ヴィンゲゴーが雨中のパリ〜ニース第4ステージで独走し首位に

2026パリ〜ニースは3月11日にブールジュ〜ウション間の195km第4ステージが行なわれ、チーム ヴィスマ・リースアバイクのヨナス・ヴィンゲゴーハンセン(デンマーク)が独走勝利。前日に首位に立ったリドル・トレックのフアン・アユソ(スペイン)がリタイアし、ヴィンゲゴーがトップに躍り出た。

ヴィンゲゴーが2026パリ〜ニース第4ステージで首位に ©A.S.O. / Billy Ceusters

アユソが落車リタイア、ヴィンゲゴーが初勝利

第84回大会の第4ステージは、今回初の本格的な山岳だったが、上りが始まる前から激しいアクションが繰り広げられた。雨と風の強い1日の中、フィニッシュまで195kmのブールジュでレース開始のフラッグが振られた途端、集団が出現した。イエローとホワイトのリーダージャージを着たアユソは、残り47kmでクラッシュに巻き込まれ、リタイアを余儀なくされるまで、首位を守る絶好の位置にいた。

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエはダニエル・マルティネス(コロンビア)のためにレースをリードし、ヴィンゲゴーだけが彼らのホイールに食らいついた。ヴィンゲゴーは、最大勾配16%のウションフィニッシュ地点までの最後の1kmを力強く走り切り、パリ〜ニース初のステージ優勝と、リーダージャージを獲得した。デンマーク選手のステージ優勝は8大会連続となるが、総合優勝はまだない。

春まだ遠き2026パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

この日、選手たちはスタート前に入念なウォーミングアップを行った。雨の対策か? ブレークをかけた激しい戦いを予想しているからか? それとも、南から吹く時速20~30km、最大時速45kmの横風を警戒しているのか?

ステージ開始から5kmも経たないうちに主要選手が動いた。アユソは集団の前方に位置し、ヴィンゲゴー、イネオス・グレナディアーズのオスカー・オンリー(英国)、UAEチームエミレーツ・XRGのブランドン・マクナルティ(米国)も上がっていく。

総合2位のケヴィン・ヴォークラン(フランス、イネオス・グレナディアーズ)は第3集団に取り残されたが、第2集団を追いかけて合流し、55秒から1分40秒までの差で先頭集団を追いかける展開に。

2026パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

最終局面で先頭集団はダニエル・マルティネスとレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのチームメート3人、そしてヴィンゲゴーに絞られた。残り8kmで最後の上りが始まる。傾斜は非常に不規則で、最後の1kmで最大勾配(16%)に達する。道が急激に上り坂になると、ヴィンゲゴーが独走を成功させ、パリ〜ニースでの初ステージ優勝を飾った。マルティネスは41秒遅れ。

総合成績でヴィンゲゴーはボーナスタイムも含めてさらに、マルティネスに52秒差をつけ、リーダージャージを獲得した。

ヴィンゲゴーが2026パリ〜ニース第4ステージで独走勝利 ©A.S.O. / Billy Ceusters

「こんなクレイジーな1日になるとは思っていなかった。ある程度はクレイジーかなと思っていたけど、まさかこんな結果になるとは。最後から2番目の上りで行く計画もあったが、最初から全開のレースだった。1日中、目まぐるしく、本当にきつく、服を脱ぐ時間さえなかった。ステージ優勝を果たし、イエロージャージを着ることができて、これ以上望むことはない」とヴィンゲゴー。

2026パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

「昨年はリーダージャージを着ていたのにクラッシュしてしまい、レースを棄権せざるを得なかた。パリ~ニースでステージ優勝を果たせたのは、チームタイムトライアル以外では初めてのこと。こんな形でシーズンをスタートできて本当にうれしい。

天候条件は明らかに影響した。スタート直後から横風が吹いていた。多くの選手が凍えそうになっていた。私は着込んでいたので、脱ぐこともできなかった。雨もレースに影響した。エドアルド・アッフィニがほとんど1日中一緒に走ってくれて、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。

総合順位でこれだけの差をつけられたのはありがたい。これからの目標はニースまでイエロージャージを持っていくこと。ここには非常に強いチームがいる。ディフェンスはできるはずだし、調子がよければもっとステージ優勝したい」(ヴィンゲゴー)

