ブラウン悲願の初優勝‥リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファム

第8回リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファムがベルギーで4月21日に行われ、FDJ・スエズのグレース・ブラウン(オーストラリア)が悲願の初優勝を手中にした。2020年は英国のエリザベス・ダイグナンに敗れて2位、2022年はオランダのアネミック・ファンフルーテンに敗れて2位だった。

ブラウン(左)がロンゴボルギーニ(中央)、フォレリング(右)を制した。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファム ©A.S.O. Billy Ceusters
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの象徴とも言えるサンロシュの丘 ©A.S.O. Billy Ceusters
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファム ©A.S.O. Billy Ceusters
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで中盤から逃げ続けたブラウン、エリーズ・シャベー(右)、キム・キャゾー(左) ©A.S.O. Billy Ceusters
ブラウンがリエージュ〜バストーニュ〜リエージュファム優勝 ©A.S.O. Billy Ceusters
ブラウンを中央に、左が2位ロンゴボルギーニ、右が3位フォレリング。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファム ©A.S.O. Billy Ceusters

●リエージュ〜バストーニュ〜リエージュファムのホームページ

ポガチャルが独走でリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝

第110回リエージュ〜バストーニュ〜リエージュがベルギーで4月21日に行われ、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)が独走で3年ぶり2度目の優勝を果たした。1分39秒遅れの2位はDSMフィルメニッヒポストNLのロマン・バルデ(フランス)。2分02秒遅れの集団スプリントでトップを取ったアルペシン・ドゥクーニンクのマチュー・ファンデルプール(オランダ)が3位。

ラ・ルドゥーテでアタックしたポガチャル ©A.S.O. Gaëtan Flamme

ポガチャルは6度目のモニュメントタイトル獲得となり、世界チャンピオンのファンデルプールに並んだ。

ポガチャルが天国の義母に捧げるウイニングポーズ ©A.S.O. Gaëtan Flamme
バストーニュ近郊にあるサンロシュの丘 ©A.S.O. Gaëtan Flamme
アルカンシエルのファンデルプール ©A.S.O. Gaëtan Flamme
ポガチャルが2024リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝 ©A.S.O. Gaëtan Flamme
ポガチャルを中央に、左が2位ロマン・バルデ、右が3位マチュー・ファンデルプール ©A.S.O. Gaëtan Flamme

ジェイコ・アルウラーとLivのチームウエアが待望の発売へ

ジェイコ・アルウラーと女子チームのLiv AlUla Jaycoの2024チームキットが4月下旬にジャイアントから発売される。軽量ドロッパーシートポスト、リサイクル素材使用のボトルケージ、バーテープ、サドルバッグ、フロアポンプなどのギア新製品も発売。

2024 TEAM JAYCO ALULA SS JERSEY ¥26,400(税込)
REV PRO ASIA MIPS TEAM JAYCO ALULA 2024 ¥30,800

●ジャイアントの詳細ページ

Team Jayco Alula – Altea – 14/12/2023 – photo / Ivan Benedetto SprintCyclingAgency©2023
2024 TEAM LIV JAYCO ALULA SS JERSEY ¥26,400(税込)

●Livの詳細ページ

ニエウィアドマが1770日ぶりの優勝‥フレーシュ・ワロンヌ ファム

27回目の開催となる女子のワンデーロードレース、フレーシュ・ワロンヌ ファムが2024年4月17日、ベルギーのユイを発着とする距離146kmで開催され、キャニオン・スラムレーシングのカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)が初優勝。1770日間もロードレースでの勝利に見放され、2021年は2位、他大会を含めて53回も5位以内にゴールしてきた29歳が、久々の勝利を挙げて大泣き。「耐え忍んでいればいつかは成功する」とコメントした。

フレーシュ・ワロンヌファムでニエウィアドマがフォレリングとロンゴボルギーニを撃破 ©A.S.O. Billy Ceusters

連覇を狙ったチームSDワークス・プロタイムのデミ・フォレリング(オランダ)は2秒遅れの2位。4秒遅れの3位はリドル・トレックのエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)。

ミュール・ド・ユイを上る先行選手 ©A.S.O. Billy Ceusters
ミュール・ド・ユイで逃げた選手を追いかけるメイン集団 ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファム ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファムで優勝を争った3選手がそれぞれを称える ©A.S.O. Billy Ceusters
フレーシュ・ワロンヌファムを制したニエウィアドマ。左が2位フォレリング、右が3位ロンゴボルギーニ ©A.S.O. Billy Ceusters

ウィリアムズが極寒で過酷な激坂フレーシュ・ワロンヌ初優勝

イスラエル・プレミアテックのスティーブン・ウィリアムズ(英国)が2024年4月17日にベルギーで開催された第88回フレーシュ・ワロンヌを制した。英国勢としては初勝利。激坂ミュール・ド・ユイを4回上るレースで、最後の登坂で絶妙なタイミングから抜け出してトップフィニッシュした。

フレーシュ・ワロンヌのミュール・ド・ユイ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
スティーブン・ウィリアムズがフレーシュ・ワロンヌ優勝 ©A.S.O.-Gaetan-Flamme

太陽の光、土砂降りの雨、さらには雪も見られた距離198.6kmのレースで、アルケアB&Bホテルズのケヴィン・ヴォークラン(フランス)が3秒遅れの2位、ロット・デスティニーのマキシム・ファンヒルス(ベルギー)が3位になった。

シャルルロワをスタートするフレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌの勝負どころ、ミュール・ド・ユイ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌの序盤戦は好天だったのに ©A.S.O.-Gaetan-Flamme
フレーシュ・ワロンヌ ©A.S.O.-Gaetan-Flamme

上川陽子外務大臣もマリアローザ‥G7でジロ・デ・イタリアの説明を受ける

主要7カ国(G7)の外相会合が4月17日夜にイタリア南部のカプリ島で始まったが、ジロ・デ・イタリアG7外相をピンク色に染めた。

上川陽子外務大臣もマリアローザ ©LaPresse

ジロ・デ・イタリア、G7外相にマリアローザを提供


イタリアのアントニオ・タヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣が主催したG7外相会合で、RCSメディアグループのウルバーノ・カイロ社長が、世界のスポーツ大使としてのジロ・デ・イタリアの役割について、G7外相に説明した。

タヤーニ副首相と上川陽子外務大臣のマリアローザ ©Alessandro Garofalo /LaPresse

ジロ・デ・イタリアはG7外相会議をピンク色に染めた。タヤーニ副首相兼外務・国際協力大臣が会議にカイロ社長を招き、ジロ・デ・イタリアが世界のスポーツ大使であること、そしてスポーツが常に平和のメッセンジャーでなければならないことを語ったという。

「スポーツ外交は、イタリアを宣伝するための重要なツール」とタヤーニ副首相。
「ジロ・デ・イタリアは、世界におけるイタリアの特別なショーケース。経済成長に貢献し、観光と投資を誘致し、通過する地域を強化する。だからこそ世界に向けてのイタリアスポーツのアンバサダーなのです」

「自転車はこれまで存在した中で最も環境に優しい交通手段。各イベントをより環境に優しく、より環境的に持続可能なものにし、地球への小さな貢献も行う」とカイロ社長。
「スポーツは常に国家間の平和のメッセージを伝えており、ジロ・デ・イタリアはタヤーニ大臣から与えられたこの重要な叙任のおかげで、常にこの方向で機能していく」