【ブエルタ・ア・エスパーニャ18S】ガンナ最速タイム、総合2位アルメイダが40秒差に詰める

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月11日、バリャドリードを発着とする個人タイムトライアル(距離12.2km)が第18ステージとして行われ、トップガンナのニックネームで知られるイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)が最速タイムで優勝。

ガンナが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ優勝 ©A.S.O.

50秒遅れの総合2位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ・XRG)が8秒遅れの3位と好走し、首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)との差を40秒に縮めた。

イタリアチャンピオンのガンナがスタート。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.
ヴィンゲゴーが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージで首位を守った ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.
ヴァインは0.9秒差で区間2位に。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ ©A.S.O.

手のひらサイズの電動携帯空気入れ、ナノポンプの気になる価格は?

手のひらサイズの電動携帯空気入れ「nano.pump(ナノ・ポンプ)」が2025年9月18日に発売いたします。

nano.pumpは、手のひらサイズの軽量コンパクト設計ながら、最大120PSI対応の高性能モデル。ロードバイクやクロスバイクはもちろん、シティサイクルや子ども用自転車、さらにサッカーボール・バスケットボール、浮き輪などといったレジャー用品まで幅広く対応可能。手軽に持ち運びができ、保管に場所も取らず、楽々空気を入れられる。空気入れの新しいスタイルを提案。

手のひらサイズ、重さも約129gと超軽量設計

自転車のサドルバッグやバックパックに収納でき、家庭での保管時にも場所を取らない。外出先での急なトラブルや、レジャーへの持ち運びにもストレスはない。

使い方は簡単。空気圧を設定してスタートボタンを押すだけ。設定値に到達すると自動停止する。「どのくらい入ればよいのかわからない」「空気を入れすぎてパンクが心配」という不安を解消。初心者や子どもでも、家族みんなで安心して使える。

USBフル充電で自転車タイヤ約3本分に対応

リチウムイオン充電池を内蔵し、USB Type-CでPCやモバイルバッテリーから手軽に充電可能。乾電池が不要なので環境にも優しく、ランニングコストを抑えられるのも家庭向けの大きな魅力。フル充電で自転車タイヤ約3本分に対応可能(タイヤサイズ700x25C。80PSIでのテスト結果)。

オープン価格で、予想市場価格は税込み9000円前後。

●製品の詳細ページ

新人王のペリツァーリがグランツール初V【ブエルタ・ア・エスパーニャ17S】

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月10日、オ・バルコ・デ・バルデオラス〜アルト・デ・エル・モレデロ間の143.2kmで第17ステージが行われ、ヤング・ライダー賞の純白ジャージを着たジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)が残り4kmでアタックして初優勝。

山火事の焼け跡を走る2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.

首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)は、48秒遅れの総合2位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ・XRG)に2秒先着し、その差は50秒になった。

ペリツァーリが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ優勝 ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.
左からマルク・ソレル、山岳賞ヴァイン、マイヨロホのヴィンゲゴー。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.
山火事の焼け跡を走る2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.
新人賞のペリツァーリ、マイヨロホのヴィンゲゴー。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.

ブエルタ・ア・エスパーニャ個人タイムトライアルが妨害デモ対策で距離半減

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月11日にバリャドリードを発着とする第18ステージ・個人タイムトライアルの競技距離を27.2kmから12.2kmに変更した。現地10日夜に「ステージの安全確保を強化するため、ブエルタ・ア・エスパーニャ主催者はバリャドリッド市議会と連携し、コミッショナー協会と協議した結果、明日のタイムトライアルをのコースで実施し、スタートとフィニッシュは当初の予定通りとすることを決定した」と発表した。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージの短縮ゴール後に安堵のヴィンゲゴー ©A.S.O.

イスラエルとパレスチナの紛争がさらに悪化し、親パレスチナ活動家による妨害行為が想定される。第5ステージのチームタイムトライアルでも現在標的となっているイスラエル・プレミアテックの選手が足止めを余儀なくされている。その対策として警備体制を強化するとともに、距離を短縮して沿道をガードする方針だ。

大会は、9月3日の第11ステージがゴールのビルバオでの妨害行動によりレース終盤で打ち切り。9月9日の第16ステージもゴール地点の抗議活動により急きょ距離短縮の153.1kmとなった。事態がさらに深刻化した場合、2025ブエルタ・ア・エスパーニャは打ち切られることもあるという。

山火事の焼け跡を走る2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ ©A.S.O.

妨害行動で距離短縮の第16Sをベルナルが制す【ブエルタ・ア・エスパーニャ】

第80回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月9日、ゴール地点の抗議活動により急きょ距離短縮の153.1kmとなった第16ステージが行われ、イネオス・グレナディアーズのエガン・ベルナル(コロンビア)がスーダル・クイックステップのミケル・ランダ(スペイン)をスプリント勝負で制して大会初優勝を飾った。

ベルナルが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージを果敢に走る ©A.S.O.

最後の山岳がカットされたためメイン集団は首位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)、48秒遅れの総合2位ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ・XRG)らが5分52秒遅れでゴールし、総合成績の上位4選手は変わらなかった。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.
ベルナルやニコ・デンツらが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージで先行 ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.
ニコ・デンツとベルナルが2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ後に握手 ©A.S.O.
2位に終わったミケル・ランダも納得のゴール後。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージの短縮ゴール後に安堵のヴィンゲゴー ©A.S.O.
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、チーム ヴィスマ・リースアバイク)
マイヨベルデ(ポイント賞)マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)
マイヨルナレス(山岳賞)ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ・XRG)
□マイヨブランコ(新人賞)ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ ©A.S.O.

災害時に自転車は移動手段だけでなく洗濯もできる

首都直下地震や大規模災害への備えが注目されるなか、移動手段や発電・輸送の機能を持つ自転車が持つ可能性は評価されている。地震や水害、停電や交通遮断などあらゆる災害時に起こりうるシチュエーションを想定し、「移動」「電力供給」「物資輸送」など自転車が果たせる役割を自転車メカニック・デザインを学ぶ学生たちが考えた。

洗濯バイク

日本初の自転車の専門学校、東京サイクルデザイン専門学校の自転車クリエーションコース3年生は毎年「社会と自転車」をテーマに自転車開発に取り組む「Social Bike project」を実施している。

2025年は「災害レジリエンスと自転車」をテーマに掲げ、災害時に役立つ自転車を学生が企画・製作。自転車メカニック・デザインを学ぶ学生たちが、防災・減災の観点から自転車の新たな活用方法を研究・試作し、社会に向けて提案した。太陽誘電から提供してもらった電動ユニットを活用し、電動アシスト機能や発電機能を備えた災害対応型自転車の開発に挑戦。

発電機搭載バイク
箱に収まり備蓄ができるストックバイク

●東京サイクルデザイン専門学校のホームページ