スーダル・クイックステップのカスパー・ピーダスン(デンマーク)が山岳賞。2026パリ〜ニース第4ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

アンドレースン区間優勝…デルトロ首位堅持【ティレーノ~アドリアティコ】

イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコは3月11日に第3ステージが行われ、デカトロン・CMA CGM チームのトビアスルンド・アンドレースン(デンマーク)がスプリント優勝。前日に首位に立ったUAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)がその座を守った。

デカトロン・CMA CGM チームのトビアスルンド・アンドレースンがティレーノ~アドリアティコ第3ステージ優勝 ©LaPresse

たくさんの小さなことの積み重ねの結果(アンドレースン)

「早めに先頭に出て、自分のサイドを守りたかった。左サイドを完璧にキープできた。右からの横風もあったが、理想的な状況だった」とアンドレースン。

「幸運なことにチームメートはとても強く、最後まで私を支えてくれた。彼らは完璧な仕事をしてくれた。まさに計画通り。こんなに大きなステップアップができたことに、私自身も少し驚いている。これはたくさんの小さなことの積み重ねの結果。素晴らしい装備、とてもいいウエア、そして新しいトレーナーがトレーニングにいくつか調整を加えてくれて、それがとてもうまくいっている。チームメートは本当に強い。これ以上ないほどうれしい。正しいメンタリティで、平地、上り坂など、さまざまなレースで勝利を収めていきたい」

ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse

デルトロが中間ポイントでボーナス1秒獲得

「中間スプリントを行う計画は、実際にはなかった。まずはレースの展開を確認す​​る必要があった。ペースは遅く、集団はまとまっていた。でも、ゴールラインがはっきりと見えなかった」というデルトロだが、中間スプリントポイントで1秒のボーナスタイムを獲得することに成功。

「それでも、非常にいいポジションを確保することができ、1秒を獲得することができた。1秒でもリードを広げられる方が常に有利。ティレーノ〜アドリアティコに臨むにあたり、総合成績を争う差はそれほど大きくないことは分かっていたので、中間スプリントも重要になる可能性があると感じた」とデルトロ。

ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse
デルトロがティレーノ~アドリアティコ第3ステージで首位を守る ©LaPresse

●2026ティレーノ~アドリアティコのコース

3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km

モンベルのオリジナル自転車シャイデックがプライスダウン

通学・通勤から週末のサイクリングまで日本のフィールドに合うように、アウトドアブランドのモンベルが設計したシャイデックがプライスダウンして発売された。

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●モンベルの詳細ページ

アユソがチームタイムトライアルを終えて首位に【パリ〜ニース】

2026パリ〜ニースは3月10日にコヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール間で第3ステージとして距離23.5kmのチームタイムトライアルが行なわれ、イネオス・グレナディアーズがトップタイム。リドル・トレックが2秒遅れの2位で、フアン・アユソ(スペイン)が総合成績でEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)を逆転して首位に立った。

フアン・アユソが2026パリ〜ニース第3ステージで首位に ©A.S.O. / Billy Ceusters

パリ〜ニース形式のチームタイムトライアルとは?

パリ〜ニース3日目に行われたチームタイムトライアルは総合順位の上位を争う、手に汗握る戦いとなった。前大会から採用された独自のルールが設定され、チーム内のトップでフィニッシュした選手のタイムがチーム全体としての成績に採用される。

一方で個人総合成績へのタイム積算は各選手の所要時間が適用される。トップと同じ集団でフィニッシュすれば同タイムだが、脱落すれば各選手がフィニッシュしたタイムが自身に適用される。これは2026ツール・ド・フランスでも採用される新たなチームタイムトライアル規則だ。総合成績の上位を狙う選手は、最後までチーム内の上位で走ることが求めらることになった。

パリ〜ニース形式のチームタイムトライアルフォーマットは、2026年にバルセロナで開幕するツール・ド・フランスの初日でも使用される。主催者は伝統的なレースを刷新し、集団パフォーマンスと個人の才能を融合させ、より戦略的な戦いを繰り広げようという意図がある。

2026パリ〜ニース第3ステージはチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

この日のイネオス・グレナディアーズは、そのパワーと戦術を最大限に活かして23.5kmのコースを制し、ケヴィン・ヴォークラン(フランス)を26分40秒(時速52.9km)でゴールさせた。チームメートのオスカー・オンリー(英国)はわずか1秒差でフィニッシュラインを通過し、リドル・トレックのフアン・アユソはチームの最上位、ヴォークランから2秒遅れでフィニッシュした。

