。自転車を交換してあきらめずに前を追ったが、ファンデルプールのような強い選手までの20秒を詰めるのは困難だった。今日は彼のアタックに反応できていたので、2人のゴール勝負になれば自信はあった」とファンアールト。最後はマークに付いたフィリプセンにもゴール勝負でかわされて3位になった。

ゴールのルーベ競技場で絶叫して喜びを表すファンデルプール ©A.S.O. Pauline Ballet

「これまでで最高の1日を過ごしたと思う。私は本当に強いと感じていて、数回の攻撃を試みたが、有力選手らを落とすのは困難だった。勝負どころの石畳区間は、デゲンコルプのクラッシュとファンアールトのパンクがあって、私は先頭に立っていることに気づき、フィニッシュラインまで全力で走った」とファンデルプール。

落車で勝利を逃したデゲンコルプがゴール後に倒れ込んだ ©A.S.O. Pauline Ballet

「フィニッシュラインまでファンアールトと一緒に行くことになれば、レースは違ったものになっていたかもしれない。彼の身にふりかかった不幸は残念だけど、それもレースの一部だ。パリ~ルーベで優勝するにはいい脚と幸運が必要なんだ」

優勝のファンデルプールを中央に、左が2位フィリプセン、右が3位ファンアールト ©A.S.O. Pauline Ballet

新兵器エア調整システムが実戦使用された

DSMとユンボ・ビスマがパリ〜ルーベでタイヤ空気圧管理システムを使用した。ハンドルのリモートボタンを使用して、バイクに乗りながらタイヤの空気圧を増減できる。石畳と舗装路が交互に連続する同レースでは有利になる。

タイヤ空気圧を走行中に変えることができるスコープアトモス

ボタンを押すとワイヤレス信号により車輪ハブ部のバルブが開閉する。タイヤ内側にエアコンプレッサーがあって、走行中でも空気を抜いたり膨らませたりできる。路面状況に応じて最適なグリップ力と転がり抵抗にすることにより、選手は自信を持ってバイクを操作できるようになり、パフォーマンスと安全性が向上する。石畳ばかりでなく突然の雨でもメリットを発揮する。

すでに一般販売されていて、価格はこのシステムだけで約58万円。