2日目に4秒のボーナスを獲得したアユソは、3日間の所要時間でヴォークランを2秒上回ることになり、総合リーダーに。2018年のルイスレオン・サンチェス以来となるスペイン選手として黄と白のジャージを着ることになる。その年は、最終日にマルク・ソレルがレースの流れを逆転させた年となった。総合優勝争いはいよいよ本格的に始まり、大会4日目にはウションでの過酷な山頂フィニッシュで続く。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルを走るチーム ヴィスマ・リースアバイク ©A.S.O. / Billy Ceusters

チーム ヴィスマ・リースアバイクはヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)を筆頭に4選手でフィニッシュした。そしてリドル・トレックはマティアス・ヴァチェク(チェコ)、ソセーアン・クラーウアナスン(デンマーク)、ヤコブ・セーデルクヴィスト(スウェーデン)といった強力な選手たちを駆使し、アユソを好タイムでフィニッシュさせた。その結果、ステージ優勝はイネオス・グレナディアーズに奪われたが、アユソを総合成績のトップに押し上げることに成功した。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルを走るUAEチーム ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

リーダージャージではなくステージ優勝がほしかった(アユソ)

「今朝は本当にモチベーションが高かった。僕もチームも、勝てると確信していた。チームとしてたった2秒の差で負けるのは本当に辛い。でも選手たちは勝利に値した。本当にいい仕事をした。今日のような日々のために、一緒に一生懸命トレーニングしてきた。いい戦略を立て、あらゆる瞬間にペース配分を心得ていた。最後の部分は本当にうまくいったと思う」とアユソ。

「がっかりしたというよりは、少し悲しい気持ちだ。ジャージではなくステージ優勝がほしかったからね。それでも、黄色いジャージを着ることができて本当にうれしい。これが自転車レースだから。もっと強いチームがいたならおめでとうと言う。そして、もっといい結果を出せる日がまだあると思う。

こうしてすべてが積み重なって、ボーナスタイムのおかげでリードできたのはうれしい。でも、パリ〜ニースでは状況が急変することもある。明日は悪天候で、本当に厳しいステージになるかも」

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアル ©A.S.O. / Billy Ceusters

「イネオス・グレナディアーズで自分の力を試すのを本当に楽しみにしていた。それが我々にとって有利に働くことは分かっていた。そして、自分たちの成果を披露できることを本当にうれしく思う。チームは非常にいい雰囲気だ。今回のタイムトライアルでは全てが順調に進んだ。勝利したが、具体的な結果は後で確認したい。自分たち自身、そして自分たちの仕事にとても誇りを感じている。チームにとって大きな勝利だ」とヴォークラン。

2026パリ〜ニース第3ステージのチームタイムトライアルで優勝したイネオス・グレナディアーズ ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度

ファンデルプールが未舗装ステージ優勝…デルトロ首位に【ティレーノ~アドリアティコ】

イタリア半島を挟むティレニア海からアドリア海までを走るティレーノ~アドリアティコは3月10日、未舗装路区間を含む第2ステージが行われ、アルペシン・プレミアテックのマチュー・ファンデルプール(オランダ)がUAEチームエミレーツ・XRGのイサーク・デルトロ(メキシコ)を制して優勝。総合成績ではデルトロがイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナ(イタリア)を逆転して首位に立った。

ファンデルプールがティレーノ~アドリアティコ第2ステージの未舗装区間で独走 ©LaPresse

区間2位のデルトロがボーナスタイムを利して首位に

ファンデルプールはグラベルロードと呼ばれる未舗装路で決して期待を裏切らない。チューダー プロサイクリングチームのジュリアン・アラフィリップ(フランス)がレースを盛り上げた後、5.3kmの長い上り坂でファンデルプールが抜け出した。

チーム ヴィスマ・リースアバイクのエース、マッテオ・ジョーゲンソン(米国)がクラッシュしたため、ファンデルプールとの差を埋めることができたのはデルトロとレッドブル・ボーラ・ハンスグローエのジュリオ・ペリツァーリ(イタリア)だけだった。中世の町サン・ジミニャーノまでの上り坂のスプリントは3人で争われ、ファンデルプールが僅差で勝利。デルトロはペリツァーリに総合成績で3秒差をつけ、首位に躍り出た。

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse

テレビで観戦してもよかったが、勝ててうれしい(ファンデルプール)

「今日は負けるのが怖かった。雨で最後はかなりトリッキーで、とても滑りやすく、不安定だった。まずはグラベルセクション前のポジション取りが重要だった。でも、レース前にはみんな分かっていた」とファンデルプール。

ファンデルプールがティレーノ~アドリアティコ第2ステージの未舗装区間で独走 ©LaPresse

「グラベルを走れたのは本当に最高だった。トラブルを起こさないように努力したし、チームもいい仕事をしてくれた。テレビで観戦していてよかったし、僕も楽しんだ。実際、フィナーレは美しく、とても厳しかった。デルトロとペリツァーリを待ったわけではなく、彼らはすぐに追いついてきた。コーナーで滑ってチェーンが切れてしまった。その時、デルトロが総合優勝を狙っていることがわかった。

また勝てて最高だ。2025年はステージ優勝できなかったが、いい感触はあった。勝つには少しの幸運も必要だ。シーズンの目標に向けて、少しでも上達するためにここに来た。ティレーノ〜アドリアティコの次のステージはまだ見据えておかなければならない。スプリントステージではチームにヤスペル・フィリプセンもいる。ボクが優勝を狙えるステージがほかにあるかどうか確認しないといけない。ぜひ勝ちたいからね!」(ファンデルプール)

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse

グラベルは楽な気持ちで走れた(デルトロ)

「フィニッシュの展開にはかなり満足している。最終コーナーでの転倒を避けることが重要だった。とても長いスプリントだったので、リーダージャージを獲得できてまずはよかった。この順位にいられて本当にうれしい」と首位に立ったデルトロ。

「ジョーゲンソンが転倒した後、彼が追いつくのは難しいだろうと思い、最後まで全力で走り切った。グラベルは本当に楽しかった。初めてストラーデ・ビアンケを走った時も、安心して走れたが、今回はさらに気持ちが楽になった。総合優勝争いには多くの選手が迫っている。ペリツァーリが最も近いが、他にも新しい選手が加わると思う。彼が今日はいい成績を残すだろうと思っていた。彼は本当に強いので、私にとっては驚きではなかった」

ティレーノ~アドリアティコ第2ステージ ©LaPresse
ファンデルプールがデルトロらを抑えてティレーノ~アドリアティコ第2ステージ優勝 ©LaPresse
デルトロがティレーノ~アドリアティコ第2ステージで首位に ©LaPresse

●2026ティレーノ~アドリアティコのコース

3月9日(月) 第1ステージ リド・ディ・カマイオーレ〜リド・ディ・カマイオーレ 11.5km(個人タイムトライアル)
3月10日(火) 第2ステージ カマイオーレ〜サン・ジミニャーノ 206km
3月11日(水) 第3ステージ コルトナ〜マリアーノ・デ・マルジ 221km
3月12日(木) 第4ステージ タリアコッツォ〜マルチンシキュロ 213km
3月13日(金) 第5ステージ マロッタ・モンドルフォ〜モンバロッキオ 184km
3月14日(土) 第6ステージ サン・セヴェリーノ・マルケ〜カメリーノ 188km
3月15日(日) 第7ステージ シビタノーヴァ・マルケ〜サン・ベネデット・デルトロント 142km

パリ〜ニース第2ステージはカンターV…ランパーティが首位守る

2026パリ〜ニースは3月9日にポンヌ〜モンタルジ間の187kmで第2ステージが行なわれ、ゴール勝負でXDS・アスタナ チームのマックス・カンター(ドイツ)が優勝。初日に首位に立ったEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)がその座を守った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

壮観なスプリントフィニッシュで知られる第2ステージのゴール地点モンタルジだが、カンターが勝利した。ドイツ人スプリンターはここまで2位ばかりだったが、これまでで最大の勝利を収めた。デカトロン・CMA CGM チームのダーン・ホーレ(オランダ)は残り21kmで大胆なアタックを仕掛けたが、最後の1kmで追いつかれた。

ランパーティはステージ5位に入り、僅差でイエローとホワイトのリーダージャージを守った。ロット・アンテルマルシェのフィト・ブラーツ(ベルギー)は中間スプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎ、総合成績で同タイムの2位となった。第3ステージはチームタイムトライアルが行なわれ、順位が一変することが想定される。

XDS・アスタナ チームのマックス・カンターが2026パリ〜ニース第2ステージ優勝 ©A.S.O. / Billy Ceusters

トゥーニッセンの牽引でカンターが自身最大の勝利

187kmの第2ステージは標高差1270m、カテゴリー3級の上り坂を3つ、そして集団スプリントの可能性もある平坦な区間が続く。この地域は風が強いことが多いが、天気予報では風速約10kmの穏やかな風が予想されていた。

前日に山岳賞ジャージを手中にしたスーダル・クイックステップのカスパー・ピーダスン(デンマーク)がこの日も先行して山岳ポイントを通過。山岳賞の1位を守った。 

ランパーティのEFエデュケーション・イージーポストとビニアム・ギルマイ(エリトリア)のNSNサイクリングチームはメイン集団の先頭でペースメーク。集団スプリント勝負に持ち込んだ。

デカトロン・CMA CGM チームはスプリンターのケース・ボル(オランダ)が終盤の落車で遅れてしまい、本来はリード役を務めるホーレが残り21kmでアタック。30秒差をつけたが最後の1km手前で捕まった。XDSアスタナはマイク・トゥーニッセン(オランダ)が力強くトップに立ち、カンターをリード。カンターが自身最大の勝利を飾った。

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

「こんなに権威のあるレースで優勝できたのは夢のようだ。パリ〜ニースは世界最大級のレースの一つ。長い間、この勝利のために戦い続けてきた。ワールドツアーでの初優勝は信じられない気持ち」とカンター。

ここ数週間は最高の状態ではなく、自信があまりなかったという。それでも最後の200mで全力を尽くした。チーム力で最高の位置でスプリントできた。

「フィナーレをコントロールするのは非常に難しかった。タイミングを見極めることが全てだった。トゥーニッセンと私は、できる限り一緒に走ろうと努めた。残り2kmの時点ではベストポジションではなかったが、彼は最後のラウンドアバウトに向けて信じられないほどの加速を見せ、その後も素晴らしいリードアウトを見せてくれた。

今朝、バスの中では、このステージを完走できるかどうかさえ自信がなかった。ここ数日、バイクの調子が本当に悪かったからだ。でも、今、勝てた!」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters

チームタイムトライアルの最後にスタアートするのがうれし

「今日は本当に特別な1日だった。0km地点からずっと楽しめた。こんなジャージを着られる機会は滅多にない。私にとっては初めての経験だ。本当に本当に楽しかった」と首位を守ったランパーティ。

「ブラーツが中間スプリントでトップになり、総合順位は同タイムになっていた。フィニッシュの前にそのことは分かっていたが、とにかくステージ優勝を目指して走った。チームメートには普通に走るだけだ、彼に勝とうとは思っていない、自分たちになにができるかを見極めると伝えていた。

最後はカスパー・アスグリーンが一緒にいてポジションを上げてくれたが、結局完全には攻めきれなかった。スプリントではもう少し力を発揮したかったが、明日のためにジャージをキープできたのはうれしい。チームタイムトライアルで最後尾のスタートするのは本当にうれしいし、きっとまた楽しめると思う」

2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージ ©A.S.O. / Billy Ceusters
2026パリ〜ニース第2ステージでEFエデュケーション・イージーポストのルーク・ランパーティ(米国)が首位を守った ©A.S.O. / Billy Ceusters

●2026パリ〜ニースのコース

3月8日(日) 第1ステージ アシェール〜カリエール・スーポワシー 170.9km★
3月9日(月) 第2ステージ エポンヌ〜モンタルジ 187km
3月10日(火) 第3ステージ コヌクール・シュルロワール〜プリー・シュルロワール 23.5km(チームタイムトライアル)
3月11日(水) 第4ステージ ブールジュ〜ウション 195km★★
3月12日(木) 第5ステージ コルモランシュ・シュルソーヌ〜コロンビエール・ルビュー 206.3km★
3月13日(金) 第6ステージ バルバンタン〜アプト 179.3km★
3月14日(土) 第7ステージ ニース〜オーロン 138.7km★★★
3月15日(日) 第8ステージ ニース〜ニース 129.2km★★
★は難易度